Archive for the ‘Microsoft Azure’ tag
Power BI データフローで使用するストレージに ADL Gen2 を利用する
2021/1 時点では、プレビューの機能となりますが、Power BI データフロー で使用するストレージを、Power BI で提供される内部ストレージではなく、Azure Data Lake Storage Gen2 (ADL Gen2) を使用するという設定があります。
この設定により ADL Gen2 を使用した場合、どのようにデータが格納されるのかを確認したことが無かったので、一度試してみました。
SQL Server on Azure VM の AlwaysOn 可用性グループで DNN がサポートされました
DNN については、以前、Lift and Shift Always On SQL Server Failover Cluster Instance (SQL FCI) to Azure VMs で、SQL Server 2019 CU2 を適用することで、Failover Cluster Instance のサポートが行われていました。
今回、Released: Support for Dynamic Network Names (DNN) Listeners for Always On Availability Groups でアナウンスがあり、SQL Server 2019 CU8 を適用することで、SQL Server on Azure VM で AlwaysOn 可用性グループを構築する際に、可用性グループのリスナーで DNN (Dynamic Network Names) Listeners がサポートされるようになりました。
これにより、AlwaysOn 可用性グループにアクセスする際にロードバランサーを使用することなくアクセスができるようになります。
関連情報は次のドキュメントとなります。(投稿を書いている時点では、英語版にのみ情報が公開されています)
Azure Functions で PowerShell 7.0 が使用できるようになりました
アナウンスされていたのかがわかっていないのですが、以前から manually specify powershell version (e.g. 7) という Issue があり、Azure Functions の PowerShell 7.0 のサポートについてディスカッションが行われていました。
The rough ETA for official GA (including portal and tools support) is the beginning of July.
正式な GA は 7 月上旬ということになっていたので、ポータルを確認してみたところ、7.0 を選択できるようになっていました。
Windows 上で動作している PowerShell 7.0.0 として認識されていますね。
PowerShell 7.0 になると、ForEach-Object に追加された並列実行 が使用できるようになるのがうれしいですね。
(Foreach の Parallel については Example 11: Run slow script in parallel batches 以降の情報も参考になります)
Azure Functions の PowerShell のランタイムスタックですが、昔は関数のテンプレートは HTTP / Timger Trigger 程度だったと思っていたのですが、今は使用できるテンプレートが増えており、各種トリガーや Preview で Durable Functions のテンプレートも選択できるようになっています。
まだドキュメントは読めていないのですが、Durable Functions Support for PowerShell で Issue が上がっており、Github 上で、How to try Durable PowerShell functions として、チュートリアルが公開されています。
SQL Database 関連の関数を Timer トリガーで作ることは結構あるのですが、それ以外のトリガーは使っていなかったので、色々なトリガーを触ってみないとですね。
Visual Studio Code を使用した PowerShell の関数開発でも、PowerShell 7.0 を使用することができるようです。
PowerShell 7.0 を使用するためには、ランタイムバージョンは 3.0 を使用するようにして、次のような設定を行う必要があるようです。
1. Azure Functions Core Tool 3.x をインストールする
npm install -g azure-functions-core-tools@3
2. 「.vscode\settings.json」 の「azureFunctions.projectRuntime」を「~3」に変更
(Core Tool 3.x が入っていれば、デフォルトで ~3 になっていると思います)
3. 「local.settings.json」に「"FUNCTIONS_WORKER_RUNTIME_VERSION": "~7"」を追加
これで、VS Code で PowerShell Functions の開発を行った際の PowerShell のバージョンを 7.0 にすることができます。
PowerShell で Azure REST API にアクセスする際の覚書
PowerShell で Azure の REST API を実行しようと思った際に、良く忘れてしまうのでメモとして。
Synapse Analytics の特徴って何なんだろう??
Synapse Analytics については、以前 SQL Data Warehouse (SQLDW) と呼ばれていた部分のみしかきちんと理解できておらず、全体像がぼんやりとしたままでした。
Azure Synapse Analytics Overview がとても素晴らしくまとまっていました。
旧 SQL DW 部分以外は実際には触れていないので、理解に誤りがある個所もあると思いますが、このスライドを見ながら特徴を勉強してみようかと。
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Azure VM にセルフインストールした SQL Server で tempdb を D ドライブに配置するための機能を利用する
Azure Virtual Machines における SQL Server のパフォーマンスに関するガイドライン 等の情報に記載されていますが、SQL Server on Azure VM を使用する場合、tempdb 用のファイルを D ドライブに配置するというチューニング方法があります。
SQL Server on Azure VM を SQL Server インストール済みのイメージから展開する場合は、最近の展開であれば、ストレージの最適化として、D ドライブに配置するように構成ができるようになっています。
この配置ですが、以前に展開した SQL Server インストール済みのイメージや、自分で Azure VM に SQL Server をインストールしたセルフインストールの環境では構成がされていない状態となります。
今回の投稿では、この tempdb を D ドライブ (ローカル SSD) に配置する方法をまとめておこうかと思います。
公式のドキュメントとしては、一時ディスク に記載されており、詳細な解説は Announcing Performance Optimized Storage Configuration for SQL Server on Azure VMs with SQL VM RPで行われています。
VM のサイズによっては D ドライブのサイズが少なく、VM の通常のディスク上に配置する必要があるかもしれませんが、tempdb のスループットを向上させるための汎用的な方法として覚えておくと利便性は高いのではないでしょうか。
Azure Shared Disk の情報のメモ
先日、Azure Shared Disk の Preview についての情報が公開されました。