SQL Server 2017 では、Machine Learning Services (ML Services) という新しいサービスが追加され、この機能についても大きな内容としてアナウンスがされています。
Getting started with machine learning in SQL Server
ML Services は、SQL Server 2016 では、R Services と呼ばれていたものであり、SQL Server 2017 では対応言語として、Python が追加されたことにより、名称が ML Services と変更になりました。
ドキュメント上、R Services と書かれているものは、SQL Server 2016 の時の情報になっていることが多いかと思います。
この機能は、Advanced Analytics (AA : 高度な解析基盤) というようなカテゴリで紹介されることもあり、高度な解析を実施するための機能として提供が行われているものになります。
先日、ML Services についてディスカッションする機会があったのですが、「自分の中できちんと整理できていないな」と感じたので、一度まとめてみたいと思います。
Read the rest of this entry »
Author Archive
SQL Server 2017 の ML Services についてまとめてみる
Power BI Report Server August 2017 Preview が提供されていました
もう 8 月も終わりですが、昨日気づきました。
Power BI Report Server release notes にアナウンスがあったのですが、August Previewという形で Power BI Report Server の新機能が含まれているプレビュー版が提供されていました。
実装されている機能は次のものになります。
- Support for imported data in Power BI reports
- Ability to view excel workbooks within the web portal. This is done by configuring Office Online Server.
- Support for the new Power BI table and matrix visuals.
機能の概要については What’s new in Power BI Report Server から確認することができます。
実際にインストールしての確認はできていないのですが、ダウンロードについては Microsoft Power BI Report Server – Preview からできるみたいですね。
Power BI Report Server は SSRS とは異なるリリース体系ですので、今後も先行機能はプレビュー版で提供したのちに、製品版に組み込まれる感じになるのでしょうかね。
SQL Database で SQL Server 2017 の自動チューニングが使えるかもしれない
SQL Server 2017 の自動チューニングの検証をしていて気付いたのですが、SQL Database でも SQL Server 2017 で実装される自動チューニングが使えるかもしれません。
Automatic tuning に記載されていますが、SQL Database の自動チューニングについては、インデックスの自動設定についての実装となっており、SQL Server 2017 で実装が行われる実行プランの退行を自動検知してのプランの強制については未実装ということになっています。
Read the rest of this entry »
Data Migration Assistant (DMA) 3.2 で SQL Database のマイグレーションがサポートされるようになりました
SQL Server から他のバージョンの SQL Server 、SQL Database に移行を行うための支援ツールである Data Migration Assistant (DMA) の新しいバージョンである 3.2 がリリースされました。
Released: Data Migration Assistant (DMA) v3.2
MicrosoftR Data Migration Assistant v3.2 からダウンロードすることができます。
Read the rest of this entry »
CLUSTER_TYPE=EXTERNAL のクラスターの切り替え方法を確認してみる
SQL Server 2017 の AlwaysOn 可用性グループでは、CLUSTER_TYPE=EXTERNAL を設定することで、可用性グループの切り替えをクラスターマネージャー主導で実施することができます。
というより、EXTERNAL を使用した場合、通常の方法ですとフェールオーバーができないようにロックされているんですよね。
とはいっても、SQL Server ですので何らかの方法で、SQL Server に対してクエリを実行してフェールオーバーを実行しているのではと思って調べてみました。
結論を書くと、EXTERNAL を使っていても、クエリベースでフェールオーバーを実行することは可能でした。
Read the rest of this entry »
SQL Server on Linux の可用性グループのリスナーの作成方法
Linux 上の SQL Server の Always On 可用性グループを構成します。 に基本的な作業は記載されていますが、一度まとめておきたいと思います。 Read the rest of this entry »
SQL Server 2016 / 2017 の AlwaysOn 可用性グループのドキュメントで確認をしておきたいもの
資料を作成していて、AlwaysOn 可用性グループに関してのドキュメントが、SQL Server 2016 がリリースされた当時からいろいろと更新されていたようでしたのでメモとして。
- トランザクション – 可用性グループとデータベース ミラーリング
- SQL Server 2017 の分散トランザクションのサポートについての記載が追加されています。
- 分散トランザクション対応の可用性グループを構成する
- SQL Server 2017 の分散トランザクションサポートの詳細が記載されています
SQL Server 2017 では、DTC_SUPPORT = PER_DB の設定が、可用性グループを再作成することなく変更できるようになっていることが記載されています。
- CREATE AVAILABILITY GROUP (Transact-SQL)
- ALTER AVAILABILITY GROUP (Transact-SQL)
- CLUSTER_TYPE についての情報が追記されています。
- REQUIRED_SYNCHRONIZED_SECONDARIES_TO_COMMIT についての情報が記載されています。
- ドメインに依存しない可用性グループ
- Windows Server 2016 のワークグループクラスターについての情報が記載されています。
- Linux 上の SQL Server の Always On 可用性グループを構成します。
- Linux 上の SQL Server の可用性グループ
- SQL Server on Linux の可用性グループについての情報が記載されています。
- SQL Server on Linux の読み取りのスケール アウト可用性グループを構成します。
- リードスケールの可用性グループについての情報が記載されています。
- 分散型可用性グループ
- 分散型可用性グループのサポートされる構成についての情報が記載されています。
- 可用性グループの構成の高可用性とデータの保護
required_synchronized_secondaries_to_commit についての情報が記載されています。
SQL Server 2017 のクロスプラットフォームの AlwaysOn
SQL Server 2017 では、クロスプラットフォームの AlwaysOn が構築できるようになっています。
Setting up SQL Server High-Availability between Windows and Linux with SQL Server 2017 では分散型可用性グループで構築を行っていたようなのですが、クラスターレス可用性グループで構築することができるのかなと思って試してみました。
Read the rest of this entry »
SQL Server 2017 におけるクエリの最適化について
SQL Server 2017 ではクエリの最適化のための機能がいくつか追加されています。
これらについて、どのような情報を確認すればよいか、軽くまとめておきたいと思います。
Read the rest of this entry »
SQL Server on Linux の AlwaysOn 可用性グループで自動フェールオーバーが可能な構成
最近、クラスターレス可用性グループしか触っていなかったのですが、Azure で Netsted VM ができるようになり、検証環境のリソースが取れるようになったので、久しぶりに SQL Server on Linux の Pacemaker を使用した可用性グループを構築していたところ、いろいろと情報が追加されていたので軽くメモを。
重要なドキュメントしては High availability and data protection for availability group configurations が大幅に更新されていることでしょうか。
Read the rest of this entry »