Ignite 直前に先月の更新情報をキャッチアップ。
2021/2/1
Always Encrypted with secure enclaves in Azure SQL Database preview
- Tutorial: Getting started with Always Encrypted with secure enclaves in Azure SQL Database
- DC シリーズ
- DC-series
- DCsv2-series
Azure SQL Database で、SQL Server ベースの環境の最新の暗号化機能である Always Encrypted Secure Enclaves が Public Preview で利用できるようになりました。
本機能を使用するためには、Intel SGX (Software Guard Extensions) が必要になるため、DC シリーズというハードウェア世代を利用する必要があります。
DC-series is available in the following regions: Canada Central, Canada East, East US, North Europe, UK South, West Europe, West US.
利用可能なリージョンは上記の通りとなっており、現時点では日本リージョン以外を使用する必要があります。
また、使用できるプランも制限があり、MSDN の特典でついている無償枠では利用できないようで、従量課金等の有償のオファリング (MSDN の場合は、無償枠がついているもの (MS-AZR-0063P) ではなく、開発テスト用の従量課金制プラン (MS-AZR-0023P)) を使用する必要がありそうでした。
SQL Server 2019 では、Active Directory と連携をとっていた箇所については、Microsoft Azure Attestation を使用するようです。
2021/2/3
New Home for SQL Server Troubleshooting KB articles ..and for other commercial products
SQL Server のトラブルシューティング用のアーティクルが https://docs.microsoft.com/troubleshoot/sql となったようです。
トラブルシューティングにやつだつ情報がこちらに入ってくるようですね。
2021/2/11
Cumulative Update #16 for SQL Server 2016 SP2
Cumulative Update #9 for SQL Server 2019 RTM
- KB5000642 – Cumulative Update 9 for SQL Server 2019
- New Trace flags for better maintenance of deleted rows in Columnstore Index
- Improvement: New trace Flags for better maintenance of deleted rows in Clustered Columnstore Index
SQL Server 2016 / 2019 の新しい CU が提供されました。
(後日、SQL Server 2017 用の CU も提供されています)
SQL Server 2019 CU9 については、列ストアインデックスの再構成を実施する際に、行グループから DELETE されたレコードの削除の閾値を調整するためのトレースフラグ (TF11631 / TF11634) が追加されています。
2019 CU9 / 2017 CU23 では、「DBCC FREESYSTEMCACHE(‘LogPool’) 」という、ログプールをフラッシュする DBCC コマンドも追加されたようですね。
2021/2/18
Migrate databases from SQL Server to SQL Managed Instance using Log Replay Service (Preview)
Azure SQL Managed Instance でログ再生サービス (Log Replay Service : LRS) がプレビューで利用可能となりました。
これまでは、Managed Instance に対してトランザクションログのバックアップをリストアするためには、Azure Database Migration Service (DMS) を使用する必要がありました。
通常、DMS では、DMS 自身が移行元 (ソース) / 移行先 (シンク) に接続する必要があり、DMS がどのように移行に関連する環境と接続するかを考慮する必要があります。
これを緩和するためにハイブリットモード (2021/3/2 時点ではプレビュー) というエージェントを使用した構成についてもサポートがされています。
- クイック スタート:Azure portal と Azure Database Migration Service を使用してハイブリッド モード インスタンスを作成する
- ハイブリッド モードの使用に関する既知の問題と移行の制限事項
今回プレビューで提供された LRS は、LRS クラウドサービスとして提供されており、SQL Server で取得したトランザクションログバックアップを BLOB にアップロードすれば、LRS クラウドサービスの操作により、MI にリストア (再生) することができるサービスとなるようです。
これにより、DMS との通信経路やハイブリッドモードのエージェントを導入できない環境でも、BLOB にログバックアップが配置できれば、ログをリストアすることができるという構成が取れるようです。
2021/2/23
SQL Server Always on Availability Group Scalability Experiment and Result on Azure VM
Watch and learn about SQL Assessment API and SQL Assessment Extension
こちらは新機能ではなく、ナレッジとなりますが後で見るように。
20201/2/24
Cumulative Update #23 for SQL Server 2017 RTM
2016 / 2019 に少し遅れてとなりますが、2017 も最新の CU が提供されました。
CU23 からクエリストアで次の動作が行われるようになります。
Query Store scalability improvement for ad-hoc workloads. Query Store now imposes internal limits to the amount of memory, it can use and automatically changes the operation mode to READ-ONLY until enough memory has been returned to the Database Engine, preventing performance issues.
SQL Database では、既にこの動作になっているはずですが、大量のアドホッククエリが実行され、クエリストアのメモリが圧迫されるような状態になった場合、クエリストアが自動的に READ-ONLY モードになるような動作が行われるようになります。
2021/2/26
Announcing General Availability (GA) of the Power BI connector for Databricks
Announcing public preview of Object-Level Security in Power BI
こちらは後で見る用のメモとして。