SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 7月, 2010

RemoteFX USB デバイス リダイレクトを試してみました

leave a comment

RemoteFX でまだ触れていなかった USB デバイスリダイレクトを試してみました。

ML115 G5 に BUFFALO の BWC-130H01 という USB カメラを接続しています。
image

この状態で、Windows 7 SP1 Beta をインストールしているゲスト OS に接続し、USB デバイスのリダイレクトを検証してみます。

?

■初期状態の確認

リモートデスクトップで接続するまの ML115 G5 の [デバイスとプリンター] の状態が以下の画像になります。
image

ホスト OS に接続されているデバイスとして [USB2.0 Camera] を認識しています。

デバイス マネージャーでも [BUFFALO BWC-130H01 USB PC Camera] が認識されているのが確認できます。
image

?

■USB デバイス リダイレクトを試す

それでは早速、RemoteFX USB デバイス リダイレクトを試してみたいと思います。
USB カメラをリソースとして選択した状態で、Windows 7 SP1 Beta のゲスト OS に接続をします。
image

こちらが、リモートデスクトップで接続をした Hyper-V 上のゲスト OS の [デバイスとプリンター] の内容になります。
ホスト OS で接続をしている、USB カメラが使用できるようになっているのが確認できます。
image

デバイスマネージャーからも、ゲスト OS 上のデバイスとして認識されているのが確認できます。
デバイスドライバーに関しては、ゲスト OS にインストールする必要があります。
# 今回のキャプチャは投稿を書く前にドライバーをインストールしてしまったので、すでに導入済みの状態です。
image?

詳しくは調べられていないのですが、[Remote Desktop USB Hub] というドライバーが USB デバイス リダイレクトで使用されているようです。
image?

USB デバイス リダイレクトをしている間は、ホスト OS で対象のデバイスは、[リダイレクト] 状態となるようです。
image

デバイス マネージャーからも対象のデバイスの接続が外されています。
image

ゲスト OS で USB カメラが使用できることが確認できればよかったのですが、私の環境ではそこまで確認をすることができませんでした。
# グラフィックボードの投資をしていない影響だと思うのですが。
image

ゲスト OS をシャットダウンしたら、デバイスはホスト OS で認識されるようになりました。
image

?

■RemoteFX USB デバイス リダイレクトを試すには

RemoteFX USB デバイス リダイレクトを試すためには、ゲスト OS の [RemoteFX 3D ビデオ アダプター] を有効にしておく必要があるようです。
3D ビデオ アダプターを有効にしていないゲスト OS では、USB デバイスがリダイレクトされません。

ホスト OS でリダイレクト状態になっていないので、
image

ゲスト OS でも認識がされていません。
image?

[Remote Desktop USB Hub] が組み込まれていないのでリダイレクトされていないのにはこの辺の動きが関係していそうです。
image

?

■複数台で USB デバイス リダイレクトを試すとどうなるか

3D ビデオ アダプターを有効にしたゲスト OS を複数台用意して USB デバイス リダイレクトを試すとどうなるか気になりますよね。、

1 台は RemoteFX 3D ビデオ アダプターを有効にして起動できたのですが、 2 台目はリソース不足で起動できませんでした…。
image

256 MB のビデオメモリのグラフィックボードを使用しているのでこれは仕方がなさそうですね。
1GB のメモリを搭載したグラフィックボードを用意しないと検証は厳しそうです。
# 256 MB のグラフィックボードですとゲスト OS の動きも結構カクカクしているような気がします。

これで、自宅の検証環境で試せる範囲で SP1 Beta の機能を一通り触れたかなと思います。
グラフィックボードの増設は真剣に検討しないと…。

Written by Masayuki.Ozawa

7月 19th, 2010 at 5:17 am

Posted in Windows Server

SP1 Beta の言語パックについて調べてみました

leave a comment

SP1 Beta の英語メッセージを確認したくて、2008 R2 RTM の言語パックをインストールしようとしたところこのようなメッセージが。
image

SP1 Beta 用の言語パックは別途用意しないといけないみたいですね。

SP1 Beta 用の言語パックがダウンロードできるか探してみたのですが、見つかりませんでした…。

SP1 適用前に RTM の言語パックをインストールしておけば SP1 Beta 適用後でもその言語を使用することはできそうです。
image

SP1 Beta は英語のメッセージで検索したほうが情報がヒットする確率が高いので、英語の言語パックをインストールしたくて

  • SP1 Beta をアンインストール → 2008 R2 RTM の言語パックを追加 → SP1 Beta をインストール

という手順で言語パックを追加してみました。

SP1 Beta で追加されたメッセージも RTM の段階で言語パックをインストールしていれば正常に表示されました。
image

Written by Masayuki.Ozawa

7月 18th, 2010 at 2:59 am

Posted in Windows Server

Windows Embedded Standard 7 に SP1 Beta は適用できるか?

leave a comment

Windows Embedded Standard 7 は Windows 7 がベースになっています。
最近、提供が開始された Windows 7 SP1 Beta が適用できるのか気になったので試してみました。

インストール直後のバージョンがこちらです。
image?

SP1 Beta を実行したところ、[Windows Embedded Service Pack 1 のインストール] と表示されました!!
image

ということで、同意してインストールしてみたいと思います。
image

OS のインストール時にプロダクトキーを入力しなかったので、バージョンが特定できないということでインストールできませんでした…。
image

プロダクトキーを入力した場合も同様のエラーは発生しました。

う~ん。WES 7 のライセンス認証を完了させないと駄目なのかな…。
WES7 のライセンス認証の実行の仕方はまだ調べきれていないのでこの機会に調べ直さないと駄目かも。

Written by Masayuki.Ozawa

7月 17th, 2010 at 2:32 pm

Posted in Windows Embedded

RemoteFX 3D ビデオ アダプターに再チャレンジしてみました。

2 comments

前回、RemoteFX 3D ビデオ アダプターを試してみようとしたときには、オンボードのグラフィックチップだけでしたので、
ゲスト OS を起動した際に以下のエラーが発生してしまいました。

image

ちょっと、悔しかった (?) ので会社帰りに大手家電量販店に行って、以下のグラフィックボードを購入してきました。
RH4350-LE256HD/HS2

定価で 3,500 ぐらいで、たまっていたポイントを使って 1,900 円でお買い上げできました。
まぁこれぐらいの値段なら失敗しても、「悔しくなんかないやい!!」と強がってちょっとしょんぼりするレベル。

この グラフィックボードをML 115 G5 に搭載して、RemoteFX 3D ビデオ アダプター を試してみました。

?

■ML115 G5 に搭載した時の問題

わくわくしながら、ML115 G5 にグラフィックボードを搭載して、電源を入れてみたらなぜか画面が表示されない…。
BIOS のアップデートしたら何か変わるかな~と思ったのですが、状況に変化はなし…。
# オンボードのディスプレイアダプタ / 追加したグラフィックボードのディスプレイアダプタのどちらにさしても表示されない。

まぁ、OS 自体は起動しているようなので、リモートデスクトップで接続ができれば支障はないので今回は無視して進めることにしました。

デバイスドライバはこちらから入手可能です。(Windows 7 x64 用を使っています。)
Display Driver Only

?

■RemoteFX の情報

RemoteFX の情報をいろいろと調べてみました。
以下の技術情報を参考にすると良さそうです。(全部英語…。)

Deploying a Single Microsoft RemoteFX Server Step-by-Step Guide
Deploying Microsoft RemoteFX for Personal Virtual Desktops Step-by-Step Guide
Deploying Microsoft RemoteFX for Virtual Desktop Pools Step-by-Step Guide
Deploying Microsoft RemoteFX on a Remote Desktop Session Host Server Step-by-Step Guide

Hardware Considerations for RemoteFX
Microsoft RemoteFX

?

■RemoteFX 3D ビデオ アダプター を有効にする

今回はグラフィックボードを追加しているので、RemoteFX 3D ビデオ アダプターを追加してゲスト OS を起動することができます。
image

こちらが起動直後のゲスト OS のデバイス マネージャーの画面になります。
ディスプレイ アダプターは [標準 VGA グラフィック アダプター] となっています。
不明なデバイスとして表示されているのが、3D ビデオ アダプターになります。
image

3D ビデオ アダプターを使うためには Windows 7 を SP1 Beta にする必要があります。

In order to use RemoteFX in a virtual desktop, you must be running one of the following editions:

  • WindowsR 7 Enterprise with SP1
  • WindowsR 7 Ultimate with SP1

?

ということでさっそく SP1 をインストール。

?

■RemoteFX 3D ビデオ アダプターを追加すると、VM のコンソールから接続できない。

インストールが終わったらさっそく接続をしてみます。

そうすると以下のような画面が表示されます。
image

RemoteFX 3D ビデオ アダプターを追加すると、[仮想マシン接続コンソール] (VMConnect.exe) から接続ができなくなるようですね。
メッセージに表示されているようにリモート デスクトップ接続からは接続が可能です。

ちなみに SCVMM で接続をしようとすると以下のようなちょっとさびしい画面になります。
image

■リモートデスクトップで接続して確認

リモートデスクトップであれば接続することができます。

Windows Server 2008 R2 SP1 で統合サービスも更新がされていますのでインストールしました。

image?

image

Windows 7 SP1 Beta をインストールした環境で、RemoteFX 3D ビデオ アダプターを追加すると、ディスプレイ アダプターが
[Microsoft RemoteFX Graphics Device ?WDDM] に変更されます。
# 統合サービスはインストールしなくても変更はされていました。
image?

テストするための方法はこれから調べていきたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

7月 17th, 2010 at 12:00 pm

Posted in Hyper-V

RemoteFX USB デバイス リダイレクトを有効にする

leave a comment

Windows Server 2008 R2 SP1 Beta で RemoteFX と呼ばれる機能に、[RemoteFX 3D ビデオ アダプター] があります。
image

RemoteFX という名称の機能は他にもあり、それが [RemoteFX USB デバイス リダイレクト] になります。
この機能は WIndows Server 2008 R2 / Windows 7 にSP1 Beta を適用することで使用することができるようになります。
# この機能は USB デバイスのリダイレクトですので RemoteFX 3D ビデオ アダプターと異なり追加の GPU がなくても
?? 設定が出来ました。

今回は有効にするための設定方法をまとめてみたいと思います。

?

■Remote FX USB デバイス リダイレクトを有効にする

SP1 Beta を適用しただけでは、Remote FX USB デバイス リダイレクトは有効になりません。
有効にするためにはグループポリシーで設定を有効にする必要があります。
今回はローカルセキュリティポリシーから有効にしたいと思います。

  1. ファイル名を指定して実行から、[gpedit.msc] を実行します。
  2. [コンピューターの構成] → [Windows コンポーネント] → [リモート デスクトップ サービス] →
    [リモート デスクトップ接続のクライアント] → [RemoteFX USB デバイス リダイレクト] を選択します。
    image
  3. [サポートされている他の RemoteFX USB デバイスの、このコンピューターからの RDP リダイレクトを許可する] の
    ポリシーを有効にします。
    # 初期状態では、[未構成] となっています。
    image?

以上で、設定は完了です。
[gpupdate /force] で設定が反映されるかなと思って何回か試したのですが、うまく適用がされなかったので、
再起動をし、設定を反映させます。

以下の画像が、ポリシーを設定 / 適用する前のリモートデスクトップの [ローカル デバイスとリソース] で選択できる
リソースの内容になります。
image
image?

ポリシーが適用されると、[その他のサポートされている RemoteFX USB デバイス] というカテゴリが増え、
リモート デスクトップ接続を実行した端末に接続されている USB デバイスを選択できるようになります。
image

今回のキャプチャは、Windows Server 2008 R2 SP1 Beta で取得していますが、Windows 7 SP1 Beta でも
使用することが可能です。
image

Hyper-V 上のゲスト OS の Windows 7 に SP1 Beta を適用し、ポリシーを適用した環境を作って、設定ができるか
試してみたのですが、ゲスト OS ではポリシーを有効にしても、リソースで RemoteFX USB デバイスを
選択することができませんでした。

RemoteFX USB デバイス リダイレクトの具体的な使用方法に関してはこれから調べたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

7月 16th, 2010 at 11:09 am

Posted in Windows Server