AVD for Azure Stack HCI の AVD に関する Azure リソース は 通常の AVD と同様のリソース構成 (ホス トプール / アプリケーション グループ / ワークスペース) となっており、使用するセッションホストが Azure VM ではなく、Arc VM 管理で展開された仮想マシンとなっています。
AVD for Azure Stack HCI は、現時点では AVD のすべての機能は提供されておらず 制限事項 に記載されている機能制限があるのですが、この記載にはプライベートエンドポイントについての記載はなかったため、使用することができるかを検証してみました。
AVD のクライアントとして使用している環境は、次の内容となっています。
- Azure Stack HCI と同一のドメインに参加しており、DNS は AD の DNS を参照
- クライアントから Azure でプライベートエンドポイントを作成した VNET には VPN 経由でアクセスが可能
本検証で使用した、AVD のパブリックアクセスの設定は次のようになっており、プライベートエンドポイント接続を作成した環境となっています。(ホストプールについては「パブリックアクセスを無効にし、プライベートアクセスを使用する」の設定でも動作しました)