SQL Server 2014 データベース エンジンの非推奨機能SQL Server ではバックアップのリストアに下位互換があり、リストアしようとするバックアップを取得した SQL Server のバージョンにも依存するのですが、上位のバージョンでは下位のバージョンのバックアップをリストすることが可能です。
上位互換はないため、新しいバージョンで取得したバックアップを下位のバージョンにリストアすることはできません。
また、デタッチ / アタッチシナリオを利用して、データベースを新しいバージョンの SQL Server にアタッチした場合、アタッチしたタイミングでデータベースの内部のバージョンアップが行われています。
そのため、新しいバージョンでアタッチしたデータベースを下位のバージョンの SQL Server にアタッチするということもできません。
新しいバージョンに移行をした際の、切り戻し方法としてはデータベースのバックアップ / リストア、デタッチ / アタッチではなく、データベースのインポート / エクスポートを用いて実施する必要があります。
基本的には直近三世代のバージョンの SQL Server のバックアップをリストアすることが可能となっており、それ以前の世代のバックアップについてはリストアをすることができません。
簡単にではありますが、バックアップ / リストアについてまとめてみたいと思います。
本投稿では、
- SQL Server 2000
- SQL Server 2005
- SQL Server 2008 R2
で取得したバックアップを
- SQL Server 2008 R2
- SQL Server 2012
- SQL Server 2014
でリストアするパターンについて記述しています。