SQL Server Profiler を使用した場合、ログインの失敗については、「Audit Login Failed」で取得することができます。
拡張イベントでログイン関連のイベントを取得しようとした場合、以下のようなイベントを取得することができるのですが、SQL Server Profiler と同等の情報を取得するためのイベントがパッと見なさそうでした。
SQL Server Profiler で「Audit Login Failed」の情報を取得するとわかるのですが、ログイン失敗の情報は、エラーイベント「18456」として取得されています。
同等の情報を取得するためには、拡張イベントでエラー 18456 の情報を取得することで代替できます。
以下のように「error_reported」で「error_number = 18456」の情報を取得することで、ログイン失敗の情報を拡張イベントで取得することが可能です。
実際に取得した情報が以下になるのですが、SQL Server Profiler 相当の情報が取得できていますね。
ログインの失敗は、アプリケーション導入時の問題の切り分けで使用する機会が多いので、拡張イベントでの取得を覚えておくと、今後 SQL Server Profiler によるクエリトレースが使用できなくなった場合も対応できるかと。