TPC のベンチマークを実施するためのソフトとして HammerDB があります。
HammerDB で負荷をかける際のポイントを少し。
HmmerDB では TPC-C と TPC-H のベンチマークができますが、ベンチマークをする際のポイントとしては、
- Schema Build 時の Number Warehouse / Scale Factor の設定
- Virtual User の Show Output の設定
があります。
Number Warehouse / Scale Factor は TPC ベンチマークのデータベースサイズとなります。
データのサイズが少ないとユーザー間で更新されるデータの競合が発生しロックのブロッキングが発生する可能性が増えますので同時実行性に差が出てきます。
また、Virtual User の Show Output を有効有無でアプリケーションから実行できるバッチ実行数に差が出てきます。
出力の有効有無でアプリケーション (HammerDB) から実行されるバッチ実行数が 10 倍程度変わってくることがあります。
HammerDB を実行する場合には、実行環境側の設定としてこの辺を気を付けておくとよいかと思います。
HammerDB は複数の端末から同期して実行することもできますので、実行端末の負荷が高くなった場合には複数端末を使用したクエリ実行も検討するとよいかと。