2022年7月は、投稿を書いている時点では、Azure Updates には、SQL Database の更新のまとめはアナウンスされていませんが、Azure SQL Blog のまとめや、Azure Updates に機能単位のアナウンスは行われていますので、情報をキャッチアップしておきたいと思います。Azure Updates にまとめがアナウンスされたら、本投稿に追記を行いたいと思います。(今月はバタバタしていて、情報をキャッチアップできていないので、そろそろまとめないと更新が把握できない…)
Contents
- 1 Preview
- 1.1 Public preview: Premium SSD v2 Disk Storage
- 1.2 Public preview: SQL DB output connector improvements in Stream Analytics
- 1.3 Resumable restore improves SQL Managed Instance database migrations experience
- 1.4 MS DTC for Azure SQL Managed Instance – extending distributed transaction support (private preview)
- 2 GA
Preview
Public preview: Premium SSD v2 Disk Storage
- Azure Premium SSD v2 Disk Storage in preview
- Premium SSD v2 (preview)
- SQL Database ではなく、IaaS に関係するアナウンスとなりますが、次世代の Premium SSD となる SSD v2 がプレビューで提供されました。
- SQL Database の場合、Hyperscale 以外は、Premium SSD を使用していな気がしますね。
- 初期のスループット / IOPS が向上し、最大についても向上しており、SQL Server のようなディスクに負荷をかけるワークロードが発生しやすい環境では Ultra Disk を使用しなくても Premium SSD で対尾することができる可能性があります。
Public preview: SQL DB output connector improvements in Stream Analytics
- Stream Analytics で SQL Database を出力先として使用する際に、設定時点では存在しないテーブルに対して出力の設定を行うことができるようになります。
- SQL table schema で、Stream Analytics の UI から出力内容に合わせたテーブルを CREATE ABLE することができるようになるようです。
Resumable restore improves SQL Managed Instance database migrations experience
- ログ再生サービス (Log Replay Service: LRS) をベースとしたデータ移行機能の実行可能時間の上限であった 36 時間が緩和され、30 日間ジョブの実行を継続できるようになりました。
- ジョブを実行し、連続的なバックアップの復元を実施している際に、システムアップデートが発生し、環境の再起動が行われた場合のリストアの再開も実施できるようになりました。
MS DTC for Azure SQL Managed Instance – extending distributed transaction support (private preview)
- Managed Instance は信頼グループを作成することで、Managed Instance 間の分散トランザクション のサポートが現時点でも含まれています。
- 分散トランザクションのシナリオが拡張され、Managed Instance と SQL Server 間の分散トランザクションがプライベートプレビュー機能でサポートされるようです。
GA
Generally available: Premium-series hardware for Azure SQL Managed Instance
- Announcing the General Availability of premium-series hardware for Azure SQL Managed Instance
- Managed Instance で Ice Lake モデルの CPU を使用した Premium Hardware がサポートされるようになりました。
- SQL Database の Gen8 のモデルですかね。
- vCore あたりのメモリ / 最大メモリサイズの上限が向上し、ビジネスクリティカルについては、GA 機能として 5.5 TB のストレージサイズがサポートされるようになります。
- ビジネスクリティカルの 16TB のストレージサイズについては、メモリ最適化の Premium シリーズで現時点もプレビューとしてのサポート
Generally available: Azure Functions support for PowerShell 7.2
- ちょっとした処理は PowerShell で書いてしまうので、Azure Functions の PowerShell 7.2 サポートの GA も要チェック