Windows Server 8 Beta (Windows Server 2012) でクラスター (WSFC / MSFC) を構築する際の流れを確認してみました。
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■フェールオーバークラスターの機能追加
デフォルトではフェールオーバークラスターの機能は追加されていませんので、サーバーマネージャーから追加をします。
- サーバーマネージャーを起動して、[ローカルサーバー] を選択して、[管理] → [役割と機能の追加] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [フェールオーバー クラスタリング] を有効にして [次へ] をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
- [閉じる] をクリックします。
以上で機能の追加は完了です。
クラスターに参加する全ノードで機能の追加を行います。
Windows server 8 Beta ではサーバープールを使用したインストールができますので、[サーバーの追加] で各ノードを追加すると
サーバープールから他のサーバーに機能を追加することができるようになりますので、これで機能を追加すると楽かもしれないですね。
■クラスターの構築
機能の追加が終わったらクラスターを構築します。
事前準備として
- AD にクラスター操作用の Domain Users グループのユーザーを作成
- AD にクラスターで使用する CNO (Cluster Name Object) のコンピューターアカウントを作成
- 作成したコンピューターアカウントを無効にし、1. で作成したユーザーをフルコントロール権限を付与
- 全ノードをドメインに参加させる
- 各ノードのローカル Administrators グループにドメインのユーザーを追加
- 追加したドメインのユーザーでログイン
をしておく必要があります。
上記の準備が完了したら構築を行います。
- [スタート画面] から [フェールオーバー クラスター マネージャー] を起動します。
- [クラスターの作成] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- クラスターに追加するノードを追加して、[次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- レポートを確認して [完了] をクリックします。
- クラスター名 (CNO) を入力して、[次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
以上でクラスターの構築は完了です。
流れは Windows Server 2008 R2 の頃と変わっていないと思います。
2008 R2 までは [Cluster] コマンドを使用して管理することができましたが、Windows Server 8 Beta では PowerShell による管理となっているようです。
Cluster コマンドが使用できなくなっていました。
Windows Server 2008 R2 で修正プログラムを適用することで使用できるようになる NodeWeight はデフォルトで使用できるようです。
Cluster コマンドを使用していた運用バッチなどは次のバージョンで刷新する必要が出てきそうですね。
2012/5/1 追記
従来までの Cluster.exe を使用したい場合は、[リモート サーバー管理ツール] から [フェールオーバー クラスター コマンド インターフェイス] をインストールすればよいようです。
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24 4月 12 at 00:42