SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 7月, 2022

ログ再生サービスで使用できないコンテナー名と問題発生時に確認する情報

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Azure SQL Managed Instance に SQL Server のデータベースバックアップを連続的に復元してを移行する際には、次の機能を使用することができます。

これらの機能では、

  • 完全バックアップ
  • 差分バックアップ
  • トランザクションログバックアップ

を継続的に復元することで、Managed Instance にデータベースをリストアすることができ、Managed Instance にデータベースの移行時にダウンタイムを抑えた移行に活用することができます。

ログ再生サービスを使用しようとした場合に、コンテナー名に制限があることが分かったことと、問題が発生した際に確認すべき情報について把握できて来たので情報をまとめておきたいと思います。

LRS と ADS + DMS のどちらも再生可能なリストア (Resumable restore) の機能が使用されているため本内容はどちらのリストア方法でも該当します。

参考としては次の情報を確認しておくとよいかと思います。

直近で実施された改善として、次のアナウンスで 36 時間の実行時間の制限については 30 日に拡大されているようなので、この機能の最新情報については次の情報も確認しておくとよいかと思います。

 

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 16th, 2022 at 8:49 pm

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Data Migration Assistant の互換性レベル単位の構文チェックで使用されている機能

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SQL Server 間のデータベース移行 / バージョンアップを実施する際のアセスメントに使用することができるツールとして Data Migration Assistant が提供されています。

DMA を使用することで環境が変更されたことによる機能互換性と、データベースの互換性レベルを変更した場合の影響を確認することができ、データベースの互換性レベルを変更した場合の影響調査には、「構文チェック」が行われています。

この構文チェックでは、「DMA に内包されているルールによるチェック」と「一般的な構文チェック」の二種類が行われているようなのですが、後者の「一般的な構文チェック」がどのように実施されているのか (どの程度網羅性があるのか) が気になったので、方式を確認してみました。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 8th, 2022 at 8:44 am

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Azure Stack HCI 単一ノードクラスターの評価環境を作成して ESU の検証環境を作成する

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ライフサイクルサポートが終了した、Windows Server / SQL Server については、2008 以降は ESU (拡張セキュリティ更新プログラム) が提供されます。

ESU は有償のプログラムですが、Windows Server 2012、2012 R2、および SQL Server 2012 のサポート終了に備える で次のように記載されている通り、Azure のサービスと組み合わせることで無償で提供を受けることができます。

無料の拡張セキュリティ更新プログラムは、Azure Virtual Machines、Azure 専用ホスト、Azure VMWare Solution、Azure Nutanix Solution、Azure Stack Hub/Edge/HCI などの Azure のお客様が利用できます。

今回、検証で使用する Azure Stack HCI も対象となっており、Azure Stack HCI 上で動作している仮想マシンについても無償で ESU を受けることができる環境となります。

Build 2022 で Azure Stack HCI 単一ノードクラスターの一般提供 (GA) がアナウンスされました。

以前、別の評価に使用していた NUC8v7PNH が 1 台空いたので、この Azure Stack HCI 単一ノードの評価用としてセットアップして、ESU の適用を行うことろまで確認できましたので、情報をまとめておきたいと思います。

ESU については、次のドキュメントを参考にするとよいかと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 5th, 2022 at 10:23 pm

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SQL Server 2022 New Features: セカンダリレプリカのクエリストア

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SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。

SQL Server 2022 では Always On 可用性グループの機能強化として、「セカンダリレプリカのクエリストア」があります。

Always On 可用性グループとクエリストアを組み合わせることは、以前から可能でしたが、クエリストアで取得可能なクエリ情報は「書き込み可能なプライマリレプリカに対して実行されたクエリ」のみとなっていました。

そのため、「セカンダリレプリカに対して実行された読み取りワークロード用のクエリ」については、クエリストアに情報が蓄積されず、セカンダリレプリカで実行されているクエリについては、クエリキャッシュをベースとした解析を行う必要がありました。(これは、SQL Server だけでなく、PaaS の SQL Server ベースの環境でも同様の動作となっています)

SQL Server 2022 では、この点が改善され、セカンダリレプリカに対して実行されたクエリについてもクエリストアに情報を格納できるようになりました。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 4th, 2022 at 11:07 pm

Log Analytics API についてのメモ

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Log Analytics API について少し整理しておきたい内容がありましたので、調べた内容をメモとして残しておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 3rd, 2022 at 10:14 pm