SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 8月, 2010

Exchange Server 2010 SP1 をインストールしてみました

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先日、Exchange Server 2010 SP1 の提供が開始されましたのでインストールをしてみました。
Exchange Server 2010 のインストールについては自習書が提供されていますので、自習書に書かれていない箇所だけを
記載していきたいと思います。

1. インストール編 (Word ファイル、11.2 MB)

Exchange Server 2010 SP1 は SP1 のインストーラーを使うことで、スリップストリームインストールができますので、
Non SP → SP1 という順番でインストールをしなくても、最初から SP1 をインストールすることができます。
エッジトランスポートサーバーでしか試せていませんが、SP1 Beta → SP1 にアップデートすることもできました。

基本的な内容は、以前 SP1 Beta の時に検証した内容と変わらなさそうです。
Beta の時は英語だったメッセージが日本語になっていたりはしますが。

Exchange Server 2010 Non SP と SP 1 Beta の比較

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■Exchange Server 2010 SP1 / 言語パックのダウンロード先

SP1 と SP1 対応の言語パックのダウンロード先は以下になります。
SP1 に対応した言語パックを使用します。

Microsoft Exchange Server 2010 SP1
Exchange 2010 SP1 言語パック バンドル
Exchange Server 2010 SP1 UM 言語パック

?

■Windows コンポーネントのインストール

Exchange Server 2010 SP1 をインストールするためには、いくつかの役割 / 機能をインストールする必要があります。
Exchange Server 2010 では、ServerManagercmd ?ip を使用してコマンドベースでインストールしていました。
Exchange Server 2010 SP1 では、インストーラーで役割 / 機能をインストールできるようになっています。
# インストールメディアに Scripts ディレクトリに XML ファイルが格納されているので従来通り ServerManagercmd で
  インストールすることも可能です。

image image

前提条件の確認時に必要となる役割 / 機能がインストールされるのですが、再起動が必要になるので何回か作業を繰り返す必要があります。
image?

[Net.Tcp Port Sharing Service] のサービスの自動化もこの中で実施してくれます。

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?

■分散型アクセス許可セキュリティ モデル

SP1 で新たに追加されたセキュリティ モデルになります。
Exchange の権限と AD の権限が分散されたセキュリティモデルが作られるようですね。

ドメインコントローラーに Exchange Server 2010 をインストールする場合、分散型アクセス許可セキュリティ モデルは
使用することができません。
image?image

?

■Filter Pack のインストール

Exchange 2010 SP1 Beta までは、[2007 Office system コンバータ: Microsoft フィルタ パック] を
インストールする必要がありましたが SP1 RTM では、 [Microsoft Office 2010 フィルタ パック] を
インストールするように変更されています。

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■前提モジュールのインストール

SP1 Beta とは前提モジュールが変わっているようですね。

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以下の前提モジュールのインストールが必要となるようです。
# Windows Server 2008 R2 にインストールする場合の前提モジュールになります。

Windows Update ではインストールされませんので個別にダウンロードしてインストールをする必要があります。

KB982867 – WCF: Enable WebHeader settings on the RST/SCT
アプリケーションを実行すると応答が複数の AppDomain の .NET Framework 2. 0 ベースのアプリケーションを停止します。
# このリンク、インストーラーで表示されている URL が間違っています…。
 linkid=3052kbid=979744 ではなく、linkid=3052&kbid=979744 が正しいです。
KB983440 – Win7 rollup package (PR for QFE 810219)
[FIX、Microsoft .NET Framework 2. 0 Service Pack 2 に基づいており、Web サービスの呼び出しを非同期に呼び出すアプリケーション、Windows 7 を実行しているコンピューター上の例外をスローします。

?

?

?

ここまで準備が完了するとインストールを実施することができます。
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2GB のメモリを割り当てている環境で、一時間ほどでインストールが完了しました。

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SP1 Beta と基本的な流れは同じですが、前提パッチ等は変更があったみたいですね。

機能に関しては別途確認したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 29th, 2010 at 4:28 pm

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Windows Server 2008 R2 SP1 Beta の仮想マシンの Reservation 設定について

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[T2-401]? Effective Hyper-V R2 SP1 ? 詳説 Dynamic Memory ? で Dynamic Memory が有効になっている、
仮想マシンで Reservation の設定ができるという話がありました。

この設定は WMI で実施する必要があるとのことでしたので、先日の投稿で設定用のスクリプトを作成してみました。

WMI で仮想マシンに Reservation を設定

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この設定をした時の動作を軽く検証してみました。

?

■仮想マシンの Reservation の設定箇所

Hyper-V 上の仮想マシンの構成情報は XML ファイルに記載されています。

image

WMI で [rootVirtualization] 名前空間の [Msvm_MemorySettingData] クラスから情報を参照することもできます。

以下の情報は WMI で取得したメモリの情報になります。

Address ?
AllocationUnits MB
AutomaticAllocation True
AutomaticDeallocation True
Caption メモリ
Connection ?
ConsumerVisibility ?
Description Microsoft Virtual Machine メモリの設定です。
DeviceID ?
DeviceIDFormat ?
DynamicMemoryEnabled True
ElementName メモリ
HostResource ?
InstanceID Microsoft:A4A7173B-7DA6-42B8-8EE1-4DA2849E91184764334d-e001-4176-82ee-5594ec9b530e
IsVirtualized True
Limit 65536
MappingBehavior ?
OtherResourceType ?
Parent ?
PoolID 15129609-B465-4916-AA13-0CF4B109ADB0
Reservation 1024
ResourceSubType Microsoft Virtual Machine Memory
ResourceType 4
TargetMemoryBuffer 20
VirtualQuantity 1024
Weight 5000

?

初期状態では、[Reservation][VirtualQuantity (スタートアップ RAM)] と同一の設定になっています。
また、Reservation を設定するためには、[DynamicMemoryEnabled][True (有効)] に設定する必要があります。
DynamicMemory を有効にしていない状態では、WMI でReservation の値を設定しても設定が保存されません。
また、仮想マシンが起動している状態では変更ができないので設定をするときには仮想マシンを停止状態にする必要があります。

仮想マシンの構成ファイルは [Hyper-V のサービス (Hyper-V Virtual Machine Management)] でファイルにロックがされていますので、
XML ファイルを直接変更して Reservation の設定をすることができないようです。
そのため、WMI を使用して設定を変更する必要があるようです。
# サービスを停止すればファイルを直接変更することが可能です。
image
image

?

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■Reservation を有効にした際の現在のメモリの遷移

Reservation を設定していない仮想マシンは、初回起動時にはスタートアップ RAM のメモリで起動され、必要に応じてメモリは
拡張されますが、最小ののメモリ設定としてはスタートアップ RAM の値になります。
# 今回は 1,024 MB をスタートアップ RAM として設定しています。

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image?

パフォーマンスモニタでメモリの使用量を確認するとメモリも一定のサイズで遷移しています。
# アプリケーションは何も実行していない状態で稼働させています。
image

Reservation を 784 MB に設定して、メモリの遷移を見てみたいと思います。
起動時は、スタートアップ RAM の値で起動されるという動作は変わりません。

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そのまま起動した状態にししばらくすると現在のメモリが下がります。
image

パフォーマンスモニタを見ていると、[Memory Remove Operations] が発生し、[Physical Memory]
減っていることが確認できます。
image

Reservation の設定が働き、スタートアップ RAM 以下までメモリが減っていることが確認できますね。
Reservation を 8 に設定するとどうなるかも試してみました。
# 設定の最小値は 8 になるようです。
image
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解放できるところまで解放しているようですね。

スタートアップ RAM と Reservation の使い分けをどうするかはまだ考えていませんが、設定して動作するところまで確認してみました。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 29th, 2010 at 4:17 am

Posted in Hyper-V

Tech・Ed Japan 2010 で見たツールの紹介

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Tech・Ed Japan 2010 でいくつか便利そうなツールがデモで使われていましたので、その紹介を。

■CPU Stress

Windows 2000 Server のリソースキットに含まれているツールになります。
CPUStress.exe という実行ファイルです。
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このツールは、CPU に負荷をかけるツールになります。

実行ボタンはなく、ツールを実行すると直ぐに負荷が発生します。
4 Thread まで実行できますので、複数 CPU に対しても負荷をかけることができます。
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こちらの画像は、ゲスト OS 上で CPU Stress を実行して、CPU が張り付いた状態にしています。

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手前に表示されているタスクマネージャーがホスト OS 上の状態になるのですが、ゲスト OS で CPU が張り付いている状態ですが、
ホスト OS のタスクマネージャーの CPU の使用率には、ゲスト OS の CPU の使用率の状態は含まれません。

この状態を簡単に確認できるためのツールとして紹介されていました。

私はリソースキットのメディアを持っているので使用できたのですが、2000 のリソースキットが Microsoft のダウンロードサイトから
見当らなかったので、メディア持っていない方は使えないかもしれないです…。

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■PAL v2.0 (Beta)

パフォーマンスモニタのログを手軽に解析できるツールとして紹介されていました。

CodePlex から入手することが可能です。

Performance Analysis of Logs (PAL) Tool

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MSI 形式で提供されていますので、ダウンロードして実行するとインストールが開始されます。

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PAL では .NET Framework 3.5 の Chart Control を使用しているため、インストールをしていない状況ではログファイルの解析時に
エラーが発生しますので、実行する環境では事前にインストールをしておきます。
# 日本語版の Chart Control で実行できました。

Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework 3.5

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サンプルのパフォーマンスログファイル (SamplePerformonLog.blg) が入っていますのでどんなものかを使ってみたいと思った場合も
簡単に試すことができます。

実行はウィザード形式になっており、英語の GUI ですが手軽に使えます。
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セッションでも言われていたのですが、レポートの作成は PowerShell のコマンドで実行されているようで、後でもう一度同じレポートを
作りたいといった時も簡単に再実行することが可能です。
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実行が完了するとレポートが表示されます。
# レポートは実行したユーザーの [My DocumentsPAL Reports] の下に保存されますので、再度見たいときはこちらにある
  ファイルを開きます。

image image image

かなりグラフィカルなレポートが出力されるので結構便利そうです。
# レポート英語ですが…。CodePlex なので頑張れば日本語にもできるのでしょうけど私の英語力では夢のまた夢。

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■VMMap

仮想メモリの確認ツールとして紹介されていました。
こちらは Sysinternals のツールになります。
# 日本語版の Sysinternals からはリンクが見当たらず、英語版の Sysinternals からダウンロードしました。

VMMap v2.62

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単一の Exe ファイルになっているのでインストール不要で使用できます。
# Sysinternals のツール恒例の初回起動時に使用許諾のダイアログは出ますが。
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実行するとプロセスの選択ダイアログが表示されますので、どのプロセスの情報を見るか選びます。
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そうすると対象プロセスの仮想メモリの状態がグラフィカルに表示されます。

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■RAMMap

こちらも Sysinternals のツールです。
先ほどの VMMap はプロセス単位でしたが、こちらは実行しているコンピューターのメモリの情報を表示します。

RAMMap v1.1

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VMMap と同じで単一の EXE となっています。
# こちらも、Sysinternals のツール恒例の初回起動時に使用許諾のダイアログは出ます。
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こちらもグラフィカルにメモリの使用量を見ることができます。
# AWE があるので SQL Server で AWE を設定した場合のメモリ使用量も見れるのかな?

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後、以下のようなツールも紹介されていました。
# 実行するのに少し手間取りそうなのでツールの紹介までで。

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■PowerShell Management Library for Hyper-V

セッション内で [pshyperv] と言われていたものになります。

CodePlex で公開されていますのでソースを見ることも可能です。
このような Hyper-V の操作系のスクリプトが公開されていると勉強に役立つので大助かりです。

PowerShell Management Library for Hyper-V

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■SQL Azure Migration Wizard

SQL Azure へデータ移行をするための方法の一つとして紹介されていました。

こちらも CodePlex で公開されています。
# CodePlex なので Microsoft のサポート対象外の移行ツールということになりますね。

SQL Azure Migration Wizard v3.3.6

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以下のパターンの移行ができるようです。

  1. SQL Server to SQL Azure
  2. SQL Azure to SQL Server
  3. SQL Azure to SQL Azure

SQL Azure へデータを移行するというだけでなく、SQL Azure からデータを移行するというパターンもできるので、
SQL Azure 上にあるデータをオンプレミスの SQL Server でも使いたいというときにも利用することが可能です。

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セッションはテクノロジの紹介だけでなく、こういうツールの情報も見つけることができますのでとても勉強になりますね。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 28th, 2010 at 2:01 pm

Posted in ツール

WMI で仮想マシンに Reservation を設定

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昨日の Tech・Ed Japan 2010 の [T2-401]? Effective Hyper-V R2 SP1 ? 詳説 Dynamic Memory ? のセッション内で
以下のお話がありました。

  • WMI のクラスにプロパティが追加されている。
  • Reservation プロパティは WMI でしか設定できない。(GUI では設定できない)
  • 安定稼働してきたときに最低限確保しておくメモリ。Startup RAM より小さく設定できる。

早速、PowerShell で WMI を使用してこのプロパティを設定するためのスクリプトを書いてみました。

# 設定をする仮想マシン
$VMName = "RemoteFX"

# Reservation として設定するメモリサイズ (MB)
$MemReserve = 256

# 仮想マシンの管理サービス用のオブジェクト作成 (設定を Commit するのに使用)
$VM_Service = Get-WmiObject -namespace rootvirtualization -Class Msvm_VirtualSystemManagementService

# 対象の仮想マシンのベース情報を取得 (設定変更を Commit するにはこのクラスの PATH を指定する)
$VMC = Get-WmiObject -Namespace rootVirtualization -Class Msvm_ComputerSystem -Filter "ElementName=’$($VMName)’"

# 仮想マシンの設定情報を取得
# SettingType = 3 は現在の仮想マシンの構成情報 SnapShot が存在すると 5 の情報が増える
$VMS = Get-WmiObject -Namespace rootVirtualization -Query "Associators of {$VMC}? Where ResultClass=Msvm_VirtualSystemSettingData" `
| Where-Object {$_.SettingType -eq 3}

# 仮想マシンのメモリ設定情報の取得
$VMMS = Get-WmiObject -Namespace rootVirtualization -Query "Associators of {$VMS}? Where ResultClass=Msvm_MemorySettingData"

# 変更前のメモリ情報
Write-Output "Before : $($VMS.ElementName) , $($VMMS.DynamicMemoryEnabled) , $($VMMS.Reservation)"

# Reservation を設定するためには、DynamicMemoryEnabled を True にする必要がある。
$VMMS.DynamicMemoryEnabled = $true
$VMMS.Reservation = $MemReserve

# 変更後のメモリ情報
Write-Output "After : $($VMS.ElementName) , $($VMMS.DynamicMemoryEnabled) , $($VMMS.Reservation)"

# 変更を確定
$Result = $VM_Service.ModifyVirtualSystemResources($VMC.__PATH, $VMMS.psbase.Gettext(1))

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WMI でプロパティを設定する場合、[ModifyVirtualSystemResources] を設定しないと変更は確定されないですね。
また、[ModifyVirtualSystemResources] が True でないと Reservation の設定が反映されないようです。

今回、初めて WMI で仮想マシンを触ったのでこの辺がわからず、四苦八苦しました。
開発はもうあまり携わらいのですが、このようなスクリプトをもっと可読性と汎用性を高めて作成するようになりたいものです。
# 今回も見づらいコードですよね。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 28th, 2010 at 8:27 am

Posted in Hyper-V

Tech・Ed Japan 2010 3 日目 参加レポート

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早いもので今日で Tech Ed も最終日です。

今日の参加セッションはこちら。

[本日の参加セッション]

  1. [T2-402] あなたの Hyper-V 環境を最?限使い切る?法 ? Hyper-V 設定にまつわる Tips ?
  2. [T4-301] プライベート クラウドでの SQL Server の展開 ? Hyper-V との Better Together ?
  3. [T2-302] プライベート クラウド構築講座 ? 無償ツール System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 と共に ?
  4. [H-312] System Center Operations Manager 2007 R2 のユーザー視点による監視
  5. [T2-401]? Effective Hyper-V R2 SP1 ? 詳説 Dynamic Memory ?
  6. [TH-502] Windows Azure & クラウド All Wrap-up
    ?

■[T2-402] あなたの Hyper-V 環境を最?限使い切る?法 ? Hyper-V 設定にまつわる Tips ?

現場の声や様々な試験結果
Hyper-V 設定にまつわる Tips

現場の声

こういう声が多くなってきた
Hyper-V R2? はかなりいいので R1 と比較するまでもない
R2 はパフォーマンスがかなりいい
ビジネスクリティカルなアプリケーションを利用する上で、画期的なプラットフォーム

Live Migration のパフォーマンス

12 台の仮想マシンを順次移行
Live Migration 中の Transaction / sec は落ちていない

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SQL Server 利用時の SLAT の効果

TPC-E 相当の負荷をかけた時のスケーラビリティ

CPU オーバーコミットなしではリニアなスループット
Hyper-V 1.0 では、オーバーコミットなしでもリニアなスループットは得られなかった。

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vSphere と Hyoer-V の環境の比較

電源管理の面では、Hyper-V の方が消費電力が少し低い値になっている。
→ 2008 R2 の電源管理機能

どちらが目立って早いという事はなかった。

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VDI 環境の比較

TS / RDS は Hyper-V は比較的得意なワークロードである

Hyper-V は 2003 の TS より RDS の方が効率よく動く
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Hyper-V 設定にまつわる Tips

21 の Tips

サーバーの基本リソース

CPU / Memory / Disk / Network

タスクマネージャーは親パーティションの情報
%processor Time を使わないで Hyper-V hypervisor 関連のカウンタを使ってゲストの情報を把握

CPU Stress (2000 のリソキのツール) でゲスト OS に負荷をかける
→ 2008 R2 でも実行可能

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プロセッサ比率を検討

リソースがどうなっているかを把握する。
高負荷なサーバーを同じサーバー上にすべて置くのか??

軽いワークロードのサーバーでも コアに対して 4:1 ぐらいまでに抑える。
→ そういえば 1 コア 4 仮想マシンてどこかで聞いたことがあった記憶が…。

統合サービス

統合サービスはワークロードパフォーマンス向上につながるので必ずインストールする
2008 R2 ではインストールされた状態になる。
SP1 では更新されるので常に新しいバージョンをインストールする。

エミュレーションデバイスを使用する場合はインストールしないという選択肢も
→ テスト用でとりあえずサポート外の OS を動かしたいというとき

Linux 用の統合サービスの最新は v2.1 (2010/6 Release)
→ Download Center から入手できる

データ交換 / マウスをホスト ゲスト間で移動する機能が入っていない?
→ Citrix の Satori プロジェクトでホスト/ゲスト間のマウスの移動用のコンポーネントを入手できる。

modinfo vmbus で動いているかを確認できる。

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Windows Server 2008 R2 をゲストで使用

OS で仮想環境を意識し出したのは 2008 から。

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SLAT 対応マシンを使用

AMD : Rapid Virtualization Indexing (別名:NPT)
Intel : Extended Pages Tables

NPT の資料が充実している

KB2264080 を SP1 以前のバージョンは適用しておく

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コンソール

使っていない場合は閉じるまたは最小化
開いたままにしない。

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ビデオドライバ

可能であれば標準 VGA

親パーティション

ホストマシンでは Hyper-V 以外は実行しない
# 極力ではなく、しない!!

?

ディスクレスポンス

ディスクレスポンスタイムが大事なのは、仮想環境も同様
計測に使用するカウンタは物理環境と同じ。

ディスクの場所がどこであっても <10ms になっていれば OK

SSD はやはり早い。

R2 でもパススルーが一番早い

スナップショットは簡易バックアップには便利だが、更新をトラックするオーバーヘッドになる。
→スナップショットは差分ディスク。

スナップショットツリーのパフォーマンスは R1 より R2 の方が早い

パススルーが使えない場合、固定ディスクを使用
→可変と違いディスクサイズを確保してしまうのは注意

?

メディアマウント

メディアマウントを有効にしておくとポーリングしてしまうので、つかってなければなしにする。

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親パーティションのメモリ

最低でも 512MB は確保

SP1 で親パーティションのメモリ設定が入る予定 (レジストリで設定)

?

メモリのキャパプラ

もともとの使用状況を把握する。

?

ネットワーク

Output Queue Length に注視。
→キューにパケットが載っていない状態にする。
リソース モニター / xPerf を使用して診断

LT で発表された方がいるらしいので後日資料の公開に期待!!!

レガシアダプターは控える。
→ PXE ブートしたい場合はレガシアダプターが必要にある。

R2 の NIC 機能を使用する
VMQ / チムニー オフロード

PAL v2.0 (Beta)

パフォーマンスカウンターログ (blg) を簡単に分析できるツール
→ codeplex から入手可能

MS の方が開発したツール

実際には裏で PowerShell が実際されている。
→グラフには ChartControl が使われているらしい。

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まとめ

例外もあるが、Hyper-V でさまざまなワークロードを仮想化することが現実解になってきている。
R2 / R2 SP1 を検討

?

■[T4-301] プライベート クラウドでの SQL Server の展開 ? Hyper-V との Better Together ?

論理プロセッサに対する仮想プロセッサ数の比率は、最大 1:8 までサポートされる。

SQL Server の仮想化シナリオ

1 台の仮想マシンに複数のコンポーネントを配置
物理レイヤーから分離されることで可搬性が向上
ファイルベースのため、バックアップや移動、展開が可能

最大 4 VP までとなる。

各コンポーネントごとに 1 台の仮想マシンへ配置することで、柔軟なリソース割り当てが可能に

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仮想化環境における高可用性の実現

仮想化環境上での冗長構成
ミラーリング
クラスター
上記の組み合わせ (複雑になるので推奨はしない)

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クラスター
仮想環境では、iSCSI が必須

ミラーリング
通常の物理環境の構成と同じ
物理環境と同様に、3 つの動作モードをサポート

同期モードでは、高スループットのネットワークが必要

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ミラーリングの仮想環境の考慮点

VHD の形式は、固定 /? パススルー / iSCSI いずれも選択可能

仮想マシンの配置
各ロールを物理的に別のサーバーで構成し、物理障害点を分散する

?

ゲスト クラスタリング

ゲスト OS 間のクラスタリング
iSCSI ストレージが必要
→高信頼なストレージ装置の利用を推奨

用途別に複数のネットワークアダプターを構成
→物理的に NIC を分ける。

SQL Server 2008 をクラスタで使用する場合は、スリップストリームインストールしないと SKU のエラーが発生する。

ホスト OS のネットワーク障害でゲスト クラスタリングがフェールオーバーしないという現象が発生。
Private NW が使えない場合は Public NW でハートビートが送信される。

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Public Network の障害検知

ホスト OS の障害がゲスト OS で検知できない。
OpsMgr でゲスト OS で 1129 が発生したらフェールオーバーさせる。

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ホストクラスタリング

ホスト OS 間のクラスタリング

SQL Server の仮想サーバーをクラスタリソースとして登録し、CSV (1CSV / 複数仮想マシン) を使用して LiveMigration
Quick Migration (1 仮想マシン / 1 LUN) も可能

障害発生による、非計画的な移動
→ 逆のノードでゲスト OS が再起動される。
  サーバーの再起動が発生するので、ゲストクラスタと比較すると起動に時間がかかる。

OS 障害に対しては、ハートビート設定を有効化、かつ自動開始を有効化することで、フェールオーバーする

Public Network の障害検知には、SCVMM を使用する。
→ OpsMgr で 1129 を監視

?

LiveMigration のデモ

SQL を実行している最中に、LiveMigration を実施
接続が途切れることなく、処理が実行される。

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SQL Server のバックアップ

ホスト OS レベルのバックアップ
仮想マシンを物理的なファイルとしてバックアップ
(VSS 対応かつ統合サービスインストール時)
SCDPM ホスト エージェントを使用

仮想マシンごとのバックアップ取得になるので、領域コストとについては考慮が必要
バックアップ取得時点までのバックアップとなる。
→ 必要に応じて、SQL Server のバックアップと組み合わせる

ゲスト OS レベルのバックアップ
SQL Server の機能を使ってバックアップ
SCDPM ゲスト エージェントを使用
DB 単位でバックアップが可能

NetApp の SnapManager for SQL Server を使用したデモ
SQL Server の VSSと連携している。
ストレージの Snapshot と連動しているのでバックアップを高速に実行できる。
フルバックアップ後にログバックアップというオプションがある。

どの時点までのデータをリストアするためのバックアップを取得するか。

データベースバックアップを戻す時は、稼働していた時の SQL Server のパッチレベルバージョンにすること。

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ストレージの推奨構成

可変、および差分 VHD はオーバーヘッドが大きく、推奨されない。
パフォーマンスを求めるの出れば、パススルー / iSCSI を検討する。

?

パフォーマンス

CPU , ディスク I/O に負荷がかかるワークロードは、オーバーヘッドが小さく 数 % ですんでいる。
ネットワークへの負荷がかかるワークロードはオーバーヘッドが高くなる。

仮想化による展開

可搬性が高い
LiveMigrationにより容易に別環境に移動できる。

仮想環境でも冗長構成をサポート
仮想環境特有の考慮店は留意が必要 (ネットワーク障害等の対応)

パフォーマンスについては、ネットワークのオーバーヘッドが高いので注意が必要

?

?

■[T2-302] プライベート クラウド構築講座 ? 無償ツール System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 と共に ?

パブリックなクラウドから学べることを学び、プライベートなクラウド化を推進していこう!
→ 自動化による無駄なコストの削減

仮想化は要素技術
→ 仮想化することはゴールではない。
  本来は、自動化 > 仮想化 (自動化はクラウドでは標準な考え)

マイクロソフトは「作れるクラウド」 を提供
自社内にクラウドを作る
クラウド環境を作ってサービス提供

一般的な要件

製品や技術ではなくソリューションの話。
要素技術の進化も重要

Windows Intune もクラウドを意識している技術

?

Solution Accelerators シリーズ

MAP
MDT
OVMST
MOF

?

作れるクラウドツール

自社内にクラウドを作る
DDTK-E → DIT-SC → SSP 2.0
インストーラーのバイナリで提供

クラウド環境を作ってサービス提供
DDTK-H or DDTK
ソースコードで提供

?

プライベート クラウド利用イメージ

仮想マシンを作るときのスタートは、ある部門の IT 担当者からのポータルの申請
申請された要求をIT 管理者が承認

?

VMM SSP 2.0

SCVMM に VMM SSP 2.0 のポータルで追加でインストールする。

SSP 2.0 の操作は、ワークフローになっている
IT 部門 と 業務システムオーナーで役割が別れる。

  1. 申請 (利用者)
    Register New Business Unit
    Business Unit Name : システム開発部
    Business Unit Code : 部署コード
    Contact Email Address 😕 担当者アドレス
    Priority : 優先度
    Justification : 申請理由
    Administrators : 管理者アカウント
  2. 承認 (システム管理者)
    Requests から 申請された内容を Approve
  3. リソースの申請 (利用者)
    Create Infrastructure Request
    Memory / Storage の要求を指定
  4. サービス / サービスロール申請 (利用者)
    Service and Service Roles
    社内課金 (チャージ先の部署コード / 予約しておきたいリソース)
    管理者情報

    サービスロールの追加
    マシン数と使用するネットワーク
    ロードバランシングの有無

  5. テンプレートの選択 (利用者)
    使用したい仮想マシンのテンプレートを選択
  6. 申請完了 (利用者)
    申請完了
  7. 承認 (システム管理者)
    申請された内容を確認し承認
    # 必ず申請内容を確認をする必要がある

WCF / MSMQ / WF / PowerShell 2.0 / IIS / SQL Server で構成されている。
→ ロジックは SQL Server の中にかなり書き込まれている。
  ストアドも使われているので、書き換えると動きを変更することも可能
  チャージのクリーンアップは SQL Server Agent のジョブで定義されている。

ダッシュボードを使うには SharePoint が必要になる。
→ WSS 3.0 / MOSS 2007
  SPS 2010 は現在対応していない
  英語 OS でないと、ダッシュボードがうまく動かなかったとのこと

SSP の事例は既に World Wide で 2 件あがっている

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利用シナリオ

ツールキットを使ってプール化
申請
承認
利用開始

?

プロビジョニングの機能は Action XML で拡張できる。
→ デフォルトでは Master Action XML という変更不可のものが用意されている。(コピーして使えるように)
  上記設定では、自動起動が有効になっている。
? Action XML となっているが、SQL Server のデータとして格納されている。

?

SSP 2.0 の Network の名称は SCVMM の名称と合わせるようにする。(自動で合わせてはくれない)

SetOwnerShip
→所有者を自動的に設定する。
 ロール名が直接記入されているので、SCVMM のロール名と合わせる
 (現在は英語版のため、ロール名は英語の SCVMM のロール名 (Self Service ~) になっている)

VMM SSP 2.0 に表示されるテンプレートは SCVMM で設定されているテンプレートがベースとなる

?

用語とコンセプト

共有リソースプール
Network
Storage
Compute

  1. Business Unit (組織) を作成
  2. Infrastructure (プロジェクト A)を作成
  3. Service (~システム用サーバー) を作成
  4. Service Role (仮想マシン) を作成

?

コスト計算

サービスを立ち上げる = リソース予約 = 予約コスト発生
(Infrastructure で設定する概算が上限値となる)

課金のパターンは適切になっているかをきちんと検証する。
→チャージ金額が想定したものとあっているか。

?

DDTK for Hosters

Web サービス接続が可能なクライアントから DDTK の機能を呼び出すことで、さまざまなサービスを検討可能
System Center とアプリケーションをつなぐ窓口となれる。

世界で 60 件ほど事例があがっている。

?

理想のプライベートクラウドに向けてツールを有効に活用する。

?

■[H-312] System Center Operations Manager 2007 R2 のユーザー視点による監視

代理トランザクションの設定

監視対象には、エージェントは導入せずに、代理ノード (エージェントをインストールしている監視コンピューター) を経由して、
監視を実施する。

Web の巡回や、DB no接続と言ったアプリケーションレベルの確認を実施するためのハンズオン。

[メモ]
分散アプリケーションのコンポーネントの「遠近」は Perspactive (パースペクティブ) を日本語化で直訳されてしまったとのこと。
眺望や、俯瞰というように他の事象を広く見るというような意味合いで取ればよい。

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■[T2-401]? Effective Hyper-V R2 SP1 ? 詳説 Dynamic Memory ?

来年の前半に SP1 が提供開始
Beta から確実に変わる個所が 1 点あるらしい。

Dynamic Memory

いままでは、固定で割り当て
固定な割り当ては無駄ができる。
あいているメモリを集めれば、もっとたくさんの VM が実行できるのでは。

そこで Dynamic Memory

起動時は最小限のメモリで起動して、不足したらメモリを追加、メモリが余ったら回収

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これはメモリのオーバーコミットか ?

おおむね YES ではあるが、
ゲスト OS から実装メモリ量が動的に変化する
ゲスト OS から見える利用可能メモリは実際の物理メモリに対応している

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Dynamic Memory の前に仮想メモリをおさらい

プロセスごとに専用の仮想アドレス空間を割り当てる。
→ 自分専用のメモリ空間が持てる

VMMap (Sysinternal) というツールで仮想メモリを確認

ページとフレームを対応させる
→ ページング機構

ページの共有
→同じフレームを複数のプロセス間で共有

仮想環境は二段階のアドレス変換
→ GVA → GPA → SPA
  SLAT は二段階のアドレス変換のオーバーヘッドを減らす。

Hyper-V はオーバーコミットはバルーニングと Hot-Add メモリ

ページ共有

ラージページは 2MB のページなので共有しづらい (通常のページは 4KB)
ESX はラージページを共有しないでしょうという文書があるらしい

ラージページはこの後 1GB のページも出てくる。

Azure の Computing Serivce でもページ共有は使われていない

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ホスト ページングについて

スワッピングはサービス停止を防ぐための最後の手段
スワッピングは仮想マシンからメモリを回収するための最後の手段

last resort = 最後の手段

RamMap という Sysinternal のツールでメモリを確認。

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オーバーコミットについて

オーバーコミットできると言っても無い袖を振ってはいけない。
物理メモリに収まる範囲で適切に使う。

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Dynamic Memory

Hyper-V Server 2008 R2 SP1 でもつかえる。

ホストとゲストが統合サービスで連携して動作する。

Hot-Add メモリ
→ VM に動的にメモリを追加。
Hyper-V はホストページングをしないから

小さく産んで大きく育てる。
必要に応じてメモリを追加する。

バルーニング
増えたメモリをバルーニングで回収
通常、増設したメモリは抜かないため、Hote-Remove というものはない。

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バッファーとターゲットを指定して、Dynamic Memory を設定

最大 RAM は Hot-Add の上限
ホストの上限値である必要はない

WMI のクラスにプロパティが追加されている。
Reservation プロパティは WMI でしか設定できない。(GUI では設定できない)
安定稼働してきたときに最低限確保しておくメモリ。Startup RAM より小さく設定できる。

pshypervで PowerShell で Hyper-V を操作できる。
SP1 には現在、対応していないので、デモでは SP1 に対応するように修正している。
# pshyperv は codeplex で公開されているものなので

Dynamic Memory 用のパフォーマンスカウンターが追加される。
Balancer : ペアレントパーティションのメモリ バランサー
VM : 仮想マシン毎のメモリ割り当て状況

ペアレントパーティションに残すメモリ

HKLMSOFTWAREMicrosoftWindowsNTCurrentVersionVirtualization
MemReserve (DWORD)? : ゲストに渡さないメモリ量

固定的に必要
ペアレント OS だけが起動した状態で 512 MB の空きメモリ

物理メモリ量に応じて増える
PFN データベース : 物理メモリのページ数×48バイト
非ページプール

仮想マシンの数と大きさによる
仮想マシン 1 台あたり 32 MB
1GB を超える場合 1GB に付き 8MB

Dynamic Memory は常に役に立つ機能
# Live Migration は毎日 使うとは限らない。

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■[TH-502] Windows Azure & クラウド All Wrap-up

Keynote : 現実界としてのクラウドを支える最新テクノロジ
多くの実績
使いやすさ
実装の多様化 (ハイブリッドクラウド)

キーノートの裏話

キーノートの内容とデモ担当者のアサインタイミング

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来年の方向性

製品の基本情報と今年のような内容のどちらが良いか

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Windows Azure スペシャルセッション

クラウドは BuzzWord ではなくなっている。

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今年のセッションは Practice! Practice! Practice!

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Windows Azure Platform のロードマップ

Windows Azure
Admin mode / VM ロール
System Center サポート
VL への組み込み

SQL Azure
バックアップ / れストア
Geo クローン
動的パーティショニング
Reporting / Analytics
Data Sync

Windows Azure Platform AppFabric
セキュアネットワーク
分散インメモリキャッシング
サービスとワークフローの管理と監視

サービスマーケットプレイス (PinPoint)
Dallas

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PDC

10/28-29

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技術者支援

Windows Azure コミュニティ
http://jazug.jp
http://jazug.groups.live.com
Hashtag : #jazug

無償セミナー & ハンズオントレーニング
2010/10 開始予定
http://microsoft.com/japan/windowsazure/events

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個人レベルで技術を変えていける世の中になってきた。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 26th, 2010 at 10:51 pm

Posted in セミナー