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Archive for 4月 21st, 2018

SQL Database Managed Instance のネイティブバックアップの取得について

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本投稿は 2018/4 時点の Public Preview の内容です。
一般提供開始時には変更されている可能性があります。

前回の投稿では、SQL Server のネイティブバックアップのリストアについて書きました。
SQL Database Managed Instance (MI) は、SQL Server のネイティブバックアップをリストアできるだけでなく、MI からネイティブバックアップを取得することができるようになっています。
今回は MI のネイティブバックアップの取得について見ていきます。
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Written by Masayuki.Ozawa

4月 21st, 2018 at 4:14 pm

SQL Database Managed Instance のネイティブバックアップのリストアについて

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本投稿は 2018/4 時点の Public Preview の内容です。
一般提供開始時には変更されている可能性があります。

SQL Database Managed Instance (MI) の大きな特徴の一つとして「ネイティブバックアップのリストア」をする機能があります。
ネイティブバックアップとは、オンプレミスの SQL Server で取得されているバックアップのことを指します。
従来から提供されている PaaS 型の SQL Server ベースの RDBMS である「Azure SQL Database」「Azure SQL Data Warehouse」では、ネイティブバックアップのリストアはサポートされていませんでした。
そのため、SQL Server のデータベースを移行しようとした場合、

  • スキーマ / データをエクスポートしたものをベースにして移行を検討
  • BACPAC ファイルで移行

というような手法をとる必要がありました。
しかし、大規模なデータベースの場合、これらの方法は効率的ではありませんし、何回も移行をするという作業には適していませんでした。
この辺がネックになり、PaaS ではなく、IaaS の「SQL Server on Azure VM」を採用したというケースもあるのではないでしょうか。
このような現状に対して「SQL Database Managed Instance」は、オンプレミスの SQL Server のバックアップをリストア可能にしています。
これにより、PaaS で提供されているデータベースへの「リフト & シフト」を容易にしているというのが特徴としてあります。
リストア可能なデータベースは「ユーザーデータベース」のみとなっており、システムデータベースはリストアすることができません。
そのため、ログインや SQL Server Agent のジョブの情報についてはスクリプトでの移行を検討する必要があります。
それでは、ユーザーデータベースのリストアを、どのように実施するのか、流れを見ていきましょう。
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Written by Masayuki.Ozawa

4月 21st, 2018 at 11:17 am