SQL Database では待ち事象が取得できるようになっており、待ち事象の取得は v12 でも取得することが可能です。
v12 で待ち事象を取得する場合、
- sys.dm_os_wait_stats
- sys.dm_db_wait_stats
の 2 種類の DVM から情報を取得することができます。
現状、v12 で取得する際の注意点としては、パフォーマンスレベルが「S2」以上の必要があるようです。
先日 GA した西ヨーロッパでも確認をしてみたのですが、「S1」以下だと、待ち事象の情報を取得することができないようでした。
# これだと動作的に微妙なのでそのうち全エディションで使えるのではないかと思いますが。
S2 以上であれば、以下のクエリで取得することが可能です。
SELECT * FROM sys.dm_os_wait_stats order by wait_type SELECT * FROM sys.dm_db_wait_stats order by wait_type
BOX の SQL Server であれば、以下のクエリで累計値を初期化することができますが、SQL Database では初期化はできないようです。
DBCC SQLPERF(N'sys.dm_os_wait_stats', CLEAR)
v12 の待ち事象を見ていて面白いと思ったのが、
- SE_REPL_COMMIT_ACK
ではなく、
- HADR_xx
系の待ち事象がカウントアップされているところでしょうか。
内部的なデータ同期の仕組みが AlwaysOn ベースに代わっているのかもしれないですね。
# それなら、クラスター化インデックスが不要になったのも納得です。