本日、SQl Server 2022 Release Candidate (RC: 製品候補版) 0 (16.0.900.6) がリリースされました。
RC は、製品候補版となり、RTM に向けての対応が着々と進められていますね。
追加された機能については Release candidate に記載されており、大きな機能追加はないのですが、いくつかの機能改善が追加されています。
RC 0 の改善点については、次のドキュメントを参照。
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本日、SQl Server 2022 Release Candidate (RC: 製品候補版) 0 (16.0.900.6) がリリースされました。
RC は、製品候補版となり、RTM に向けての対応が着々と進められていますね。
追加された機能については Release candidate に記載されており、大きな機能追加はないのですが、いくつかの機能改善が追加されています。
RC 0 の改善点については、次のドキュメントを参照。
本日、SQL Server 2022 CTP (Community Technology Preview) 2.1 がリリースされました。
CTP 2.1 ではいくつかの機能が追加されており、上記のアナウンス並びに、What’s new in SQL Server 2022 (16.x) Preview から CTP 2.1 で実装された機能を確認することができます。
大きな内容としては、次のようなものでしょうか。(CTP 2.1 からクエリストアのデフォルト有効化が実装されていたりもします)
T-SQL の機能強化については、各関数のドキュメントから確認できますので、それ以外のアップデートで確認しておきたいドキュメントをまとめておきたいと思います。
Twitter で気づいたのですが、Stretch Database は 2022 で非推奨機能になったようです。
Awww, Stretch Database is officially deprecated… 🥲https://t.co/LQ3DfsWYRz
— Randolph West ⚧ (they/them) (@_randolph_west) July 27, 2022
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 では Always On 可用性グループの機能強化として、「セカンダリレプリカのクエリストア」があります。
Always On 可用性グループとクエリストアを組み合わせることは、以前から可能でしたが、クエリストアで取得可能なクエリ情報は「書き込み可能なプライマリレプリカに対して実行されたクエリ」のみとなっていました。
そのため、「セカンダリレプリカに対して実行された読み取りワークロード用のクエリ」については、クエリストアに情報が蓄積されず、セカンダリレプリカで実行されているクエリについては、クエリキャッシュをベースとした解析を行う必要がありました。(これは、SQL Server だけでなく、PaaS の SQL Server ベースの環境でも同様の動作となっています)
SQL Server 2022 では、この点が改善され、セカンダリレプリカに対して実行されたクエリについてもクエリストアに情報を格納できるようになりました。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 の新機能として「オブジェクトストレージ統合」があります。
Analytics の新機能 として、次のように記載されています。
SQL Server 2022 Preview introduces new object storage integration to the data platform, enabling you to integrate SQL Server with S3-compatible object storage, in addition to Azure Storage. The first is backup to URL and the second is Data Lake Virtualization.
Data Lake Virtualization integrates PolyBase with S3-compatible object storage, adds support for to querying parquet files with T-SQL.
機能としては、
が該当するはずなのですが、2022 の機能強化 / 変更部分がドキュメントだけでは分かりにくい個所がありますので、本投稿では、SQL Server 2022 のオブジェクトストレージ統合の基本的な内容についてまとめておきたいと思います。
S3 互換ストレージアクセスについては別の投稿でまとめる予定です。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 では、Azure Synapse Link for SQL という機能が追加されました。
Synapse Link には、すでに Cosmos DB / Dataverse が提供されていましたが、今回、SQL Server ファミリー向けに機能が提供され、SQL Server 2022 / Azure SQL Database から、Synapse Analytics の専用 SQL プールに対しての Synapse Link が使用できるようになりました。
以前までは、
で記載されているような、方法を使用してテーブルのデータ変更を取得する必要がありました。
Synapse Link for を活用することで、SQL Server のテーブルから専用 SQL プールのテーブルに対してのデータ同期を容易に設定することができるようになります。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 では、包含可用性グループ (Containded Availaiblity Group) という機能が追加されました。
従来の可用性グループは、「ユーザーデータベースのみ同期する機能」となっていたため、システムデータベースに含まれるログインや SQL Agent ジョブの情報は、グループ内の各 SQL Server に同期することができず、サーバーごとに同一の設定を反映させる必要がありました。
SQL Server 2022 で追加される包含可用性グループでは、可用性グループ レベルでのメタデータ オブジェクト (ユーザー、ログイン、アクセス許可、SQL Agent ジョブなど) をグループ内の各サーバーで同期することができるようになり、従来の可用性グループでは個別に作成が必要であった、システムデータベースに含まれているオブジェクトの一部を同期対象とすることができるようになります。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 New Features: Microsoft Purview 統合 で紹介した Purview 統合 (ポリシー設定) や、今後紹介する Azure Active Directory 認証を使用するためには、SQL Server がインストールされている環境を Azure Arc に接続 (オンボード) する必要があります。
SQL Server 2022 ではセットアップ時に Azure Arc に接続することができる機能が追加されており、GUI や、コマンドラインセットアップで Arc に容易に接続ができるようになりました。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
Microsoft Purview は、データの管理とガバナンスのため統合データガバナンスサービスとなり、サポートされるデータソースとして、以前から SQL Server が含まれています。
SQL Server 2022 ならびに、SQL Database では、新機能として「データポリシー」(アクセスポリシー / データ所有者ポリシー) の機能が追加されており、Purivew で設定したポリシーを SQL Server に反映するということができるようになりました。
Build 2022 のタイミングで、この機能が Public Preview として、提供され、だれでも試せるようになりましたので、本ブログでも触れておきます。
SQL Server 2022 CTP 2.0 時点の情報となり、今後の Preview / 一般提供開始時には変更されている可能性もあります。
SQL Server 2022 では、インテリジェントなクエリ処理 の機能強化が行われ、こちら で紹介したような、いくつかの機能が追加されます。
Ignite 2021 で SQL Server 2022 のアナウンスがあったタイミングから、頻繁に詳細されている機能として Parameter Sensitivity Plan (PSP) optimization (パラメーター センシティビティ プラン 最適化) があります。
CTP 2.0 が一般公開され、手元でも検証できるようになりましたので、本ブログでも触れておきたいと思います。
Ignite 2021 でアナウンスされた、SQL Server 2022 ですが、本日開催の Build 2022 で Public Preview として CTP 2.0 がアナウンスされ、Public に評価することができるようになりました。
Build 2022 では Modernize your applications with new innovations across SQL Server 2022 and Azure SQL として、SQL Server 2022 のセッションも実施されました。
プレビューについては、現時点では、Download SQL Server 2022 Public Preview から Windows 版を入手することができます。
Public Preview に伴い、What’s new in SQL Server 2022 (16.x) Preview としてドキュメントも公開されています。
それ以外にも次のリンクで情報 / コンテンツが公開されています。
フィードバックについては、SQL Server feedback portal から出すことができますので、フィードバックがあればこちらから。