続いては部品の交換について。
まずは、t5720 に標準で搭載されているメモリ / フラッシュメモリを取り外す必要があります。
取り外し方法はマニュアルの記載されていますので、そちらを参照すると分かりやすいと思います。
HP Thin Client 旧マニュアル
以下のマニュアルにカーバーの取り外し方法も含めて記載されています。
Thin Client t5720/t5725 ハードウェア リファレンス ガイド (2006年7月)
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■取り外し後の環境
メモリとフラッシュメモリを取り外すと以下のような構成となります。
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– メモリと CF カード取り外し後の内部の写真 –
この環境にメモリと CF カードを増設していきます。
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■メモリの増設
メモリに関しては切り欠きがあり、逆差しはできないようになっています。
切り欠きが以下の位置になるようにしてメモリを増設します。
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– メモリの切り欠きの位置 –
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■CF カードの増設
まずは CF カードを変換コネクタに接続します。
KRHK-CF2.5IDE の場合は CF カードを裏向きに接続します。
# GH-CF8GD の場合は以下の画像のように接続をします。
CF カードは左右で溝の幅が異なるのでこれも逆差しはできないと思います。
続いて変換ケーブルに 44 ピンの IDE ケーブルを接続します。
今回の変換コネクタの場合、基盤に 1 番ピンと 44 番ピンの位置が記載されています。
以下の画像のようにおいた場合、右側が 1 番ピンになります。
通常、IDE ケーブルは 1 番ピンと対応するケーブルには色つきの線が入っています。
この線と 1 番ピンが対応するようにケーブルを接続します。
最後に本体に IDE ケーブルを接続します。
メモリスロットのすぐ下が 44 番ピンになります。
一番下が 1 番ピンとなりますので、そこに IDE ケーブルの色つきの線を合わせるようにして接続します。
これで、機器の接続は完了です。
今回のケーブル類であれば以下のように置いておけば内蔵してカバーを閉めることができます。
– 内蔵するための配置 –
以上で部品の交換は終了です。
マニュアルを参考にカバーを閉じます。
IDE ケーブルがヒートシンクに接触してしまっているので、耐熱テープあたりを貼っておいたほうが良い気もします。
# 44 ピンの IDE ケーブルは通信販売で買っても 700 円でお釣りがきますので、そこまでするかは要検討。
CF カードを使っていますのでゼロスピンドルに関しては部品を交換しても変わりません。
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■ベンチマーク結果
今回の環境で CrystalDiskMark を使用して測定した結果がこちらです。
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– 部品交換後のベンチマーク –
こちらがメイン PC として使っている ThinkPad T61 のベンチマーク結果です。
CF カードだと、書き込みの測定値が低いですね~。
シンクライアントは基本的にローカルに書き込みは行わないと思いますのでこの速度でも大丈夫なのかもしれないですね。
# Windows Embedded Standard 7 のインストールには 2 時間以上かかりましたが…。
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次の投稿で Windows Embedded Standard 7 のインストールについて投稿して、環境構築に関しては終わりにしたいと思います。