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Archive for 4月 17th, 2010

t5720 で RDP 7.0 をインストール

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HP のホームページからダウンロードできる [5.1.710 Rev. A][Windows XP SP3] ベースとなっています。
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[5.1.710 Rev.A] の OS のバージョン

XP SP3 がベースとなっているということは [RDP 7.0] がインストールできるのは!

ということでさっそく試してみました。

■RDP 7.0 をインストール

XP 用の RDP 7.0 は以下からダウンロードすることが可能です。
Windows XP 用の更新プログラム (KB969084)

サポートされているオペレーティングシステムが、[Windows XP Service Pack 3] となっていますね。
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必要システム

さっそくダウンロードしたファイルでインストールしてみます。

t5720 は初期状態では自動ログオンの設定がされているため、自動的に [User] という [Users グループ] のユーザーで
ログオンされてしまいます。
[Administrator] でログオンする場合は、 [Shift] を押した状態でログオフし、ログオンダイアログを表示させます。
# [Administrator] の初期パスワードはユーザー名と同じです。(最初の一文字が英大字です。)

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ダウンロードしたファイルをインストール

エラーとなってしまいました…。
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エラー画面

[Windows XP Embedded] ですがベースとなる OS は英語版のようなんですよね。
英語版 OS に [Multi Language Pack] を使うことで多言語対応しているようです。

MSDN のダウンロードでも [Japanese] では何も表示されないのですが、
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Windows XP Embedded の Japanese のダウンロード一覧

[English] ではいろいろとダウンロード可能です。
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Windows XP Embedded の English のダウンロード一覧

そこで、RDP 7.0 用のプログラムの [English] をダウンロードしてみました。
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English の KB969084 のダウンロード

それではダウンロードした英語版のファイルを実行してみます。
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ダウンロードした英語版ファイルの実行

英語版だとインストールができるようです。
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インストールの開始

[RDP 7.0] をインストールすることができました。
# ただし、残念ながら英語版…。
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インストールが完了した RDP 7.0

MSDN では [Windows Embedded Standard 2009] 用に以下のようなモジュールが提供されています。

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MSDN でダウンロードできる 2009 用の RDP 7.0

これを使ったらどうだろうと思って試してみましたところ、依存関係絡みでエラーとなってしまいました。image
依存関係のエラー

ベースが [Windows XP Embedded] ということと、HP がカスタマイズしていると思いますので、そのままでインストールとは
行かないようです。

■日本語版の RDP 7.0 を使うためには

MSDN で MUI の RDP 7.0 が提供されていたということは、一般でも提供されているのでは?
と思って調べてみたら普通に提供されていました。

MUI の詳細については、リモート デスクトップ接続 7. 0 クライアントを Windows XP Service Pack 3 の更新します。

MUI 環境用の RDP 7.0 の修正プログラムがあるようです。
Windows XP 用の更新プログラム (KB969085)

英語版の RDP 7.0 をインストール後に適用する必要があるため、[KB969084] の英語版をインストールした後に [KB969085] を適用します。
# このプログラムは言語を日本語に変更しても [ENU] がダウンロードされます。
image? image
KB969085 のインストール

インストールが完了すると RDP 7.0 の表示が日本語に変更されます。
# 正式には MUI 対応されているんでしょうね。
image?
インストール後の MSTSC

t5720 の場合、[EWFMGR.EXE] を使わなくても変更内容を確定できるツールが [通知領域] に表示されていますので、
このツールを使って RDP 7.0 のインストールを適用します。
# [更新] が [ewfmgr c: ?commit] と同等のようです。
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変更の適用

# この通知領域のアプリケーション便利だな~と思っているのですが、標準機能ではなく HP 特有のアプリケーションみたいですね。
?? 標準でもあったらいいのに…。

再起動をすれば RDP 7.0 のインストールは完了です。
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再起動のダイアログ

?

以上で、t5720 の RDP 7.0 のインストールは完了です。

t5720 特有ということではなく MUI 環境の XP でインストールするときも同様の流れになりそうですね。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 17th, 2010 at 8:46 am

Posted in Windows Embedded

HP t5720 に標準の XP Embedded のイメージをリカバリー

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新しい CF カード (8GB) を購入したので、HP のホームページから、t5720 用のリカバリーイメージをダウンロードして
リカバリーをしてみました。
HP Compaq t5720 Thin Client

ホームページでは以下の 2 種類の OS のイメージがダウンロードできます。
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ダウンロードできる OS のリカバリーイメージ

[5.1.3.23A] が初期状態のイメージになります。
#パッチ等が適用されているとは思うので、厳密には初期に近い状態のイメージかもしれませんが。

[5.1.710 Rev. A] というイメージが最新のイメージになります。
こちらのイメージをダウンロードしようとすると以下のような注記がされています。
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[5.1.710 Rev. A] の注記

1GB のフラッシュメモリと 1GB のメモリが必要と書かれているので、標準状態の t5720 のリカバリーイメージではないかなと思い、
今回は [5.1.3.23A] を使用してリカバリーをしてみました。

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■[5.1.3.23A] のリカバリーイメージの作成

ダウンロードしたファイルを実行します。
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ダウンロードしたファイルを実行

ナビゲーションに従って操作していくと以下のダイアログが表示されます。
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展開方法の選択

[ISO Image] をクリックすると ISO ファイルで展開することができます。
[USB Format] をクリックすると USB にブート可能なイメージを展開します。
[Deployemet] は展開用のイメージを展開します。(ちょっと変な日本語…。)
# [Deployment] は PXE ブートでイメージ展開をする時に使うみたいですね。

今回は [ISO Image] で ISO を作って、[CD-R] にイメージを焼いてリカバリーをしてみました。
?
[USB Format] で実行したかったのですが、以下のエラーになってしまったんですよね…。
image?
エラー画面

作成したメディアで t5720 を起動すると、リカバリーが開始されます。
# 2 回リカバリーについて確認が求められるので、どちらも [y] を押すとリカバリーが開始されます。
 リカバリーが完了したらメディアを抜いて再起動します。

?

■リカバリー後にエラーが発生

数回の再起動が終わるとリカバリーが完了し、自動ログオンされるのですが、その際に以下のエラーが発生してしまいました。
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Windows 製品のライセンス認証
問題が発生したため、このコンピュータのライセンスを正しく確認することができませんでした。
エラー コード: 0x80070002

自動ログオン時のエラー

[Administrator] でログオンしても同じエラーが発生してしまい、セーフモードであれば起動するという状態でした。
# ネットワークが有効なセーフモードでもエラーが発生してしまいます。

以下のような KB もあるのですがこの対応をしても駄目でした。
ことがありますエラー コード 0x80004005 またはその他のエラー コードときが表示される、Windows XP ベース コンピューターを起動

t5720 特有の問題かな~と思って調べていたらこのような情報が。
Upgraded Flash drive – XPE gives license error

フラッシュメモリのサイズを拡張した場合に発生しそうな感じですね。
最新のイメージを使うことでエラーの発生はなくなりそう。
ということで最新の [5.1.710 Rev. A] を使ってリトライです。

?

■[5.1.710 Rev. A] のリカバリーイメージの作成

作業自体は先ほどのイメージ作成と同じです。
ダウンロードしたイメージを実行してナビゲーションにしたがって操作します。
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ダウンロードしたファイルを実行

?

最新のイメージは 1 GB 程あるので、ISO として作成することができなくなっています。
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展開方法の選択

私の環境では、最新のリカバリーイメージだと USB に展開できるんですよね。
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USB ドライブの選択

[はい] をクリックすると、USB がフォーマットせれ、ブート可能なイメージが展開されます。
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確認画面

フォーマットされた後に自動的にイメージが展開されます。
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USB にイメージを展開

イメージの展開が終了したら作成したメディアでリカバリーを実行します。
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展開の完了

最新のイメージも作成したメディアで t5720 を起動すると、リカバリーが開始されます。
# 2 回リカバリーについて確認が求められるので、どちらも [y] を押すとリカバリーが開始されます。
 リカバリーが完了したらメディアを抜いて再起動します。

■リカバリーの完了

リカバリーが完了すると無事に起動します。
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起動後の画面
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工場出荷時のバージョンは、Windows XP Embedded なので XP SP2 がベースになっているのですが、
最新のイメージでは、XP SP3 がベースとなっています。

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最新のイメージの winver

Windows Embeddes Standard 2009 となってはいないので、XP Embedded に SP3 を適用した状態なのでしょうか?

XP SP3 がベースなので、RDP も [6.1] となっています。
# 工場出荷時の RDP は 5.x 立ったはずです。
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最新イメージの RDP

IE のバージョンも [7.0] となっています。
# 工場出荷時は 6.x
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最新イメージの IE

他にも、[Citrix Xen App] [VMware View Client] といった、クライアントソフトも追加されています。
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追加されるソフトウェア

最新イメージの XP Embedded は結構使い勝手が良さそうですね。

この環境は XP SP3 なので、[RDP 7.0] をインストールすることが可能です。

[RDP 7.0] のインストールについては次の投稿で。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 17th, 2010 at 6:27 am

Posted in Windows Embedded