Azure Stack の SQL Hosting Service に Windows の SQL Server の AlwaysOn 可用性グループを組み込む方法が分かったので、次は SQL Server on Linux の可用性グループが組み込めるかを実験してみました。
検証のため STONITH は無効にしてしまっているのですが、この状態では SQL Server on Linux の可用性グループを組み込むことはできました。
(azure_arm が Azure Stack で動作するかは要検証ですね)
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Archive for the ‘Azure Stack’ Category
Azure Stack に SQL Server on Linux の可用性グループを組み込めるかを実験してみる
Azure Stack 向けの AlwaysOn 可用性グループ環境を作るために必要な作業 (暫定版)
2016Azure Stack 向けの AlwaysOn 可用性グループ (AG) の環境を作成するための雑な手順です。
まだ自動化とか考えられていないので、一つ一つ手動で実行して下さい(
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Azure Stack の SQL リソースプロバイダーの DB 作成で実行されているクエリを確認する
Azure Stack の SQL リソースプロバイダーで作成されている DB とログインのクエリをまとめてみたいと思います。 Read the rest of this entry »
Azure Stack の SQL Hosting Servers に AlwaysOn 可用性グループのサーバーを追加するときの覚書
別途、投稿は書こうかと思いますが、ひとまず覚書として。
「まいど」から「以上ヾ(‘ω’)ノ゛」まで、Azure Stack を見つめる某氏に環境をお借りして、検証した内容をちょっとずつ書いていきたいと思います。
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Azure Stack TP3 のストレージアカウントと SQL Server の連携を試してみる
Azure Stack ではストレージアカウントも作成できますので、このストレージアカウントと SQL Server の連携機能についても少し試してみました。
Azure Stack のストレージアカウントの作成については、次のような設定となっています。
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Azure Stack TP3 の SQL Hosting Server / SQL Databases の構成を把握する
Azure Stack TP3 の環境を、SQL Server resource provider adapter がインストールされている状態で、お借りすることができたので、TP3 時点の Azure Stack では、どのような構成で、SQL Server を使用することができるのかをまとめてみたいと思います。
SQL Server 向けのリソースプロバイダー (以降、SQL RP) については、次の情報から確認することができます。
Use SQL databases on Azure Stack
本投稿は、Azure Stack も SQLRP もどちらも Preview の内容ですので、今後変更があるかもしれないということはご了承ください。
また、管理用のポータルで構成を把握するための検証をしているため、エンドユーザーに利用する場合の方法については本投稿では基本的に触れていません。
大事なことを書いておくと、この? SQL RP で提供される SQL Server のデータベースは、
The resource provider does not support all the database management capabilities of Azure SQL Database. For example, elastic database pools and the ability to scale database performance aren’t supported.
となっていることです。
Azure では「SQL Database」として、PaaS 型の DB が提供されており、Azure Stack では、この SQL RP により提供される DB が Azure Stack 版の SQL Server の PaaS 型 DB に相当すると思うのですが、この二つの機能は大きく異なっています。
SQL Database は、SQL Server のデータベースエンジンと同等のものを使用していますが、Azure に適応された形でカスタマイズがされている「SQL Server のデータベースエンジンを使用している Azure に適応したものとして開発が行われたデータベース」です。
たいして、Azure Stack の SRP 提供されるデータベースは「製品版 (Box 版) の SQL Server を使用して SQL Server 内のデータベースを切り出した形て提供をする」ものとなっています。
そのため、SQL RP で使用する SQL Server の管理や、構成などについてもすべて、Azure Stack の提供側で考慮する必要があり、ドキュメントにも書かれているように、Elastic Pool や、データベース単位のパフォーマンスの制御機能といったものは標準の仕組みとして、現時点のプレビューの段階では提供されていません。
SQL Server のリソースガバナーと組み合わせた形で今後提供されるかもしれませんが、現時点の実装では、次のようなことは、リソース提供側で考慮する必要があります。
- サーバーの管理 (バックアップを含めた運用)
- 冗長構成 (AlwaysOn 可用性グループ等を利用した、SQL Hosting Service のサーバーの構築)
- データベース毎のリソース制御 (CPU / メモリ / ディスク I/O)
(データベースのサイズの制御は、Azure Stack 側で実施できます) - tempdb の利用状況 (複数のデータベースは同一の tempdb を使用します)
SQL RP による提供される SQL Database の構成の全体がいようとしては、次の図のような感じでしょうか。
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