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Azure Stack HCI 22H2 向けの更新プログラムを WSUS で配信する際に選択する製品

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Azure Stack HCI に対しての更新プログラムの提供については、更新とアップグレード に記載されています。

デフォルトの設定では Microsoft Update 経由で更新プログラムの適用が行われますが、Windows Server Update Services (WSUS) を使用して更新プログラムの適用を行うことができます。

WSUS で Azure Stack HCI 22H2 に更新プログラムを適用する際には、選択する製品で気を付ける点があったのでメモを。

WSUS で配信可能なプログラム

Azure Stack HCI では次の種類の更新があります。

  1. 毎月のセキュリティ更新プログラム
  2. 毎年の機能更新プログラム

WSUS で配信可能なプログラムは「1.」となり、月例のセキュリティ更新プログラムの配信が可能です。

年次でリリースされる機能更新プログラム (例: 22H2→23H2) については、現時点では WSUS で配信することはできず、一時的に Microsoft Update を配信元に切り替えるか、ISO を使用して更新する必要があります。

今までは 評価版のサイト から ISO をダウンロードしていたのですが  Azure Stack HCI ソフトウェアをダウンロードする の情報が公開されており、Azure ポータルからもダウンロードできるようになっていたんですね。

 

Azure Stack HCI 22H2 向けの更新プログラムを配信するために選択する製品

基本的な考えは Why are not there windows server 2022 patchs in WSUS? と同じです。

WSUS の製品と分類には「Azure Stack HCI」があるのですが、22H2 に更新プログラムを配信する場合、「Azure Stack HCI」ではなく「Microsoft Server Operating System-22H2」を選択する必要があります。

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Azure Stack HCI は 20H2 向けの更新プログラムとなっており、22H2 が適用されている Azure Stack HCI 向けの更新プログラムは含まれていません。

実際に、Azure Stack HCI を WSUS に接続した際のレポートが以下になるのですが、Azure Stack HCI 22H2 の環境では、「Microsoft Server Operating System-22H2」向けの更新プログラムが適用が必要なものとして認識されていることが確認できますね。

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Written by Masayuki.Ozawa

9月 6th, 2023 at 9:17 pm

Posted in Azure Stack HCI

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