SE の雑記

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Archive for 7月, 2022

SQL Server 2022 CTP 2.1 がリリースされました

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本日、SQL Server 2022 CTP (Community Technology Preview) 2.1 がリリースされました。

CTP 2.1 ではいくつかの機能が追加されており、上記のアナウンス並びに、What’s new in SQL Server 2022 (16.x) Preview から CTP 2.1 で実装された機能を確認することができます。

大きな内容としては、次のようなものでしょうか。(CTP 2.1 からクエリストアのデフォルト有効化が実装されていたりもします)

  • データ仮想化
  • データ仮想化で CETAS (CREATE EXTERNALTABLE AS SELECT) をサポート
  • Delta Table フォーマットのサポート
  • Ledger
    • Azure BLOB ストレージに Ledger ダイジェストの自動アップロードをサポート
  • T-SQL
    • 集計 / T-SQL / ビット操作関数の強化

    T-SQL の機能強化については、各関数のドキュメントから確認できますので、それ以外のアップデートで確認しておきたいドキュメントをまとめておきたいと思います。

    Twitter で気づいたのですが、Stretch Database は 2022 で非推奨機能になったようです。

     

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    Written by Masayuki.Ozawa

    7月 28th, 2022 at 7:27 pm

    2022年7月の Azure SQL Database Update

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    2022年7月は、投稿を書いている時点では、Azure Updates には、SQL Database の更新のまとめはアナウンスされていませんが、Azure SQL Blog のまとめや、Azure Updates に機能単位のアナウンスは行われていますので、情報をキャッチアップしておきたいと思います。Azure Updates にまとめがアナウンスされたら、本投稿に追記を行いたいと思います。(今月はバタバタしていて、情報をキャッチアップできていないので、そろそろまとめないと更新が把握できない…)

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    Written by Masayuki.Ozawa

    7月 27th, 2022 at 6:57 pm

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    SQL Server 2022 New Features: ラッチ (ページラッチ / バッファーラッチ) 待機の情報の強化

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    現時点のリリースノートには記載されていないのですが、SQL Server 2022 では、ラッチ (ページラッチ / バッファーラッチ) で待機が発生している場合の情報の出力内容が強化されています。

    SQL Server では、ラッチは、

    • バッファーラッチ
    • 非バッファラッチ (Non Buffer Latch)

    の二種類に大別されますが、今回は「バッファーラッチ」を例として情報を記載しています。

    SQL Server のラッチについては、SQL Server でラッチの競合を診断および解決する で解説されていますので、ラッチについての詳細はこちらを確認してください。

    ラッチについては SQL Server 以外の RDBMS でも実装されています。

    SQL Server ではラッチというと非バッファラッチを差すケースが多いですが、RDBMS における一般的なラッチは、SQL Server ではバッファーラッチとなり、メモリ上のページの保護をするために使用されている同期プリミティブを刺すことになると思います。

    SQL Server バッファー プール内のページのデータの書き込みまたは読み取りが行われるときは常に、ワーカー スレッドにおいて最初にそのページのバッファー ラッチを取得する必要があります。 バッファー プール内のページにアクセスするために使用できるバッファー ラッチには、排他的ラッチ (PAGELATCH_EX) や共有ラッチ (PAGELATCH_SH) など、さまざまな種類があります。

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    Written by Masayuki.Ozawa

    7月 26th, 2022 at 11:18 pm

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    Power BI PPU でデータマートを使用できるようになったので SQL Database の構成を確認してみる

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    本日、Power BI データマートが東南アジア (シンガポール) でも使用できるようになったようで、シンガポールから東日本にテナントをお引越ししなくてもよかったのではと思う今日この頃ですが、私が使用している Power BI Premium Per User (PPU) の環境でデータマートを触れるようになったので、SQL Database の構成を簡単にではありますが確認してみました。(Power BI Embedded でも試すことができ、PPU も Embedded も同じ構成となっているようでした)

    考慮事項と制限事項 で東アジアが制限から外れたので、日本の Power BI ユーザーも広範囲で試すことができそうですね。

    image

    Power BI データマートの説明については、データマートの概要 のドキュメントツリーを確認していただければと思います。

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    Written by Masayuki.Ozawa

    7月 26th, 2022 at 8:28 pm

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    SSMS インストール時の再起動要求はどの辺の情報を見ているのだろう

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    SSMS のアップグレードを実行しようとして、インストーラーを起動すると次のような、再起動要求の画面が表示されることがあります。

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    検証環境に Windows Update を適用した後に SSMS も一緒にアップグレードしておくかと思って、最新のインストーラーをダウンロードしてセットアップすると、これに遭遇することが多いのですが、どの辺の情報を見て判断しているのかが気になったので軽く見てみました。

    確認した範囲では、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update\RebootRequired」のレジストリキーが存在していると、上記の再起動要求の画面が表示されるようでした。

    Windows の再起動要求の判断は How to Check for a Pending Reboot in the Registry (Windows) で記載されているようなレジストリを見ているケースもあり、今回確認できたキー以外で判断されるかもしれませんが、Windows Update 直後の環境で上記の画面が表示されていたので、何となくどの辺の情報を見ているのか確認してみました。

    Written by Masayuki.Ozawa

    7月 22nd, 2022 at 6:55 pm

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