こちらも Elastic Scale for Microsoft Azure SQL Database で発表のあった内容となります。
以前、Elastic Scale API や Elastic Scale Cliant Library と言われていたものは、Azure SQL Database Elastic Database Tools という扱いになり、GA しています。
https://github.com/Azure/azure-content/blob/master/articles/sql-database-elastic-scale-get-started.md
基本的な内容は今までと同じですが、新しい機能として「Elastic Query」の発表がありました。
機能としては、マルチシャードクエリーと似たようなものとなりますが、こちらは BI などでのデータ利用も意識して、クエリレベルでマルチシャードに対してのクエリ実行ができる機能となるようです。
Elastic Database Tool の場合は、コードとして接続のお作法がありましたが、Elastic Database Query は BI ツールなどから実行する T-SQL でも対応が可能なように、一般的なクエリ実行で透過的にマルチシャードに対してのクエリ実行ができる機能というイメージでしょうか。
こちらは単体で使用するというわけではなく、Elastic Database Tools で作成されている、「Shard Map Manager」のデータベースと連携して使う機能となるようです。
最初に外部データソースとして、Shard Map Manager を指定するようです。
# Type が設定できるようですので、Elastic Databse Tools の「SHARD_MAP_MANAGER」だけでなく、Elastic Database Pool も選択できるとうれしいですね。
そうすると外部データソースを使用するテーブルとして定義が行われるようです。
外部データソースを使用したクエリは「Remote Scan」により処理が行われるようですね。
これらの構文については現状はまだサポートされていないようですので、今後のバージョンアップにより対応されるのかと。
- Elastic Database Tools
- Elastic Query
- Elastic Database Pool
の組み合わせは、SaaS 環境の SQL Database の構築についての手法を勉強するためにキャッチアップしておいた方がよさそうですね。
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