先日、大阪で開催された db tech showcase 2014 の [B24] Oracle から SQL Server システム移行の勘所 でも話にあったようですが、ユーザー定義関数を使用する場合に気を付けておきたいことをメモとして。
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SQL CLR を調べようとしたときの参考
ちょっと SQL CLR を調べる必要があったので、その時に参考にしたサイトのメモを。
CLR (共通言語ランタイム) 統合によるデータベース オブジェクトの構築
マネージ コードでの SQL Server オブジェクトの作成
CLR データベース オブジェクトを使用する方法
Using CLR With SQL Server 2012
開発には Visual Studio 2013 Express を使用することができます。
SSDT and Visual Studio versions
Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop
デフォルトでは SQL Server オブジェクトブラウザーが SQL Server 2014 に対応していないので、[ツール] → [拡張機能と更新プログラム] から SSDT を更新するとよいかと。
# SQL Server 2014 に対応した SQL CLR は SQL Server 2012 同様、.NET Framework 4.0 で開発すればよいので、オブジェクトブラウザーを使用しないのであれば、デフォルトの状態でも開発できますが。
IE 11 のプロキシ設定を基本設定でレジストリ変更により実施する
IE10 以降ではインターネットエクスプローラーのメンテナンスが使えないので、GPO で設定できる範囲と IEAK を使用、または 下位互換の ADM (Administrative Templates for Windows Internet Explorer 10 / Administrative Templates for Internet Explorer 11) を使用して設定するかと思いますが、面倒だったので IEAK を使わずにレジストリを変更して設定した際のお話を。
SYSVOL 共有の複製を DFS の管理コンソールで確認 (2012 R2)
ドメインコントローラーでグループポリシーの設定等を格納している SYSVOL 共有ですが、Windows Server 2008 以降のドメインコントローラーでドメインを初期構築した場合や 2003 からの移行をした後に FRS から DFS へ移行 (【Windows Server 2008】 Sysvol 複製を FRS から DFSR に移行するには Dfsrmig.exe コマンドを使用する) した後は、DFSR が使用されています。
以前、SYSVOL 共有の複製設定を DFS の管理コンソールで確認 で書いたこともあるのですが 2012 R2 でもSYSVOL 共有の複製の確認を DFS の管理コンソールで実行することができるのでメモとして。
プランキャッシュを確認する際のポイント
診断系の情報を取得するクエリはいくつか持っているのですが、クエリについての情報を拡充したかったので、考えを整理するためのメモを。
PowerShell スクリプトをクラスターリソースとして登録
Azure 仮想マシンの SQL Server のデータファイルのスケーリング
Azure の仮想マシンで SQL Server を動作させる場合のデータベースのデータファイルのスケーリングについて考えてみたいと思います。
ログファイルのスケーリングについては、Azure VM で記憶域プールを使用した際の列数の影響について の考え方になるかと思います。
S1 のスループットを Web/Business エディションに近づけるために
先日、SQL Database の新しいエディションの特性を調べてみる (2014/7 版) という投稿をしました。
結果のサマリーとしては以下のようになっています。
■INSERT
処理時間 | 前回 | 今回 |
Business | 1:53 | 2:03 |
Basic | 9:19 | 2:08 |
Standard/S1 | 4:35 | 1:56 |
Standard/S2 | 3:03 | 1:58 |
■SELECT
前回 | 今回 | |||
処理時間 | エラー数 | 処理時間 | エラー数 | |
Business | 00:07.3908 | 0 | 00:06.8152 | 0 |
Basic | 01:57.4251 | 883 | 02:16.9123 | 0 |
S1 | 02:28.5198 | 0 | 00:46.5336 | 0 |
S2 | 00:27.2976 | 0 | 00:13.8427 | 0 |
P1 | 00:08.8606 | 0 | ||
P2 | 00:07.2884 | 0 |
INSERT については差がなく、SELECT については S2 を使用することで、現状の Business に近い処理時間にすることはできました。
以下は SQL Database の料金になります。
現状の SQL Database は DTU が設定されていないため、性能については一定の性能が保障されるわけではなくデータベースの使用量に応じて課金がされます。
新しいパフォーマンスレベルについては、現状はプレビュー料金のため 50% のプレビュー割引きとなっていますが、データベースのコストを抑えるためには S1 の利用が基本になってくるかなと思います。
S1 のスループットを現状のエディションに近づけるためにはどうすればよいかをメモとして。
INSERT の処理時間は同じだったため、本投稿では SELECT をターゲットとして検証しています。
INSERT も複数スレッドで実行した場合はトレンドが変わってくるはずなので、厳密には検証する必要があります。
NAWA Tech ~ホーム戦~ で登壇させていただきます
2014/9/6 (土) に名古屋で開催される NAWA Tech ~ホーム戦~ で SQL Server のセッションで登壇させていただきます。 内容については、以前 db tech showcase 2014 大阪で登壇せていただいた内容を元にお話をさせていただきます。 おそらく 2 時間セッションになるかと思いますので、興味のある方がいらっしゃいましたら参加してのんびり聞いていただければと思います。 – セッションタイトル SQL Server エンジニアに知ってもらいたい!! SQL Server チューニングアプローチ – NAWA Tech 版 – – セッション内容 SQL Server の情報はDMVで取得できるという話を聞く機会があるかとおもいますが、どのように情報を取得すればよいかをご存知でしょうか?? 本セッションでは SQL Server のチューニングをする際に取得する各種情報の取得を通してチューニングアプローチの基本的な内容についてお話をさせていただきます。
SQL Database の新しいエディションの特性を調べてみる (2014/7 版)
以前、SQL Database の新しいエディションの特性を調べてみる という投稿をしました。
Azure SQL Database の更新情報: 新しいサービス レベルへの容易なアップグレード、パフォーマンスの向上、Basic データベースで PITR (ポイントインタイム リストア) をサポート、すべてのサービス レベルで自動エクスポートをサポート で紹介されているのですが、7 月になって Basic / Standard S1 / Standard S2 の DTU 数が変更され以下のようになりました。
日本語の情報はまだパフォーマンスの向上前の DTU 数になっていてので比較対象として使用しているのですが、上が向上前 / 下が向上後の DTU の情報となります。
Azure SQL データベースのサービス階層とパフォーマンス レベル
Azure SQL Database Service Tiers and Performance Levels
パフォーマンスレベル | 向上前 | 向上後 |
Basic | 1 | 5 |
Standard/S1 | 5 | 15 |
Standard/S2 | 25 | 50 |
Twitter を見ていたら、熊なのになぜか頻繁に猫と合成される数奇な人生を送るシグマクンから以下のようなお手紙をいただいていました。
# プライバシー保護のため一部モザイク化、モザイクの下に何があるかはご想像にお任せします m(_ _)m
ということでちょっと評価してみたいと思います。