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SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

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SQL Server 2019 on Windows の Language Extension で .NET 5 C# が動作するようになりました

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Open sourcing the .NET 5 C# Language Extension for SQL Server で発表がありましたが、SQL Server 2019 から使用することができるようになった Language Extension で .NET 5 C# が使用できるようになりました。

今回のアナウンスは、次のアナウンスの続きにあたるものになるのではないでしょうか。

 

SQL Server では、このような機能を使用したデータ分析を Advanced Analytics と呼ぶこともありますが、機能を活用することで、標準の T-SQL では難しい分析を行うことが可能となります。

今回の C# の発表を読みながら、この領域の情報をまとめてみたいと思います。

使用方法のステップバイステップについては GitHub のコンテンツを参照すると実際に試すことができます。

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Written by Masayuki.Ozawa

9月 12th, 2021 at 4:31 pm

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AKS on Azure Stack HCI (Windows Server 2019) に対して Azure DevOps でパイプラインを実行するためのメモ

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AKS on Azure Stack HCI (OS は HCI OS ではなく、Windows Server 2019) に対して、Azure DevOps パイプラインを実行しようと思った際の作業した内容のメモを。

最終的には Azure Arc Enabled Kubernetes の GitOps を使用することになるのかなとは思うのですが、今回はそこまでは試せていません。

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Written by Masayuki.Ozawa

9月 6th, 2021 at 10:35 pm

高速データベース復旧 (ADR) の動作を把握するために必要となる情報

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SQL Server 2019 以降と Azure SQL Database では、データベースの高速な復旧を可能とする高速データベース復旧 (ADR : Accelerated Database Recovery / CTR : Constant Time Recovery) という機能が搭載されています。

SQL Server 2019 では手動で有効化する必要がありますが、現在の Azure SQL Database ではデフォルトで有効化されており、無効にすることはできませんので、SQL Database を使用している場合には、必ず ADR が使用されています。

この ADR の挙動を把握する必要があり、情報を調査した際の内容をまとめておこうと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

9月 4th, 2021 at 10:41 pm

SQL Server で特定テーブルに1件のレコードを最初にINSERTした場合、アクセスが発生するファイルを調べてみる

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MySQLエキスパートyoku0825が目指す、DBAとしての未来像 を興味深く読ませていただいたのですが、記事の中の次の質問がとても面白い内容でした。

インストールされたばかりのMySQLがあるとして、特定テーブルに1件のレコードを最初にINSERTした場合、アクセスが発生するファイルとその理由をすべて教えてください

MySQLに初めてINSERTするとアクセスが発生するファイルは何かという質問をどう調べるのか で MySQL についてまとめられていますが、SQL Server ではどのようになるのかまとめてみました。

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Written by Masayuki.Ozawa

8月 29th, 2021 at 8:12 pm

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Windows Server 2022 が RTM (GA) したようなのでメモ

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Microsoft のブログ等でのアナウンスはまだのようですが、Windows Server 2022 から Preview が取れたようで、サポートラフサイクルの開始が 2021/8/18 からと記載された情報が公開されました。

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Windows Server 2022 は Preview を 1,2 回インストールしただけで、あまり情報を追えていないのでどの辺を見ればよいかのメモを。

2021/9/1 に GA のアナウンスが行われました。

Windows Server 2022 now generally available?delivers innovation in security, hybrid, and containers

 

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Written by Masayuki.Ozawa

8月 19th, 2021 at 11:31 pm

SQL Server のクライアント/サーバー間のデータ通信に使用される文字コードについて

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MySQL の場合は、10.1.4 接続文字セットおよび照合順序 のような設定で、クライアント / サーバー間のデータ通信 (クエリ / 結果) で使用される文字コードを設定できるかと思います。

SQL Server の場合は、サーバーに文字データ格納時の文字コード (コードページ) / 文字列を比較する場合のルールを「照合順序」で設定することができますが、クライアント / サーバー間のデータ通信で使用される文字コードについては、明示的な指定を行うことはできません。

SQL Server ではクライアント / サーバー間の通信で使用されるデータではどのような文字コードが使用されているのかについて、まとめてみたいと思います。

本投稿のような内容を調べる場合には、クエリ実行時のパケットをキャプチャして、SQL Server のプロトコルのドキュメント に記載した TDS の使用を確認することになるかと思います。

Windows の OS としての文字コードの扱いについては、Unicode と文字セットについて を参照してください。

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8月 14th, 2021 at 8:31 pm

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SQL Server on Kubernetes の MS 提供ドキュメント

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SQL Server on Kubernetes Designing and Building a Modern Data Platform という SQL Server on Kubernetes (k8s) に特化した書籍が発売されました。

ざっと一通り目を通したのですが、Windows エンジニアが、Linux 上に k8s の複数ワーカーノードの環境を一から作成して、操作を行うというような流れとなっており、SQL Server のエンジニアが k8s を学習を始めるのに適している書籍ではないかと思います。

私の場合は、Windows Server 2019 がインストールされている環境がいくつかりますので、Azure Stack HCI 検証方法 Tips に記載しているような、Windows Server 上に AKS on Azure Stack HCI を構築して検証を行っていますが、この環境でも書籍内の操作は問題なく行うことができました。

書籍内には、https://www.centinosystems.com/blog/category/kubernetes/ の記事も参照されており、こちらも併せて読むとよさそうです。

k8s 上に展開した SQL Server を Deploymentの更新 で最新バージョンに更新する流れや、NFS を使用した PVC の作成などにも触れられており、単純に Pod を展開する以外のスキルも身に着けることができます。

NFS のマウントオプションについては触れられていなかったので、What are the NFS mount options for databases on NetApp? / Oracle DatabaseのNFSバッファ・サイズ・パラメータの構成 あたりをマウントオプションの参考にするのもよさそうですね。

Service については、LoadBarancer ではなく NodePort を使用するようになっていますので、MetalLB も別に学習するとよいかもしれません。

SQL Server と k8s の組み合わせについては、SQL Server 2017 でコンテナー版の SQL Server の提供が開始された時から情報の公開が始まり、Big Data Cluster (BDC) / Azure Arc Enabled SQL Managed Instance で、k8s に最適化された SQL Server ベースの環境が提供され、いくつかのドキュメントが公開されています。

本投稿では、SQL Server on Kubernetes について、MS から提供されているドキュメントについて記載しておこうと思います。

SQL Server を単体で動作させるもの / Big Data Cluster / Arc Enabled SQL MI / Azure SQL Edge といくつかの利用形態を k8s 上で使用するための情報が公開されています。

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Written by Masayuki.Ozawa

8月 11th, 2021 at 10:27 pm

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WMI イベント警告を使用して SQL Server でイベント駆動でアクションを実行する

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SQL Server でイベント発生時の情報を取得する方法としては、拡張イベント (xEvent) があります。
拡張イベントを使用することで、SQL Server で発生する様々なイベントを取得することができます。

拡張イベントは情報を取得する際に強力な機能ですが、「イベントが発生した際に任意の DMV から情報を取得する」ということができなかったかと思います。

「特定のイベントが発生した場合に DMV から追加で情報を取得する」ということを実現したい場合、どのような方法があるか考えてみたところ、イベントによっては「WMI イベント警告」という機能を使えることを思い出したので、WMI イベント警告についてまとめてみたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 18th, 2021 at 5:08 pm

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Inspire 2021 の前後で発表された SQL Server 関連のアップデート

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最近さぼっていましたが、Inspire 2021 が開催されたので、アップデートをまとめておこうかと。

Inspire 2021 の発表内容については Book of News が公開されていますので、これから確認できます。

データ関連はこんな感じで、大きな発表はあまりなかった印象です。

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大きな発表は Windows 365 に持っていかれた感じですかね。

 

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 15th, 2021 at 9:26 am

AKS on Azure Stack HCI 検証方法 Tips

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AKS on Azure Stack HCI を Windows Server 2019 の 1 ノード環境ではありますが、1 台起動したままにすることができそうなので、この機会に勉強を兼ねてメモを残しておきたいと思います。

AKS on Azure Stack HCI は、検証用途であれば 1 台の Windows Server 2019 上で動作させることができます。(Azure のサポート内で AKS on Azure Stack HCI のサポートを受ける場合は、OS に Azure Stack HCI OS を使用していたほうがスムーズになりますので、リソースに余裕がある場合は、HCI OS で環境を構築していたほうが良いかと)

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64 GB / 4 Core (HT : 8 Core) の NUC が 1 台あれば、構築することができ、Windows Server 上で Kubernetes を展開することができます。

私のような今まで Windows をメインに触ってきたエンジニアでも Kubernetes の検証環境を容易に作ることができますので、k8s の勉強環境にも活用できるかと。

基本的には、Azure Stack HCI の Azure Kubernetes Service のドキュメント のドキュメントを確認しながら、勉強した内容を適宜更新していきたいと思います。

私の場合は、仕事の領域が「SQL Server のデータベースエンジン」となりますので、AKS on HCI を使用するのは、Azure Arc Enabled SQL Managed Instance を検証することが目的であり、Enabled SQL Managed Instance 観点の情報も記載しています。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 15th, 2021 at 12:13 am