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SQL Server 2019 CTP 3.1 のリリースノートが公開されました

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投稿を書いている時点ではモジュールはまだ公開されていないようですが、SQL Server 2019 CTP 3.1 のリリースノートが公開されていました。
追記
公式アナウンスありました。
SQL Server 2019 community technology preview 3.1 is now availabl

データベースエンジンとしては、次のような機能が追加されているようです。
データベースエンジン

  • 暗号化列にインデックスを付与
  • セットアップ時に最大 / 最小メモリを設定可能
    • 従来までの SQL Server では、セットアップ後に最大 / 最小メモリを設定していましたが、今回からセットアップ時に設定ができるようになったようです。
      MAXDOP についても設定ができるようになったようです。
      • tempdb のように推奨オプションが指定される形で手動変更も可能という設定となったようですね。
    • Setting the memory options manually
  • グラフテーブルの最短パス用の関数の追加
  • グラフテーブルのパーティションテーブル / インデックスのサポート
    • グラフテーブルでパーティショニングが使用できるようになったようです。
  • 最終ページ挿入を改善するための新しいインデックスオプション
    • インデックスに OPTIMIZE_FOR_SEQUENTIAL_KEY オプションが新しく追加されました。
    • ID や現在の日付時刻が設定されている場合、複数スレッドによる最終ページのへの INSERT によって、PAGELATCH_EX の競合が発生することがあります。
      この競合を解消することができるオプションとして OPTIMIZE_FOR_SEQUENTIAL_KEY オプションが追加されたようです。
  • SQL Server on Linux の tempdb の自動的な分割
    • 2017 の SQL Server on Linux では、tempdb の自動的な分割は行われなかったのですが、2019 CTP 3.1 から分割されるようです。

Big Data Cluster
ビッグデータクラスター周りは例のごとく、かなり変更が加わっています。

  • mssqlctl コマンドの変更
    • 新しい CTP のリリースごとにコマンド体系が変わる mssqlctl ですが、今回も変わりました。
    • mssqlctl cluster → mssqlctl bdc に変更
      • クラスターのステータスを確認するためのコマンドとして mssqlctl bdc status が追加されているようです。
      • これに伴いまさかの管理ポータルの廃止が…。
        • Kibana / Grafana のダッシュボードは個別にエンドポイントがあるようなので、そこから状況は確認できるようですが。
  • Spark コンピューティングプール
    • 今までの Big Data Cluster は、ストレージプールの HDFS は Spark と相乗りだったのですが、Spark 部分を切り離して、個別にスケールできるようになったようです。
    • Configure storage without spark
  • MSSQL Spark コネクタ
    • データプールの外部テーブルに読み取りだけでなく、書き込みもできるようになったようです。
  • MLeap を使用した機械学習
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Written by Masayuki.Ozawa

6月 26th, 2019 at 11:42 pm

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