Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments
Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments.
Microsoft Azure Backup Server (MABS) で Azure Stack HCI のバックアップを取得する際の「RCT\Th-VM」のバックアップの必要性について
Azure Stack HCI のホスト / ゲストのバックアップについては、いくつかの方法を検討することができ、次のドキュメントで紹介されているパートナーソリューションの利用を使用することができます。
Microsoft ソリューションでバックアップを実現する場合には、Microft Azure Backup Server (MABS) の利用を検討することができます。
Build 2023 で個人的に気になった内容
Build 2023 が開催され、様々な情報が公開されました。
自分がかかわる範囲では、新しいデータプラットフォームとなる Microsoft Fabric が大きなアナウンスとなっていますが、気になった内容を追えるようにまとめておきたいと思います。
Azure Stack HCI の評価時に参照するドキュメント
- zure Stack HCI の評価を実施する際に参照しておきたいドキュメントをまとめておきたいと思います。
改めて SQL Server 2017 以降のライフサイクルサポートポリシー
SQL Server 2017 からは、Service Pack が廃止され、新しいサービスモデルによる更新プログラムの提供となりました。
- SQL Serverのサービス モデル
- SQL Server のサポート終了オプション
- KB4041553 – SQL Server Service Packs are discontinued starting from SQL Server 2017
SQL Server 2017 以降は、累積更新プログラム (Cumulative Update: CU) / 一般配布リリース (General distribution release: GDR) による更新プログラムの提供が行われるようになっています。
SQL Server の更新プログラムの提供状況については、SQL Serverの最新の更新プログラムとバージョン履歴 で全体を把握することができるようになっています。
ライフサイクルサポートポリシーは 固定ライフサイクル となっており、5 年間のメインストリームサポートと 5 年間の延長サポートの合計 10 年となっています。(最近は 拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) でさらに 3 年間延長できますが)
各バージョンのサポート期限は 製品およびサービスのライフサイクル情報の検索 で確認することができます。
昨年の話になるのですが、SQL Server 2017 のメインストリームサポートが終了し、2017 は現在延長サポートのフェーズとなっています。
今年になり、GDR も提供が行われメインストリームサポート終了後の更新プログラムの提供について、実際の提供ベースで情報がまとまってきましたので、SQL Server 2017 以降のライフサイクルサポートポリシーを改めてまとめておきたいと思います。
SQL Server 2022 hidden gems: query_abort を使用したクエリのエラー原因の取得
SQLBits 2023 の Bob Ward の SQL Server 2022 hidden gems で紹介されていたのですが、SQL Server 2022 で追加された query_abort という拡張イベントが、今後の SQL Server でエラーの原因を取得する際に活用できそうでしたので情報を残しておこうと思います。
この拡張イベントについては SQL Server 2022 Revealed でも触れられています。
Azure Stack HCI でデスクトップエクスペリエンスが有効な Azure Edition のホットパッチを試してみる
先月 Hotpatch is now available on preview images of Windows Server VMs on Azure with the Desktop Experience installation mode で Windows Server Azure Edition でデスクトップエクスペリエンスを有効にしている環境に対してのホットパッチがプレビュー機能として提供されたことがアナウンスされました。
先日、Windows Server Azure Edition を ISO からインストールする という投稿で、Azure Stack HCI 上の Windows Server Azure Edition の実行についても触れていたのですが、本日、ホットパッチの対象となる更新プログラムの提供が開始され、Azure Stack HCI の実機を使用して、最新の更新プログラムを使用したホットパッチの動作が確認できるようになりました。
実際に使用することができるようになったので Azure Stack HCI 上に展開した Azure Edition で挙動を確認したいと思います。
ホットパッチについては、次の情報を確認しておくとよさそうでした。
- アナウンス
- 現状、Azure VM で デスクトップエクスペリエンスが有効な Azure Edition を使用することができますが、通常選択できるイメージはホットパッチ用に構成されたものではなく、手動で設定をしてもホットパッチによる更新プログラムの導入ができませんでした
- ホットパッチ用のイメージではないものを使用して Azure VM を展開し、ホットパッチ用の設定を投入しても、VM の更新プログラムのブレードでホットパッチ用の設定が表示されなかったため、最初からホットパッチのイメージを使用しておく必要があるのかもしれません
- このイメージで展開した VM についてはホットパッチの適用に必要な設定 / 更新プログラムの導入が実施された状態となっています。
- デスクトップエクスペリエンスが有効な Azure Edition の Azure VM を使用したホットパッチ適用についてのブログ
- ホットパッチについての learn のドキュメント
- ホットパッチのリリースノート
- 直近では、2023/04 に再起動が必要なベースラインのパッチ (KB5025230) が提供され、2023/05 (今月) 再起動が不要なホットパッチ (KB5026456) が提供されました
- 2023/05/10 時点では、Azure Stack HCI 向けの Marketplace で提供されているイメージ (20348.1668.230404) はホットパッチ適用のための設定は含まれていないため、本作業を実行する必要があります
- ホットパッチ向けのイメージでない Windows Server Azure Edition を Azure VM として展開し、本設定を実行してみたのですが、その環境ではホットパッチがダウンロードできなかったので、現時点では Azure Stack HCI 上に展開した環境向けの情報となるかもしれません。
ホットパッチではないですが、Windows Server Azure Edition (WSAE) について、次のドキュメントも確認しておいたほうが良いかと思います。
- Windows Server 用 Azure Automanage
- プレビュー: Azure Automanage 用 Windows Server VNext Datacenter (Azure Edition)
- WSAE には次の特徴があります。
- 年間リリース周期を使用し、Azure のプロパティでの実行に最適化されている WSAE は、従来の長期サービス チャネル (LTSC) エディションの Windows Server (2016、2019、2022 など) より速く、新しい機能を Windows Server ユーザーに提供します。
- WSAE の年 1 回のリリースは、完全な OS アップグレードではなく、Windows Update を使用して提供されます。 この年次リリース周期の一環として、毎年春に WSAE Insider プレビュー プログラムが開始されて次のリリースの早期ビルドにアクセスでき、秋に一般提供されます。 一般提供の前にすべての新機能に早期にアクセスするには、プレビューをインストールしてください。
Azure の Windows Admin Center でオンプレミス環境へのリモートデスクトップ接続についてのメモ
Azure では、Azure の Windows Admin Center 拡張機能 (Microsoft.AdminCenter.AdminCenter) が提供されており、
に対して、拡張機能をインストールすることで、Azure Portal から Admin Center の機能を使用することができます。
この機能は Azure Arc 対応サーバーでもサポートされているため、Azure Arc 対応サーバーをインストールした任意の環境に対して機能を有効化することができます。
この Admin Center の機能ではリモートデスクトップの機能も提供されています。
以前、Windows Admin Center のメモ (2018/9 版) という投稿を書いたのですが、この投稿ではオンプレミスにインストールする Windows Admin Center からリモートデスクトップを使用した場合にどのような接続が行われるのかを確認していました。
オンプレミスにインストールした場合は、Windows Admin Center のサーバーから、リモートデスクトップの接続先に対して TCP 3389 を使用して接続が行われていました。そのため、Windows Admin Center をブラウザで開いた環境から TCP 3389 で接続ができなくても、Windows Admin Center のサーバーから TCP 3389 で接続ができればリモートデスクトップを利用することができていました。
この接続フローが Azure Arc 対応サーバーに Windows Admin Center を有効にした環境でどのようになるのかを調べていなかったので確認してみました。
Windows を使用した SNMP の検証環境構築
SQL Server 2022 / Managed Instance のリンクサーバーでの SQLNCLI の利用について
最近、SQL Server のリンクサーバーのプロバイダーを見ていて気づいたのですが、SQL Server 2022 では、SQLNCLI11 がリンクサーバーのプロバイダーから削除されていました。
左が SQL Server 2022 / 右がそれより前のバージョンの SQL Server のリンクサーバーのプロバイダーとなるのですが、2022 では SQLNCLI11 が削除されていますね。
最近、次のアナウンスが行われ、Managed Instance でも SQLNCLI (SNAC) に対しての対応が行われたようです。
Windows Server Azure Edition を ISO からインストールする
Windows Server Azure Edition では、通常の Windows Server では提供されていない機能があり、機能差については次のドキュメントで公開されています。
Windows Server Azure Edition では、ホットパッチ機能 が提供されており、ホットパッチについては、最近、次のアナウンスがありました。
- Hotpatch is now available on preview images of Windows Server VMs on Azure with the Desktop Experience installation mode
- Hotpatching is now available in preview for Windows Server VMs on Azure with Desktop Experience
今までは、Windows Server Azure Edition で、Server Core でインストールした場合のみホットパッチの機能を使用することができたのですが、デスクトップエクスペリエンスが導入されている環境でも、プレビューとしてサポートされるようになりました。
ホットパtt期の機能は Windows Server Azure Edition でのみサポートされているため、Azure Edition の環境を展開する必要があります。Azure Edition 展開については、次のようなドキュメントが公開されています。
「1.」については、Marketplace から提供されている VM イメージで展開する方法となるのですが「2.」では、ISO を使用した展開について触れられています。
Azure Edition は ISO を使用した展開ができるんだなということで、今回調べてみました。