Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments
Tools and Documents for fault analysis in SQL Server-based environments.
SQL Server のマイグレーションツールの現状
従来まで、SQL Server ベースの環境のマイグレーションについては、Data Migration Assistant (DMA) / Azure Data Studio (ADS) の Migration 拡張機能を使用して、バージョンアップを含む移行の評価と移行を実行することができました。
DMA については、2025/07/16 に廃止となっており、ADS については 2026/02/28 に廃止がアナウンスされています。
今まではこれらのツールを使用して移行のための調査を実行していましたが、現在は調査方法が変わってきているので、情報を整理しておきたいと思います。
Azure Local 23H2 OS から 24H2 OS へのアップグレードを試してみる
23H2 OS から 24H2 OS へのアップグレードについては、サポートされているバージョンの Azure Local では次の記載があります。
このソフトウェアの新しい展開では 、12.2508.1001.52 ビルドが使用されます。 11.2508.1001.51 を使用して、2507 から既存のデプロイを更新することもできます。
アップグレードパスでは、2510 のアップグレードで 24H2 OS にアップグレードされるようですが、2025-08-29 にリリースされた、11.2508.1001.51 からアップグレードが可能なような記載となっていました。
私が使用している Azure Local の評価期間の終了が近くなっており、環境の再構築をする必要があり、良いタイミングでしたので、24H2 OS で再インストールするのではなく、23H2 OS で再インストールしてアップグレードができるのかを確認してみました。
本投稿で試した内容は、投稿時点でのドキュメントには含まれていないように見えましたので、実施する場合は運用環境ではなく、検証環境で実施してみてください。
今後の SSMS ロードマップと Copilot の実装の変更について
先日、次の二つのアナウンスがありました。
SSMS 21.x がリリースされたのは、2025/05/19 で、まだ、数か月しか経過していませんが、次バージョンの SSMS 22 と、次バージョンでの Copilot の実装の変更についてがありましたのでまとめておきたいと覆います。
Visual Studio Code の GitHub Copilot で Azure OpenAI のモデルを使用する
Visual Studio Code の GitHub Copilot では標準で Hosting of models for GitHub Copilot Chat のモデルを Premium Request を消費しながら使用することができます。
使用するモデルですが、Bring your own language model key として、GitHub で提供されているモデル以外を使用することもできるようになっており、その中には Azure (Azure OpenAI) も含まれています。
設定の方法については、How to Connect to Azure OpenAI Models from GitHub Copilot? 等の記事で確認ができますが、投稿時点では Azure のモデルを利用する場合「API キー / エンドポイントの入力 UI が表示されない」というような事象が発生します。
現状、Azure のモデルの利用は試験段階の機能となっています。
これに起因してか、Azure のモデルを設定しようとした場合は次のようなメッセージが表示されるため、上述の記事のように setting.json を直接編集する必要があります。
GitHub Copilot で Azure のモデルを使用する場合の情報についてまとめておきたいと思います。
Azure Local 2508 へのアップグレード時に RP が未登録でエラーになった件
Azure Local で 2508 が公開されましたので、12.2507 -> 12.2508 にアップグレードを実施しようとした際に、次の画面のようなサブスクリプションにリソースプロバイダーが登録されていないというエラーが発生しました。
Check if all Resource Providers are registered in the subscription
サブスクリプションにリソースプロバイダーが登録されていないというエラーだったのですが、Azure Portal から確認できるメッセージでは、どのリソースプロバイダーが登録されていないのかまでは確認をすることはできませんでした。
Windows Admin Center を使用した VMware の仮想マシンの移行
Introducing the VM Conversion tool in Windows Admin Center ? Public Preview でアナウンスされましたが、VMware の仮想マシンを Windows Server に移行する機能が Windows Admin Center の拡張機能として追加されました。
先日まで、Azure Local の Azure Migrate ベースの移行の概要 (プレビュー) の評価を行っており、vCenter + ESXi の環境がまだ手元に残っていましたので、この環境で WAC を使用した移行についても確認をしてみました。
GitHub Vibe Riders初配信 に参加した際に得られた GitHub Spark の知見
昨日 みんなでGitHub Sparkを使い倒そうぜ!【GitHub Vibe Riders初配信】に参加させていただいたのですが、その際に得られた GitHub Spark の知見を残しておきたいと思います。
【記念すべき】泥酔バイブコーディングのお供、GitHub Sparkを使い倒そうぜ!【初配信】 でアーカイブ配信も公開してくださっています。
Azure Local 23H2 から 24H2 へのアップグレードについての情報
Azure Local 23H2 (Windows Server 23H2 ベース) は 2025-10-31 でサポートが終了し、これ以降は 24H2 (Windows Server 2025 ベース) の環境のみサポート対象となります。
Azure Local の 24H2 のアップグレードについてはいくつかの情報が公開されていますのでまとめておきたいと思います。
SQL Server 2025 の SQL Server に対してのリンクサーバー設定で既定の暗号化について
SQL Server 2025 RC0 以降の重大な変更として「SQL Server に対してのリンクサーバー設定の既定の暗号化設定の変更」があります。
SQL Server に対してリンクサーバーを設定した際に使用されるデータベースプロバイダーですが、SQL Server のバージョンによって異なっています。
- SQL Server 2017 以前: SQL Server Native Client (SNAC)
- SQL Server 2019 以降: Microsoft OLE DB Driver for SQL Server (MSOLEDBSQL)
SQL Server 2022 では OLE DB Driver のバージョンは 18 が使用されていたのですが、SQL Server 2025 からは 19 が使用されるようになります。
これにより、既定の暗号化設定が変更され、SQL Server 2025 から 従来通りの SQL Server に対してのリンクサーバーの設定を行うと、「信頼されていない期間によって証明書チェーンが発行されました」のエラーが発生します。
この点について、情報をまとめておきたいと思います。
SQL Server 2025 RC0 の提供が開始されました
本日、SQL Server 2025 RC0 (製品候補版: Release Candidate) の提供が開始されました。
RC0 としてではなく、次の記事で RC0 のリリースについて触れられています。
- Create embeddings in SQL Server 2025 RC0 with a local ONNX model on Windows
- SQL Server 2025 Preview: Now Supporting Ubuntu 24.04 and TLS 1.3
Bob Ward の LinkedIn と、MS のブログで RC0 について投稿されていますので、全体像はこの情報で確認できるかと。
- SQL Server 2025 Release Candidate now available
- Announcing SQL Server 2025 Release Candidate 0 (RC0)
- Accelerating SQL Server 2025 momentum: Announcing the first release candidate
SQL Server 2025 RC0 は こちら からダウンロードすることが可能です。
CTP は英語版のみでしたが、RC0 から日本語版が提供されていますので、日本語向けの環境を構築することが可能となっています。