SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

SQL Server 2022 CTP 2.1 がリリースされました

leave a comment

本日、SQL Server 2022 CTP (Community Technology Preview) 2.1 がリリースされました。

CTP 2.1 ではいくつかの機能が追加されており、上記のアナウンス並びに、What’s new in SQL Server 2022 (16.x) Preview から CTP 2.1 で実装された機能を確認することができます。

大きな内容としては、次のようなものでしょうか。(CTP 2.1 からクエリストアのデフォルト有効化が実装されていたりもします)

  • データ仮想化
    • データ仮想化で CETAS (CREATE EXTERNALTABLE AS SELECT) をサポート
    • Delta Table フォーマットのサポート
  • Ledger
    • Azure BLOB ストレージに Ledger ダイジェストの自動アップロードをサポート
  • T-SQL
    • 集計 / T-SQL / ビット操作関数の強化

T-SQL の機能強化については、各関数のドキュメントから確認できますので、それ以外のアップデートで確認しておきたいドキュメントをまとめておきたいと思います。

Twitter で気づいたのですが、Stretch Database は 2022 で非推奨機能になったようです。

 

データ仮想化の新機能

データ仮想化は CETAS と Delta Table フォーマットのサポートが加わっています。

PolyBase connectors で「Read/Write」となっている利用方法については、CETAS による外部テーブルに指定した領域への書き込みが可能となります。

image

 

CETAS に対応しているのは Azure Storage / S3 互換ストレージとなり、詳細は次の情報から確認できます。

テーブルのデータを外部ストレージに他の形式に変換して出力するのが楽にできるようになりますね。

 

Delta Table のサポートについては、次のドキュメントから確認できます。

取り扱い方法については、Synapse のサーバーレス SQL プールに近い気がしますので、次のドキュメントも参考になるかと。

D. Use CREATE EXTERNAL TABLE AS SELECT exporting data as parquet には、次の記載があるため、CETAS のソースとして Delta Format を使用することはできますが、ターゲットとしての出力先に Delta Format は指定できなさそうです。(軽く試した限りではエラーになりました)

Delta format is currently only supported as read-only.

 

Ledger の新機能

Ledger で使用するダイジェストは、CTP 2.0 では保存しておくストレージ (領域) は利用者が自前で仕組みを用意しておく必要があったのですが、SQL Database の Ledger と同様に、Azure Storage に自動的に Ledger をアップロードすることが可能となったようです。

詳細はこちら。

Share

Written by Masayuki.Ozawa

7月 28th, 2022 at 7:27 pm

Leave a Reply