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SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 6月, 2021

Next Version Windows (Windows 11 / Windows Server 2022) のドキュメント

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今朝、イベントでアナウンスがあり Windows 11 についての発表がありました。
数か月前に、Windows Server 2022 についての発表もあったかと思いますので、これらの OS の公式ドキュメントと Windows 11 のアナウンスのリンクを残しておこうかと。(週末見るようとも言います)

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 25th, 2021 at 8:54 am

SQL Database のクエリストアヒント (プレビュー) について

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Query Store Hints Preview でアナウンスがありましたが、SQL Database でクエリストアヒントがプレビュー機能として使用できるようになりました。

今まで、クエリストアを使用した実行プランの補正としては、プランの強制という機能があり、同一のクエリで複数の実行プランがある場合、特定のプランを使用するようにプランを強制することができました。

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この機能を実行プランの補正に使うことができたのですが、プランの強制は「強制したい実行プランの情報がクエリストアに格納されている」必要があり、使用したい実行プランの情報がクエリストア上に格納されている必要がありました。

今回使用できるようになった「クエリストアヒント」については、クエリストアに格納されている実行プランのクエリについて「クエリヒントを適用することができる」機能となっており、「強制したいプランがクエリストアに存在していない」状態でも、プランの補正を柔軟に実施することができます。

類似の機能としては「プランガイド」を使用して、クエリヒントをアタッチすることができましたが、クエリストアヒントはプランガイドより容易にクエリヒントを適用することが可能です。(プランガイド、設定するのに少し手間がかかるんですよね…。)

公式のドキュメントは次の内容を確認してください。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 24th, 2021 at 11:45 pm

日本語版の SQL Server の文字コードの基本

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日本語版の SQL Server をインストールした環境の文字コード / 文字コードに関連するドキュメントについてまとめておきたいと思います。
今回はインストールタイプ (Box) の SQL Server を日本語版でインストールした環境をベースに考えていますが、これは、SQL Server のデータベースエンジンをベースとしている環境で共通の考え方になります。

過去のバージョンの情報にはなりますが、次の情報も参考になります。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 21st, 2021 at 10:53 pm

クエリストアのサイズベースクリーンアップの基本動作について

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SQL Server のクエリストアには「サイズベースクリーンアップ」という機能があります。
これについては、クエリ ストアを使用する際のベスト プラクティス に次のように記載が行われています。

重要

[最大サイズ (MB)] の制限は、厳密には適用されません。 ストレージ サイズは、クエリ ストアでディスクにデータが書き込まれる場合にのみ確認されます。 この間隔は、 [データのフラッシュ間隔 (分)] オプションによって設定されます。 クエリ ストアでストレージ サイズの確認の合間に最大サイズの制限を超えた場合は、読み取り専用モードに移行します。 [サイズ ベースのクリーン アップモード] が有効になっている場合は、最大サイズの制限を適用するクリーンアップ メカニズムもトリガーされます。

クエリストアの設定には最大サイズを指定する必要があり、この最大サイズに達した場合に、サイズベースのクリーンアップを行うことができます。(デフォルトはサイズベースクリーンアップが有効)

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この動作について調べる必要があったので、確認した内容をまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 19th, 2021 at 8:11 pm

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SQL Database で CDC がプレビューで使用できるようになったので検証してみました

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Introducing Change Data Capture for Azure SQL Databases (Public Preview) でアナウンスがありましたが、S3 以上の SQL Database ではプレビュー機能として CDC (Change Data Capture : 変更データキャプチャ) が使用できるようになりました。

CDC について結構忘れていたので、この機会にまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 16th, 2021 at 11:28 pm

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SQL Server 2012 の Backup to URL を現在の Azure BLOB ストレージに実施する際の注意点

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SQL Server 2012 SP1 CU2 から、Backup to URL という機能がサポートされ、SQL Server のバックアップを Azure BLOB ストレージ上に直接取得することができるようになりました。

SQL Server 2012 / 2014 での実装では、ページ BLOB に対しての取得であり、制限事項 に記載されているようにストライピングでの取得ができないため、バックアップファイルの最大サイズは 1TB までとなります。

SQL Server 2012 ではバックアップの取得は次のようなクエリとなります。

CREATE CREDENTIAL azurestorage WITH IDENTITY = '<ストレージアカウント名>'  
, SECRET = '<アクセスキー>' ;  

BACKUP DATABASE AdventureWorks2012 TO URL = 'https://xxxxx.blob.core.windows.net/backup/adventureworks2012.bak'
WITH CREDENTIAL='azurestorage',STATS=10

 

今回、Windows Server 2008 + SQL Server 2012 SP4 の環境を使用していたのですが、デフォルトの状態では、次のエラーが発生して、バックアップを取得できませんでした。

メッセージ 3271、レベル 16、状態 1、行 4
A nonrecoverable I/O error occurred on file "https://xxxxxx.blob.core.windows.net/backup/adventureworks2012.bak:" Backup to URL received an exception from the remote endpoint. Exception Message: リモート サーバーがエラーを返しました: (400) 要求が不適切です.
メッセージ 3013、レベル 16、状態 1、行 4
BACKUP DATABASE is terminating abnormally.

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6月 15th, 2021 at 9:42 pm

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Dedicated SQL Pool でデータローディングを最適化するときの基本アプローチ

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Synapse Analytics の Dedicated SQL Pool (専用 SQL プール) に対して、データローディングを行う際には、いくつかのポイントがあり、特性を意識したデータローディングを実施しないと、パフォーマンスが大幅に低下する恐れがあります。

本投稿ではどのようなアプローチを行えばよいのかについてまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 13th, 2021 at 7:56 pm

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後で確認する用の直近の SQL Database 周りの更新 (2021/6/10 版)

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Build 2021 後にアップデートの発表が続いているので、Build 前後で発表された内容を後で見るようにメモ。

Written by Masayuki.Ozawa

6月 10th, 2021 at 9:38 am

Windows Admin Center をワークグループ環境で利用する際のメモ

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Windows Admin Center をワークグループ環境で使用する際のメモを。

検証用環境だと、Windows Admin Center をインストールした環境と、管理対象をワークグループにしてしまっていることが多いので…。

接続の対象は Windows Server 2019 を想定したものとなります。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 7th, 2021 at 12:58 pm

Windows Server 2019 で構築する App Service on Azure Arc の検証環境

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Azure Kubernetes Service (AKS) on Azure Stack HCI の一般提供が開始されたことで、Windows Server 上に Kubernetes (k8s) の環境をサポートを受けられる状態で構築することができました。

AKS on Azure Stack HCI を稼働させるホスト環境の要件については、Azure Kubernetes Service ホストの設定 に、次のように記載されています。

Kubernetes クラスターを作成する前に行う必要がある最後の手順が 1 つあります。 Kubernetes クラスターのデプロイ先となるシステム上に、Azure Kubernetes Service ホストを設定する必要があります。 このシステムには、Windows Server 2019 Datacenter クラスター、単一ノードの Windows Server 2019 Datacenter、または 2-4 ノード Azure Stack HCI クラスターを指定できます。

「単一ノードの Windows Server 2019 Datacenter」が利用可能なホストとして記載されており、Windows Server 2019 の環境が 1 台あれば、AKS on Azure Stack HCI を検証することが可能です。

シングルノードの検証環境については、コンピューティングの要件 にも記載されていますね。

  • Azure Kubernetes Service は、技術的には単一ノードの Windows Server 2019 Datacenter で実行できますが、そうすることは推奨されません。 ただし、評価目的のために、単一ノードの Windows Server 2019 Datacenter 上で Azure Kubernetes Service を実行できます。

AKS on Azure Stack HCI は 60 日間、無償で試用することができますので、コストを抑えて検証することができます。

また、クイック スタート:Windows Admin Center を使用して、Azure Stack HCI 上に Azure Kubernetes Service を設定する に手順が記載されており、この手順で簡単に AKS on Azure Stack HCI の構築までは完了するので、本手順では、AKS on Azure Stack HCI の構築については省略していますが、Windows Admin Center に登録したサーバーについては、GUI から、AKS on Azure Stack HCI を簡単に構築することができます。

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構築された k8s は、VHDX を使用したストレージや、ロードバランサーが組み込まれていますので、k8s の基本的な検証にも活用することができるのではないでしょうか。

本投稿では、1 ノードの Windows Server 2019 上に構築された AKS on Azure Stack HCI を使用して、App Service on Arcを動作させる際に必要な作業を見ていきたいと思います。

今回使用している NUC は NUC5I5MYHE で古めの NUC ですが、これに 32GB のメモリを搭載して検証環境としています。(CPU が 4 コア / メモリが 8 GB 以上無いと Azure Kubernetes サービスが追加できません。コントロールプレーンと Linux ノードを追加することを考えると、CPU 4 コア / メモリ 32GB は最低限必要です)

今回紹介していないドキュメントもいくつかありますが、App Service on Azure Arc (Azure application services on kubernetes) の検証時に確認をしておきたいドキュメント で関連するドキュメントをまとめてみましたので、深掘りしたい箇所はこれらのドキュメントから確認すると良いのではないでしょうか。

現状、Azure については、East US, West Europe でのみサポートされていますので、検証時に使用できるリージョンにも制限があります。(今回は East Us に作成しています)

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 6th, 2021 at 9:19 pm

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