2022年6月下旬の Azure SQL Database Update がアナウンスされました。
Azure セキュリティ ベンチマークのイニシアティブ割り当て時に Windows Defender Exploit Guard のコンプライアンスの状態を準拠させる
Azure Arc 対応サーバー (Enabled Server) で Azure に認識させているサーバーについては、Azure Policy の管理対象とすることができます。
ポリシーの準拠状況は、Azure Arc のブレードの「ポリシー」や「マシン構成 (プレビュー)」から確認することができるのですが、Azure セキュリティベンチマークを割り当て対象としている場合、Windows の標準設定だと「マシン構成 (プレビュー)」の「WindowsDefenderExploitGuard」の構成が「準拠していない」状態となります。
この構成を準拠している状態に持っていくための設定をまとめておきたいと思います。
英語の技術動画を Microosft Translator を使用して日本語訳をつけながら閲覧してみる
私は英語が苦手なのですが、欲しい情報は英語の情報のみになっているケースが多々あります。
技術ドキュメントについては、DeepL と Google翻訳 を使えば内容は何となく把握することができ、どちらもブラウザ拡張機能が提供されているので、シンプルな操作で日本語翻訳につなげることができます。
しかし、英語の動画となると毎回苦戦します…。Youtube に公開されている動画であれば、Youtube の英語字幕の自動生成で生成された英語を参考にしながら見ることもできるかもしれませんが、そうでない動画については、内容を理解するのが四苦八苦です…。(Youtube では、自動生成の英語字幕 -> 日本語翻訳もできたりしますね)
英語の動画ですが、VoiceMeeter と ストアアプリの Microsoft Translator を組み合わせることで日本語訳をつけながら閲覧することができ、内容の理解につなげることができますので、情報をメモとして残しておきたいとおもいます。
ダウンロードできる動画については、Azure Video Indexer を使ってしまうのが手っ取り早いと思います。
SQL Server 2022 New Features: オブジェクトストレージ統合 (Azure Blob ストレージ)
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 の新機能として「オブジェクトストレージ統合」があります。
Analytics の新機能 として、次のように記載されています。
SQL Server 2022 Preview introduces new object storage integration to the data platform, enabling you to integrate SQL Server with S3-compatible object storage, in addition to Azure Storage. The first is backup to URL and the second is Data Lake Virtualization.
Data Lake Virtualization integrates PolyBase with S3-compatible object storage, adds support for to querying parquet files with T-SQL.
機能としては、
- Azure BLOB ストレージ / S3 互換ストレージに対してのバックアップ / リストアサポート
- Azure BLOB ストレージ / S3 互換ストレージ上に格納されているファイルの分析
- OPENROWSET の Parquet ファイルサポート
が該当するはずなのですが、2022 の機能強化 / 変更部分がドキュメントだけでは分かりにくい個所がありますので、本投稿では、SQL Server 2022 のオブジェクトストレージ統合の基本的な内容についてまとめておきたいと思います。
S3 互換ストレージアクセスについては別の投稿でまとめる予定です。
SQL Database の Geo レプリケーションの同期状況を把握する際に確認したい情報について
動作については別途まとめようと思いますが、SQL Database で Geo レプリケーションを使用した場合の同期状況を確認する場合に、確認をしておきたい情報についてまとめておきたいと思います。
Geo レプリケーションについては、Always On 可用性グループの非同期レプリカが分散型可用性グループで使用されているはずですので、基本的な動作については、SQL Server の次の情報を把握する必要があります。
Azure Arc を使用した Admin Center の管理を日本語環境で実施する場合の注意点 (2022/6/20 時点)
2022/6/20 時点の内容で、事象についてはフィードバックしてありますので、後日解消しているかもしれません
2020/7/13 時点で解消し、日本語環境で設定を変更せず導入ができるようになりました。(AdminCenter の拡張機能のバージョンが 0.0.0.169 は日本語版未対応でしたが、0.0.0.175 で対応されました)
Preview of Windows Admin Center for Azure Arc-enabled infrastructure でアナウンスがありましたが、Azure Arc 対応サーバー (Azure Arc Enabled Server) に、「Windows Admin Center (プレビュー)」が追加され、Azure Portal 上で、Admin Center による管理を行うことができるようになりました。
ドキュメントについては、Azure で Windows Admin Center を使用して Azure Arc 対応サーバーを管理する (プレビュー) で公開されています。
TDS 8.0 についての情報を整理しておく (2022/06 版)
SQL Server 2022 の新機能の一つとして、TDS 8.0 のサポートがあります。
先日 Released: Microsoft.Data.SqlClient 5.0 Preview 3 でアナウンスされましたが、Microsoft.Data.SqlClient 5.0 Preview 3 から TDS 8.0 のサポートが追加されています。
以前、書いた SQL Server のデータアクセスコンポーネントの暗号化設定の既定が変更されています でも TDS 8.0 に関係する内容が含まれているのですが、SQL Server 向けの接続コンポーネントも TDS 8.0 のサポートが進められています。
SQL Server を触るに際して、今後 TDS 8.0 の動向についても意識しておく必要がありますので、本投稿で現時点の情報を整理しておきたいと思います。
2022年6月上旬の Azure SQL Database Update
2022年6月上旬の Azure SQL Database Update がアナウンスされました。
SQL Server 2022 New Features: Azure Synapse Link for SQL
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 では、Azure Synapse Link for SQL という機能が追加されました。
Synapse Link には、すでに Cosmos DB / Dataverse が提供されていましたが、今回、SQL Server ファミリー向けに機能が提供され、SQL Server 2022 / Azure SQL Database から、Synapse Analytics の専用 SQL プールに対しての Synapse Link が使用できるようになりました。
以前までは、
- Azure portal を使用して、変更追跡情報を使用して Azure SQL Database から Azure Blob Storage にデータを増分読み込みする
- 変更データ キャプチャ (CDC) を使用して Azure SQL Managed Instance から Azure Storage へのデータの増分読み込みを行う
で記載されているような、方法を使用してテーブルのデータ変更を取得する必要がありました。
Synapse Link for を活用することで、SQL Server のテーブルから専用 SQL プールのテーブルに対してのデータ同期を容易に設定することができるようになります。