本日、Agent 365 の一般提供が開始されました。
メッセージセンターの「MC1296867」として情報も公開されています。
本投稿では、Agent 365 の一般提供開始に伴い、更新された情報についてまとめておきたいと思います。
最初は次の 2 つの情報を確認しておくとよいのではないでしょうか。
- Agent 365 の機能について: What’s New in Agent 365: May 2026
- ライセンスについて: Microsoft Agent 365
一般提供開始に伴うアナウンス
Agent 365
一般提供開始に伴うアナウンスとしては次の記事が公開されています。
- Microsoft 365 E7 and Agent 365 are now generally available
- Microsoft Agent 365, now generally available, expands capabilities and integrations
- Lead Frontier Transformation with Microsoft 365 E7, now generally available
- What’s New in Agent 365: May 2026
- 現時点では、Agent 365 で実現可能な内容はこの記事が最もまとまっていると思います。
また、AI Agent Hub にも Agent 365 のページ が追加されたようです。
ライセンスについては、次のドキュメントが詳細に記載されているものとなります。
Windows 365 for Agents / Windows 365 for Agents in Agent 365
Windows 365 for Agent / Windows 365 for Agents in Agent 365 という機能についてもアナウンスされており、これについては次の情報から確認できるようでした。
Windows 365 for Agents については以前から情報が公開されていたようで in Agent 365 が今回公開されたものとなるのですかね。
- Windows 365 for Agents now in public preview
- Windows 365 for Agents now in public preview: Run AI agents securely, at scale
Windows 365 に関してのドキュメントは以下を参照
- Windows 365 とは
- エージェントのWindows 365ドキュメント (Windows 365 for Agents)
- Agent 365のエージェントのWindows 365 (Windows 365 for Agents in Agent 365)
Agent 365 の一般提供開始に伴い更新されているドキュメント
更新されたドキュメント
Agent 365 の一般提供開始に伴い、Microsoft Agent 365 の概要 のドキュメントが更新されています。
今まで公開されていた各種ドキュメントの更新日付が一般知提供開始後になっていますので、このドキュメントツリーの内容に関しては、通り再確認したほうがよさそうです。
そのほかには次のようなドキュメントも更新が行われていました。
- Microsoft 365 管理センター
- エージェントのセキュリティ
- Entra Agent ID
- ライフサイクルワークフロー
- ガバナンスと保護
- エージェント ID の条件付きアクセス
- エージェント ID の管理
- エージェント ID のアクセス パッケージ
- エージェントの ID 保護 (プレビュー)
- Microsoft Copilot Studio エージェント用のセキュリティで保護された Web および AI ゲートウェイについて説明します
- Microsoft Entra エージェント ID ログ
- Microsoft Purview
- Microsoft Purview を使用して、Microsoft Agent 365のデータ セキュリティ & コンプライアンスを管理する
- Agent 365 観点では、Microsoft Purview を使用して AI エージェントのデータ セキュリティ & コンプライアンスを管理する との違いも気になるところです。
- Copilot Studio
- Copilot Studioとエージェント 365 を使用してエージェントをビルドする
- Copilot Studio で作成したエージェントと Agent 365 の関係について独立ドキュメントが公開されています。
投稿時点で更新されていないドキュメント
本投稿を記載している時点では次のドキュメントは、まだ一般提供開始後の日付で更新がされていないようですので、これらのドキュメントについては状況をウォッチする必要があると思います。
- Microsoft Entra 管理センター
- Microsoft 365 Plan
- Microsoft Foundry
- GSA
- エージェント用にグローバル セキュリティで保護されたアクセス、セキュリティで保護された Web、および AI ゲートウェイを構成する (プレビュー)
- グローバル セキュリティで保護されたアクセスでのシャドウ AI 検出
- Copilot Studio
- Copilot Studio エージェントのMicrosoft Entra エージェント ID を自動的に作成する (プレビュー)
- Copilot Studioのアプリ登録、エージェント ID、認証
- Copilot Studio カスタム エージェントの外部脅威検出と保護を有効にする (プレビュー)
- Microsoft Defender for Cloud Apps
- Microsoft Defenderを使用して AI エージェントを検出し、セキュリティ体制を評価する (プレビュー)
- Microsoft Defenderを使用して AI エージェントに対する脅威を検出、ブロック、調査する (プレビュー)
- エージェントの実行時にリアルタイムで環境を保護する
- セキュリティ
ライセンスについての情報
Agent 365 に関するライセンスについては、購入が可能となっています。
重要となるのは「Agent 365 のライセンスを購入することで何ができるようになるか?」ですが、これについても情報が公開されています。
Agent 365 のライセンスが必要となる機能
Agent 365 に関する機能については、すべてが Agent 365 のライセンスを保有していなくては利用できないというわけではありません。
「Q: Which Agent 365 capabilities are included with Microsoft 365, and which require an Agent 365 license?」にライセンスが必要となる機能が、次のように記載されています。
※次の内容は私が加工したものであり、原文には機能のリンクは含まれていません。内容を保証するものではないため、機能が正しいかの判断は自己責任でお願いいたします。
Microsoft 365 のプランに含まれており、Agent 365 のライセンスは不要な機能
- エージェント ID (Agent Identity)
- エージェント レジストリ (Agent Registry )
- 基本的なエージェントの利用状況の分析 (Basic agent usage insights )
- シャドウ AI の検出 (Shadow AI detection)
- エージェント管理のためのガバナンス操作 (Admin agent governance actions (publish, deploy, block, delete, approve, reassign, manage user access, pin, etc.))
- エージェントの活動に関する 監査ログ と 電子情報開示 (eDiscovery) (Audit logs and eDiscovery for agent activity)
- 許可されていないシャドウ AI エージェントのブロック (Block unsanctioned, shadow AI agents)
Agent 365 のライセンスが必要となる機能
可観測性(Observability)
- 高度なエージェントなエージェントの利用状況の分析 (Advanced agent usage insights)
- エージェント マップ (Agent Map)
- レジストリ同期 (Registry sync)
- グラフ API (Graph API)
ガバナンス (Governance )
- エージェント ID のガバナンス (Agent Identity Governance)
- エージェントのライフサイクル管理 (Lifecycle management for agents)
- エージェントのライフサイクル管理の自動化 (Automate agent lifecycle actions)
- エージェントのツールの制御 (Tool controls for agents)
- エージェントのポリシーテンプレート (Policy templates for agents)
- エージェントデータおよびインタラクションのデータライフサイクル管理 (Data Lifecyle Management for agent data and interactions)
- エージェントのコンプライアンス対応 (Communication Compliance for agents)
セキュリティ (Security)
- エージェントのデータセキュリティ態勢管理 (DSPM) (Data Security Posture Management for agents)
- エージェントのインサイダーリスク管理 (Insider Risk Management for agents)
- エージェントのデータ秘密度ラベル (Agents inherit and honor data sensitivity labels)
- エージェントのデータ損失防止 (DLP) (Data loss prevention for agents)
- エージェントの条件付きアクセスと ID 保護 (Conditional access and identity protection for agents)
- エージェントのセキュア アクセス サービス エッジ (SASE) (Secure Access Service Edge (SASE) for agents)
- エージェントの条件付きアクセスによるデバイスの準拠状況 (Device compliance for agent conditional access)
- エージェント実行環境に対してのポリシー制御 (Policy controlled environment for agents runtime)
- エージェントセキュリティ態勢管理 (Agent Security Posture Management)
- エージェントの脅威検出とブロック (Threat Detection and Blocking for agents)
- エージェントの脅威ハンティングと調査 (Threat Hunting and Investigation for agents)
Agent 365 のライセンスが必要となるユーザー
Agent 365 のライセンスを保有していなくても、エージェント ID の付与や基本的なエージェントの使用状況の確認はできます。
しかし、エージェントに対しての高度な管理を行うためには、 Agent 365 のライセンスが必要となるようです。
「Q: Which users in our organization should we license for Agent 365?」の回答として、次の記載があります。
An Agent 365 license is recommended for all users who interact with, manage, or sponsor Agent 365?managed agents (i.e., agents registered in the Agent 365 control plane).
We recommend broad coverage to support compliance and scale, including:
- Users interacting with agents
- Agent owners, sponsors, and managers
- Microsoft 365 Copilot users
- Teams expanding beyond initial pilots into broader agent adoption
A license is required for users who interact with, manage, or sponsor agents that use Agent 365 premium capabilities. If unlicensed users benefit from these capabilities, the organization may be out of compliance.
Microsoft recognizes that this guidance can be difficult to operationalize today, as there is limited visibility into user-level agent interactions during policy configuration. We are continuing to improve visibility, tracking, and the overall licensing experience.
Agent 365 の高度な機能を使用して管理されるエージェントとの対話 / 管理者 / 所有者 / スポンサーとなるユーザーには、Agent 365 のライセンスの付与が必要となるようです。
エージェントに対してのライセンス付与の考え方
「Q: How is Agent 365 licensed?per user or per agent?and how does the licensing model differ between Microsoft 365 E7 and Agent 365 standalone?」の回答として、次の記載があります。
エージェント自身に対してのライセンス付与も不要のようです。
Agent 365 is licensed per user, whether purchased as part of Microsoft 365 E7 or as a standalone offering.
Agents do not require their own licenses. Licensing aligns to how agents are used – across both delegated access and own access flows and is tied to the user associated with the agent (e.g. user, owner, sponsor, or manager).
In all cases, licensing is assigned per user.
エージェントインスタンスの作成を伴うエージェントのライセンスについて
エージェントインスタンスの作成を伴うエージェントについては、現時点でも Frontier Preview 機能となっているようです。
このタイプのエージェントの展開時には現時点では「AI チームメイト用の既定のエージェント テンプレート」が使用されます。
このテンプレートで、「Microsoft Agent 365 Frontier」のラインセス付与が行われる設定で固定となっているのは、現時点でも Frontier Preview での提供となっているからのようです。
そのため、エージェント自身が独立したアカウントで動作する (エージェント ユーザー/エージェント インスタンス) ようなエージェントの場合 には、Microsoft Agent 365 Frontier のライセンスをエージェントに付与する必要があり、これが今後どのように変わっていくかは注視が必要かと思います。
認証フロー のエージェントの本人確認のパターンで動作するエージェントは特に注意が必要かと。
また、このタイプのエージェントでは、エージェント自身に 365 のライセンスが必要となるケースがあることが エージェント365 アイデンティティ に記載されているのは変わっていません。
Agent users require appropriate Microsoft 365 licenses to access services like Teams, Email, Calendar, SharePoint, and OneDrive. Common licenses include Microsoft 365 E5, Teams Enterprise, and Microsoft 365 Copilot. After assigning licenses, resource provisioning (mailbox, OneDrive) typically completes within 10-15 minutes but can take up to 24 hours in some cases.
エージェントユーザー自身が、Work IQ MCP 等で Microsoft 365 のライセンスが必要な操作を実施する場合には、ライセンス付与を検討する必要があります。(今はこのライセンスを Microsoft Agent 365 Frontier ライセンスでカバーできているのですが、本来評価用のライセンスですので、今後どのようになるのかは確認が必要です)
プレビューからの変更点
現時点で気づいている範囲でプレビューからの変更点についてまとめておきます。
Preview 時点では公開されていなかった機能の提供開始
Preview 時点では公開されていなかった次の機能についてもドキュメントが公開されており、機能の提供も開始されていました。
- Microsoft 365 エージェント レジストリでのレジストリ同期
- Amazon Bedrock / Google Vertex AI を追加可能
- Microsoft 365 管理センターでのシャドウ AI (プレビュー)
- 前提条件 に記載されているように Intune の登録が必要となるようです。
- 現時点では OpenClaw を検知できる。
- 今後の追加予定として Cursor / Poe Desktop / Ollama Desktop / Claude Code CLI / Open AI を提供予定
- 「Microsoft 365 E3 license to view Shadow AI Agents.」 の記載がありましたが、O365 E3 でも項目は表示されていました。
Agent 365 のライセンス
現時点では、Agent 365 のライセンスを付与していなくても、Agent 365 のライセンスが必要となる機能が使用できているようですが、冒頭のライセンスに記載した機能を使用するためには、Agent 365 ライセンスの付与が必要となっています。
プレビュー段階では Fronteir プログラムの有効化で機能が使用できていましたが、今後はライセンスの付与をしていないと使用できないタイミングが出てくるのではないでしょうか。
また、エージェント ユーザーに対してのライセンス付与についても、一般提供開始後はどのようにすればよいのかの確認が必要となります。
Copilot Studio からエージェントを作成した際のエージェント ID の付与
プレビュー開始当時は Copilot Studio で作成したエージェントに対して、エージェント ID の付与を実施するためには、明示的に機能を有効化する必要がありましたが、今は既定は有効化されており、無効にする場合に明示的に操作をする必要があります。
シャドウエージェント / 他クラウドのエージェントの検出
プレビュー段階では機能として提供されていませんでしたが、現時点では提供されています。
これらの機能は Agent 365 の重要な機能となりますので、評価対象としての追加の検討が必要となります。
Agent 365 の管理機能の簡素化
メッセージセンターの MC1275311 のアナウンスとなります。
現在、エージェントに関しての管理機能ですが、Microsoft 365 管理センターと Microsoft Entra 管理センターの 2 個所に存在しています。
Microsoft Entra 管理センターの Agent registory / Agent Collections については、Microsoft 365 管理センターに統合されるというアナウンスが行われていますので、今後、Microsoft 365 管理センターで管理可能な内容が増えていきます。
現時点でもエージェント ブループリントや、エージェントインスタンスを管理する機能が追加されています。
また、本対応に関連しての対応かもしれませんが、エージェントレジストリでエージェントを表示した際の表示内容も変更されています。
下書きのエージェントの表示も行われており、下書きのエージェントはアイコンが簡素化しているようでした。
Microsoft Entra 管理センターでは、Agent ID を管理する機能は依然として残りますので、どちらの管理センターも使用する必要があるということは変わらないかと。
また、Microsoft Entra 管理センターには「Agent blueprints」という項目が追加されており、ブループリントを管理する機能が独立したようです。(いままでは Agent identities からブループリントを確認していました)
Agent Builder で作成したエージェントの組織公開
メッセージセンターの MC1280557 のアナウンスとなります。
現在は Agent Builder で作成したエージェントは組織公開はなく、エージェントを個別に公開していく方法により他のユーザーが利用することになるかと思います。
MC1280557 のアナウンスでは、Agent Builder で作成したエージェントを組織のエージェントストアに公開するため、管理者の承認プロセスを通すことができるようになるようです。
プレビュー時点では、Agent Builder で作成したエージェントについては、エージェント ID の付与は行われていませんでした。
しかし、本プロセスを通すことで、エージェント ID が付与される可能性がありますので、この機能の追加により、エージェント ID の付与に対してどのような影響を与えるかは調査が必要となります。
エージェントの設定の追加
Microsoft 365 管理センターのエージェントの設定に「エージェント管理ルール」が追加されています。
現状、この設定に対して何かができるということはなさそうですが、今までは存在していなかった設定となりますので、どのようなものなのかは把握しておく必要があるかと。
インスタンスの表記の変更
今まで Portal 上でエージェントの「インスタンス」「デジタルワーカー」と表記されていたものは「AI チームメイト」と表記が変わっている個所があります。
- ポリシー テンプレート
- Microsoft 365 管理センターのエージェント レジストリ
では、AI チームメイトとして表示されているケースがあります。
この表記があった場合には、今までのエージェント インスタンス相当のものとして考えるとよいかと。
Agent Registry API の廃止
メッセージセンターの MC1297981 のアナウンスとなります。
Agent Registry を操作するための API が公開されていますが、これは、Agent 365 向けの新しい API に移行が行われるようです。
2026/05/01 から使用できるようですので、現時点で利用することが可能となっているかと。
BYO MCP Server のツール登録
Microsoft 365 管理センターのエージェントのツールでは、デフォルトでは Work IQ 関連の MCP ツールがインストール済みとなっていますが、BYO MCP Server として任意の MCP ツールがインストールできるようになりました。