Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments
Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments.
SQL Database の異なるテナントに対しての Geo レプリケーションの設定について
SQL Database で異なるテナントに対して Geo レプリケーションを設定する場合のメモ。
SQL Server ベースの環境を操作するための MS 提供ツールの現状 (2025/03 時点)
SQL Server ベースの環境を操作するためには SQL Server Management Studio (SSMS) を使用することができますが、そのほかにも Microsoft からいくつかのツールが提供されています。
ここ数か月で MS が提供している SQL Server ベースの環境を操作するためのツールについて、いくつかのアナウンスがありましたので一度まとめておきたいと思います。
Key Vault を使用した Always Encrypted の覚書
SQL Server / Azure SQL Database では、Always Encrypted という暗号化の機能があります。
この機能は、列マスターキー (CMK) と列暗号化キー (CEK) という 2 種類の暗号化のためのキーを使用して、データの暗号化を行います。
データは常に暗号化された状態で取り扱われ、暗号化を指定した列についてはディスク / メモリ / ネットワーク上で常に暗号化された状態となり、適切な暗号化キーにアクセスができない状態では、SQL Server の管理者であったとして、暗号化されたデータを複合化することができないという特徴があります。
本ブログでもこの機能について触れていたことはありますが、改めて思い出す必要がありましたので情報を残しておきたいと思います。
Azure の Developer サポートプランのサービスリクエストの発行方法の変更について
Microsoft Azure では サポート プランの比較 に記載されているサポートプランが提供されています。
2025/2 以降 (私の環境では 2/7 or 2/12) に Developer サポートのサービスリクエストの発行方法が変更されたようですので、情報を残しておきたいと思います。
私も今までは Developer サポートを契約していたのですが、パブリックに公開されたサービスリクエストでは問い合わせが難しい内容があるため、今回のタイミングで Standard サポートに切り替えました。
SQL Server で並列クエリになるように明示的に調整する方法
以前、次の投稿で並列クエリになるようにする調整方法を投稿しました。
最近、これらの情報を確認する機会がありましたので、改めて情報を整理しておきたいと思います。
SQL Server on Linux (Docker 含む) の MSDTC について
SQL Server で分散トランザクションを実行する場合、MSDTC (Distributed Transaction Coordinator) を使用して実現を行います。
SQL Server on Linux の当初は MSDTC をサポートしていなかったのですが、SQL Server 2017 CU16 以降は、MSDTC がサポートされ、以下の情報の設定を実施することで SQL Server on Linux でも MSDTC を使用することができるようになりました。
SQL Server on Linux で MSDTC を動作させる際の関連情報をまとめておきたいと思います。
SQL Database の JSON データ型の格納効率について
SQL Database / SQL Server 2025 では、JSON データ型 をサポートしており、JSON フォーマットのデータを格納するための専用のデータ型を使用することができます。
JSON データ型は「Latin1_General_100_BIN2_UTF8」の照合順序により UTF-8 のエンコードが使用されるという特徴の他に「圧縮用に最適化された、より効率的なストレージ」もメリットとして挙げられています。
通常の文字列データ型と比較して、JSON データ型がどの程度ストレージの格納効率が変化するのかが気になったので、SQL Database で確認してみました。
SQL Server で統計情報の自動更新時の情報を取得するための方法
SQL Server ベースのデータベースエンジンで統計情報の自動更新が発生した際の情報を取得するための方法についてまとめておきたいと思います。
Azure Local 22H2 から 23H2 へのアップグレードの Tips – その 2 –
昨年、Azure Local 22H2 から 23H2 へのアップグレードの Tips ? その 1 ? という投稿を書きました。
その後、時間が取れずアップグレードの検証が継続できていなかったのですが、今日、時間をとることができアップグレードを最後まで実行することができました。
追加の Tips を残しておきたいと思います。
SQL Server でレプリケーションが有効な環境を異なるサーバーにリストアできるかを検証してみる
SQL Server のバックアップをシステムデータベースを含めて、バックアップの取得元と異なるサーバーにリストアする際には、次の情報を参考にする機会が多いのではないでしょうか。
- システム データベースのバックアップと復元 (SQL Server)
- 孤立したユーザーのトラブルシューティング (SQL Server)
- SQL Server のスタンドアロン インスタンスをホストするコンピューターの名前を変更する
異なるサーバーにバックアップをリストアする際にはこれらの情報を参考にしてデータベースのリストアとリストア後の設定変更を行っていきます。
バックアップの取得元でレプリケーションが有効となっていた場合も、この作業だけでリストアを完了することができるのかを調査してみました。
概念検証として実施したため、T-SQL ベースで設定を強制的に変更している箇所がいくつかありますが、実運用環境で実施する際にはレプリケーションの再設定で検討をしたほうが良いかと思います。