Azure Stack HCI には管理用のコマンドがいくつかありますが、どのようなコマンドを利用することができるかを把握できていなかったため、メモとして関連しそうなコマンドを残しておきたいと思います。
Archive for the ‘Azure Stack HCI’ Category
Azure Stack HCI 23H2 に展開した Azure Edition の VM のライセンス認証について
Azure Stack HCI の利点として、VM に Windows Server Azure Edition を使用できるという特典があります。
2024/3/10 時点で提供されているイメージ (20348.2227.240206) を 23H2 上に展開した VM でライセンス認証を行うために必要となる作業をまとめておきたいと思います。
ライセンスについては、BYOL での利用は想定しておらず、Windows Server サブスクリプションでの利用を想定しています。
Azure Stack HCI 23H2 2311.3 / 2402.0 がリリースされました
Azure Stack HCI 23H2 の 2311.3 / 2402.0 がリリースされたようです。
最新は 2402 となりますが、2311.3 → 2402.0 の順で更新を行う必要があるため、2402 への更新をターゲットとした場合も 2311.3 を一度経由する必要があるようです。
This release supports both – new deployments and updates. You must be running version 2311.3 to update to this release.
実際に更新をしてバージョンを取得した情報がこちらになります。
Get-SolutionUpdate | ft ResourceId, Version, MinVersionRequired, InstalledDate, State, UpdateStateProperties, KbLink, PackageSizeInMb
HCI のバージョン表記については、2311.x のバージョン番号の形式ではなく、今後は YYMM.x の形式になるんですかね。
更新内容 / 既知の問題については、次の情報から確認できますので、後程確認しておこうかと。
AVD for Azure Stack HCI でプライベートエンドポイントが使用できるか検証してみる
AVD for Azure Stack HCI の AVD に関する Azure リソース は 通常の AVD と同様のリソース構成 (ホス トプール / アプリケーション グループ / ワークスペース) となっており、使用するセッションホストが Azure VM ではなく、Arc VM 管理で展開された仮想マシンとなっています。
AVD for Azure Stack HCI は、現時点では AVD のすべての機能は提供されておらず 制限事項 に記載されている機能制限があるのですが、この記載にはプライベートエンドポイントについての記載はなかったため、使用することができるかを検証してみました。
AVD のクライアントとして使用している環境は、次の内容となっています。
- Azure Stack HCI と同一のドメインに参加しており、DNS は AD の DNS を参照
- クライアントから Azure でプライベートエンドポイントを作成した VNET には VPN 経由でアクセスが可能
本検証で使用した、AVD のパブリックアクセスの設定は次のようになっており、プライベートエンドポイント接続を作成した環境となっています。(ホストプールについては「パブリックアクセスを無効にし、プライベートアクセスを使用する」の設定でも動作しました)
2024/2/21 時点で AVD for Azure Stack HCI で Windows Server のセッションホストを展開する際に必要となる手動作業
本投稿を記載している 2024/2/21 時点の内容となり、今後改善されると思います。
AVD for Azure Stack HCI では Azure Marketplace から提供されているイメージを使用することで、カスタムイメージの作りこみを行わなくても基本環境を容易に展開することができるようになっています。
現時点では次のようなイメージが提供されており、Windows Server 2022 のセッションホストを展開することも可能となっています。
Windows 10 / 11 のイメージを展開した場合は問題ないのですが、現時点では Windows Server のイメージをセッションホストとして展開すると、セッションホストの展開は行われるのですが「接続できません」(使用不可) のセッションホストとして認識された状態となります。
本投稿ではこの状態を解消し、Marketplace のイメージでダウンロードした Windows Server 2022 のセッションホストを展開する方法をまとめておきたいと思います。
本投稿の内容は AVD for Azure Stack HCI の対応となり、AVD for Azure の場合は、本事象は発生しません。