Announcing updates to the SQL Server Incremental Servicing Model (ISM) でアナウンスされた SQL Server の増分サービスモデルですが、把握するために必要な情報がある程度、収集できたかと思ったので、2016/7 時点の情報を一度まとめてみたいと思います。
従来まで、SQL Server の修正プログラムである Cumulative Update (累積修正プログラム) は以下の KB の情報から必要なバージョンを追い、入手することができました。
- SQL Server 2008 R2 のリリース以降後にリリースされた SQL Server 2008 R2 のビルドします。
- SQL Server 2008 のリリース以降にリリースされた SQL Server 2008 のビルドについて
- SQL Server 2008 Service Pack 1 以降にリリースされた SQL Server 2008 のビルド
- SQL Server の 2008 SQL Server 2008 Service Pack 2 のリリース以降後にリリースされたビルドします。
- SQL Server 2008 SQL Server 2008 SP3 のリリース以降後にリリースされたビルドします。
- SQL Server 2008年の R2 SQL Server 2008 R2 Service Pack 1 のリリース後にリリースされたビルドします。
- SQL Server 2008 R2 builds that were released after SQL Server 2008 R2 Service Pack 2 was released
- SQL Server の 2012年 2012 の SQL Server のリリース後にリリースされたビルドします。
- SQL Server 2012 Service Pack 1 がリリースされた後にリリースされた、SQL Server 2012 のビルド
- The SQL Server 2012 builds that were released after SQL Server 2012 Service Pack 1 was released
- SQL Server 2012年の SP2 ビルド バージョン
- SQL Server 2012 SP3 のビルド バージョン
- SQL Server 2014 のビルド バージョン
SQL Server 2014 SP1 を例とすると、CU4 までは KB から更新プログラムをダウンロードすることができました。
しかし、CU5 以降では個別ダウンロードのリンクはなく、MicrosoftR SQL ServerR 2014 SP1 の最新の累積的な更新プログラム へのリンクとなっています。
ポリシーの変更が発表されて以降の CU については Microsoft ダウンロードからは、最新の CU のみがダウンロード可能になっています。
しかし、この提供方法ですと、他の環境にシステム DB をリストアしたい際等の、マイナーバージョンレベルを合わせる方法が実施できなくなってしまいます。
そのため、KB で公開されていない修正プログラムについては、 Microsoft Updte Catalog からダウンロードできるようになっています。
# これについてはアナウンスでも記載されていたのですが、6/21 に Microsoft Update Catalog に登録されました。
Microsoft Update Catalog に上がってくるようになっても WSUS での配信対象としては落ちてこないようですので、現時点では、WSUS では SP や CU ではないセキュリティ更新プログラム (GDR の類) のみが、配信対象となているようですね。
7/20 の段階で、SQL Server 2014 については最新の累積修正プログラム (CU) についても、WSUS 経由で配信が行えるようになりました。Windows Update についても同様になるかと。