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Azure SQL Managed Instance の Free Offer が使用できるようになりました (Public Preview)

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Ignite 2023 で、近日提供予定のアップデートとして、Azure SQL Managed Instance の Free Offer についての情報が公開されました。

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本日、提供についてのアナウンスがあり、Public Preview として使用することができるようになりました。

ドキュメントも公開されています。

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Written by Masayuki.Ozawa

12月 21st, 2023 at 8:39 pm

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Azure SQL Managed Instance で 2022 年 11 月の機能ウェーブが展開できるサブスクリプションが増えているようです

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Azure SQL Managed Instance の 2022 年 11 月の機能ウェーブに登録する で公開されていますが、Managed Instance では、2022 年 11 月の機能ウェーブという機能強化が行われている環境を使用することができます。

Azure では、Microsoft Azure プランの詳細 で公開されているような様々なプランが提供されており、公開当初は「Dev/Test サブスクリプション」(0023P) のような開発向けのサブスクリプションでのみ使用することができる機能でした。
(2022 年 11 月の機能ウェーブでは、どのような Azure オファーとサブスクリプションの種類が登録されますか? で利用可能なサブスクリプションが記載されています)

現在は、展開可能なサブスクリプションが増えているようで、0023P 以外でも展開ができるようになっているようです。

私が使用できるサブスクリプションとしては、Azure スポンサープラン (0036P)  / 従量課金制 (0003P) / MSDN (0063P) があるのですが、以前はこれらのサブスクリプションでは 2022 年 11 月の機能ウェーブを展開することはできませんでした。

現状、利用可能なサブスクリプションは明記されていないのですが、投稿時点では上記のサブスクリプションでも展開することができるようになっており、直近で展開可能なサブスクリプションが直近で増えたようです。

実際に 0036P のサブスクリプションで Managed Instance を展開したところ 30 分程度で展開することができ、展開後のインスタンスで、インスタンスの停止を行うことができたので、2022 年 11 月の機能ウェーブに対応した環境となっていました。

私の手元では常時起動している Managed Instance がないため、検証ができていないのですが、既存のインスタンスを登録する で既存インスタンスを機能ウェーブに登録する方法が公開されていますので、現在展開済みのインスタンスについても登録ができるようになっているかもしれませんね。

Written by Masayuki.Ozawa

11月 10th, 2023 at 8:38 am

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Azure SQL Database と Azure SQL Managed Instance のブロッキング検出について

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SQL Server ベースの環境で、ロック競合に伴うブロッキングの情報を取得する際には、blocked process thresholdBlocked Process Report を使用するのが一般的な取得方法となります。

Azure SQL は変更可能な設定が制限されていますが、Azure SQL Databsae (SQLDB) と Azure SQL Managed Instance (MI) では、どのような設定ができるのかをまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

10月 15th, 2023 at 10:35 pm

Manaed Instance の TDE が有効な DB を SQL Server 2022 にリストアする

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先日書いた Manaed Instance の TDE を無効化した DB を SQL Server 2022 にリストアする際の注意点 の続きになり、厳密にはデータベース暗号化キーが含まれているデータベースを SQL Server 2022 にリストアする際の作業となります。

基本的な考え方については、Restoring a SQL Managed Instance database backup to SQL Server 2022 now GA の記載となり、必要な作業については Azure Key Vault を使用した SQL Server TDE 拡張キー管理を設定する となります。

Key Vault へのアクセスに使用されている、拡張キー管理 (Extensible Key Management : EKM) については、Windows でのみサポートされているため、SQL Server on Linux では使用することはできず、現時点では、MI で TDE が有効な DB については、リストア可能な環境は Windows のみに限定されています。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 11th, 2023 at 9:30 pm

Manaed Instance の TDE を無効化した DB を SQL Server 2022 にリストアする際の注意点

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※Azure SQL Managed Instance から SQL Server 2022 へのリストアだけでなく、異なる SQL Server インスタンス間のリストアでも該当します。

Azure SQL Managed Instance (MI) で取得したバックアップについては、SQL Server 2022 にリストアすることができます。

MI からリストア可能なバックアップについては、ユーザーが任意のタイミングで取得したバックアップとなるので「COPY_ONLY」オプションを使用して取得したバックアップの必要があります。

MI で COPY_ONLY バックアップを取得するには条件があり、次のいずれかの条件を満たしている必要があります。

  1. TDE で暗号化されていないデータベース
  2. ユーザーマネージドキーを使用して TDE を設定している

「サービスマネージドキー」による TDE については、TDE のキーをユーザーが制御できないものとなるため、サービスマネージドキーを使用し TDE を実行している DB については、COPY_ONLY バックアップを取得することができません。

今回は「1.」で記載した TDE を無効にした状態のバックアップを SQL Server 2022 にリストアする際の注意点となります。

「2.」についても、SQL Server 2022 にリストアすることができるのですが、SQL Server 2022 では、Azure Key Vault を使用した SQL Server TDE 拡張キー管理を設定する の設定で、ユーザーマネージドキーの Key Vault へのアクセスをする必要があり、こちらはこちらで面倒ではあるのですが、それについては別の投稿で書こうと思います。

本投稿で対象としている TDE の無効化ですが、「TDE を有効にしている DB で、TDE を無効に変更」した場合が該当します。
「最初から TDE を無効の状態にしている DB」については、本投稿の事象は発生しません。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 10th, 2023 at 3:15 pm