Archive for the ‘SQL Server 2016’ tag
互換性レベル 130 以降をサポートしている環境のダウンレベルの互換性レベルと統計情報の更新について
SQL Server の統計情報の更新タイミングというと「データ量の 20% が更新された場合」に自動更新の対象となるというのが一般的に知られている内容ではないでしょうか。
これについては 統計 に記載されています。
SQL Server 2014 (12.x) まで、SQL Server は変更された行の割合に基づくしきい値を使用します。 これには、テーブル内の行数は考慮されません。 しきい値は次のようになります。
- 統計情報が評価された時点でテーブルのカーディナリティが 500 以下の場合、500 回変更されるたびに更新されます。
- 統計情報が評価された時点でテーブルのカーディナリティが 500 よりも大きい場合、500 プラス 20% の数の変更があるたびに更新されます。
SQL Server 2016 SP2 がリリースされています
最近、SQL Server 2017 の情報しかキャッチアップできていなかったのですが、SQL Server 2016 SP2 がリリースされています。
- SQL Server 2016 Service Pack 2 (SP2) released !!!
- SQL Server 2016 Service Pack 2 リリース情報
- SQL Server 2016 リリース ノート
SQL Server 2016 は SP1 で 大幅な機能更新 が行われました。
それにはかなわないですが、SQL Server 2016 SP2 でもかなりの機能更新が含まれています。
日本語の情報については、SQL Server 2016 リリース ノート から確認するとよいかと。
以下の内容は上記のリリースノートの内容と同じですが、自分で理解するためにまとめたものです。
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Video Indexer のポータルから DL した JSON を SQL Server でクエリをかけてみる
Microsoft Video Indexer expands functionality unlocking more video insights に記載されていますが、9 月の更新で、Video Indexer の Insights の情報をポータルからダウンロードできるようになりました。
JSON に含まれている内容については、API 経由で取得できる情報と同じかと思いますので、Examine the Video Indexer output から、取得できる内容を確認できるかと。
Insights の情報が含まれている JSON のファイルをダウンロードすることができるようになっているのですが、
これを SQL Server 上でクエリをかけてみたいと思います。
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SQL Server 2016 / 2017 の AlwaysOn 可用性グループのドキュメントで確認をしておきたいもの
資料を作成していて、AlwaysOn 可用性グループに関してのドキュメントが、SQL Server 2016 がリリースされた当時からいろいろと更新されていたようでしたのでメモとして。
- トランザクション – 可用性グループとデータベース ミラーリング
- SQL Server 2017 の分散トランザクションのサポートについての記載が追加されています。
- 分散トランザクション対応の可用性グループを構成する
- SQL Server 2017 の分散トランザクションサポートの詳細が記載されています
SQL Server 2017 では、DTC_SUPPORT = PER_DB の設定が、可用性グループを再作成することなく変更できるようになっていることが記載されています。
- CREATE AVAILABILITY GROUP (Transact-SQL)
- ALTER AVAILABILITY GROUP (Transact-SQL)
- CLUSTER_TYPE についての情報が追記されています。
- REQUIRED_SYNCHRONIZED_SECONDARIES_TO_COMMIT についての情報が記載されています。
- ドメインに依存しない可用性グループ
- Windows Server 2016 のワークグループクラスターについての情報が記載されています。
- Linux 上の SQL Server の Always On 可用性グループを構成します。
- Linux 上の SQL Server の可用性グループ
- SQL Server on Linux の可用性グループについての情報が記載されています。
- SQL Server on Linux の読み取りのスケール アウト可用性グループを構成します。
- リードスケールの可用性グループについての情報が記載されています。
- 分散型可用性グループ
- 分散型可用性グループのサポートされる構成についての情報が記載されています。
- 可用性グループの構成の高可用性とデータの保護
required_synchronized_secondaries_to_commit についての情報が記載されています。
Azure VM の SQL Server IaaS Agent の SQL Server 2016 対応が行われています
Azure VM の SQL Server の構築時にいくつかの設定を投入することができる SQL Server IaaS Agent (IaaS 拡張) の SQL Server 2016 対応が行われているようです。
クエリストアを使用したデータベースチューニングアドバイザーの実行
SSMS 16.3 では、以下のような機能強化が行われています。
SQL Server Management Studio – Changelog (SSMS)
SQL Server クエリ ストアからのワークロードの自動読み取りをサポートするためのデータベース エンジン チューニング アドバイザー (DTA) を機能強化。
SQL Server 2016 SP1 で変わる Edition 間の機能差
先日の Connect(); 2016 で SQL Server 2016 SP1 が発表されました。
アナウンス
- SQL Server 2016 Service Pack 1 (SP1) released !!!
- SQL Server 2016 Service Pack 1 release information
機能紹介
ブログ
Tiger Team
- Developers Choice: CREATE OR ALTER
- Developers choice: Columnstore index in Standard and Express Edition with SQL Server 2016 (SP1)
- SQL Server 2016 SP1: Things you should know
- Developers Choice: USE HINT query hints
- Developers Choice: Programmatically identify LPIM and IFI privileges in SQL Server
- Developers Choice: Query progress ? anytime, anywhere
- Extended per-operator level performance stats for Query Processing
- SQL Server 2016 SP1: Know your limits
SQL Server Database Engine
- CREATE OR ALTER ? another great language enhancement in SQL Server 2016 SP1
- In-Memory OLTP in Standard and Express editions, with SQL Server 2016 SP1
- Columnstore Index: Standard and Express editions with SQL Server 2016 SP1
- Transaction Commit latency acceleration using Storage Class Memory in Windows Server 2016/SQL Server 2016 SP1
SQL Server Reporting Services Team
これにより SQL Server の Edition 間の機能差が大きく変わりましたので一度まとめてみたいと思います。
今まで、Enterprise Edition のみの機能を使用しているかを確認する際に、sys.dm_db_persisted_sku_features を使用することがありましたが、今回の SP1 の変更により、以降は、この DMV からではなく、SQL Server 2016 SP1: Things you should know の方法を使用する必要があるようです。
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