SQL Server 2016 では、インストール時に複数のデータファイルで構成した tempdb の構成でインストールをすることができます。
Multiple TempDB Database Files
SQL Server 2016 : Getting tempdb a little more right も参考になるかと。
インストール時には tempdb のデータファイルが、
- 初期設定 : 8 または、コア数の小さい方の値
- 最大値は : 8 または、コア数の大きい方の値
まで設定することができます。
GUI で設定できるのはデータファイル数だけなのですが、構成ファイルを使用したインストールを実施する場合は、データファイル数以外についても設定をすることができます。
実際に設定できる値は以下になります。
; データベース エンジンの TempDB ファイルの数。 SQLTEMPDBFILECOUNT="2" ; データベース エンジン TempDB データ ファイルの初期サイズを MB 単位で指定します。 SQLTEMPDBFILESIZE="8" ; 各データベース エンジン TempDB データ ファイルの自動拡張増分値を MB 単位で指定します。 SQLTEMPDBFILEGROWTH="64" ; データベース エンジン TempDB ログ ファイルの初期サイズを MB 単位で指定します。 SQLTEMPDBLOGFILESIZE="8" ; 各データベース エンジン TempDB ログ ファイルの自動拡張増分値を MB 単位で指定します。 SQLTEMPDBLOGFILEGROWTH="64"
構成ファイルの設定としては、
- データファイルの個数
- データファイルの初期サイズ
- データファイルの自動拡張サイズ
- ログファイルの初期サイズ
- ログファイルの自動拡張サイズ
を設定することができるようになっています。
上記の値は GUI から設定した場合の初期設定ですが、コマンドラインや GUI から構成ファイルを読み込んでインストールする場合には、tempdb のサイズのカスタマイズができますので、頻繁にインストールを実施する場合には、構成ふぁるを使用したインストールを使用した方が楽そうですね。