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PASS VIRTUAL SUMMIT 2020 : Day 1 Keynote の発表内容について

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2020/11/9~13 の期間で開催されていました。

今年は全セッションがオンライン化された Virtual Summit として開催されており、Keynote についても、開催時間に合わせての事前録画の公開となっていました。

仕事の関係でリアルタイムで参加はできていないのですが、録画で内容を確認することができましたので、発表内容をまとめておきたいと思います。

2020/9 に Ignite 2020 があったばかりですので、その時のアナウンスと重複しているものが多いですね。

Azure Data 戦略では、3 種類の方法でスキルの経済性を実現します。

  • SQL skills unlock Aure data services
  • Commonalities span the Azure data ecosystem
  • The end-to-end Azure Data Platform

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SQL が使用できると Azure の様々なデータサービスを使うことができます。
これには、SQL Server をベースとしている環境や、SQL を活用することができるツールや製品など様々な環境があります。

今までのオンプレミスの SQL Server スキルも Azure で活用することができます。
SMSS や Azure Data Studio はクラウド環境の SQL Server や、Azure SQL Edge のようなエッジサービスとして動作する SQL Server の管理にも使用することができます。
SSIS のスキルは、Azure Data Factory で活用することもできます。
Azure Data Services では、SQL Server 以外のデータサービスも提供しており、Azure データエコシステムにまたがり、SQL Server 以外のデータベース (OSS データベース) / NoSQL のスキルも活用することができます。

Azure では、様々な言語やフレームワークでの開発をサポートしており、各言語用のコネクターの提供しています。
開発者の好みの環境で開発を行うことができます。
Azure SQL Services では、T-SQL もサポートされています。

Azure では、このような、End-to-End のデータプラットフォームの提供を行われています。

この Azure Data Platform の中で発表されたロードマップには次のような内容がありました。

Azure SQL Services

Azure SQL Services では、二点の発表がありました。

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一つ目が、汎用目的のゾーン冗長の Public Preview の発表です。

従来までは汎用目的では、ゾーン冗長 (可用性ゾーンを使用した冗長構成) はサポートされていませんでしたが、Public Preview でサポートされるようになりました。

リージョンのサポート状況については、こちら で公開されていますが、東日本については、まだサポートされておらず、アジア圏で Preview が利用できるのは、東南アジア / オーストラリア東部の 2 リージョンとなるようです。

二つ目が、SQL Managed Instance (MI の ML サービスです。
現状は Preview となっていますが、近いうちに GA するようです。

MI の ML では、R と Python のデータベース内の実行のシナリオがサポートされるようになり、SQL Server の最新バージョンである 2019 の ML サービスとは一部機能に差があります。

ML サービスではなく、ネイティブスコアリングの PREDICT 関数では、MI / SQL Edge / Synapse (Dedicated SQL pool) では、ONNX 形式のモデルがサポートされていますので、Azure SQL と SQL Server では機械学習で活用できるモデルについても現時点では差があるのは意識しておいた方がよいのではないでしょうか。

デモの中では、Market Place から提供している SQL Server インストール済み VM として、SSRS の環境がリリースされたことについても触れられていました。

今まで、Market Place の SQL Server インストール済みイメージというと、SQL Server のデータベースエンジン部分がインストールされていた環境の活用が大半だったかと思いますが、SSRS / SSAS が導入されているイメージも提供されるようになりました。

 

Azure SQL Edge

こちらについては、PASS のタイミングでの新しい発表ではありませんが、Azure SQL Edge が GA していることについて触れられていました。

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Azure SQL Edge はエッジデバイスで動作させることが可能な SQL Server のデータベースエンジンであり、ARM の CPU でも動作させることができます。

様々な場所で SQL Server を使用したシステムを一貫性を持たせて開発することができます。

Azure SQL Edge はコンテナーとして実行されますので実行場所についても柔軟に対応できるのではないでしょうか。

 

Azure Arc enabled data services

Azure の管理性を様々な環境に提供することができる Azure Arc enabled data services についても Public Preview が提供されているというアナウンスがありました。

Kubernetes が動作している環境に対して、SQL Managed Instance と PostgreSQL Hyperscale を展開することができます。
これにより、Azure 以外の環境に対しても、これらのサービスを展開することができ、展開した環境に対しては、Azure の管理性を活用することができます。

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詳細は発表されていないのですが、MI と PostgreSQL Hyperscale の Public Preview 提供中のアナウンスの後に「with more Azure data services coming soon!」となりましたので、今後、enabled data services は新しい製品の提供が来そうですね。

Bob Ward an Conor Cunningham

PASS SUMMIT で毎回恒例の Bob Ward と Conor Cunningham のコーナー、今回もありました。

このコーナーでは、SQL Database で、今後、実装が計画されている機能のデモが行われていました。

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クエリストアヒントという機能が今後実装が予定されているようです。
現在、クエリストアではクエリのプランの強制が可能です。

新しいプランの調整としては、クエリ ID に対してクエリヒントを明示的に指定できるようになるようです。

他のデモは、Azure Arc enabled SQL Server / Azure Arc enabled data services (MI) のデモも行われていました。

 

Azure open source Database Services / Azure Cosmos DB

SQL Server 以外の DB についても、各機能で Public Preview のアナウンスがありました。
Cosmos DB 以外は既出のものですね。

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Cosmos DB については、Serverless で、すべての API (SQL / MongoDB / Cassandra / Gremlin / Table) が利用できるようになりました。

OSS DB については、Flexible Server のアナウンスですね。

Redis については、Enterprise の Preview 提供のアナウンスです。

Synapse Analytics

Synapse については、Synapse Studio の ML モデルの UI 対応のアナウンスです。

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Written by Masayuki.Ozawa

11月 14th, 2020 at 8:05 pm

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