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SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 5月 4th, 2009

Windows XP Mode のインストール

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連休中に SP2 や RC が提供され勉強内容に事欠かないです。

SP2 適用のゲスト OS イメージを作成する裏で Windows 7 の XP Mode をインストールしてみました。

I-VT (Intel Virtualization Technology)? または AMD-V (AMD Virtualization) に対応している必要があるため
Hyper-V のゲスト OS として Windows 7 をインストールして XP Mode を実行したら以下のエラーが…。

そういえば XP Mode の記事には CPU の仮想化テクノロジが必要になると書かれていた気がします。

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物理環境を使用するしかなさそうですので、検証環境のサーバーのパーティションをひとつ潰して Windows 7 を
インストールしました。
# いつも同じパーティションを潰しているのですが今回もバックアップとるのを忘れました…・。
??? MED-V クライアントの検証用に使っているパーティションを潰すのですが毎回バックアップ忘れます。

[Windows XP Mode に必要なモジュール]

Windows XP Mode のインストールには TechNet / MSDN の会員サイトからダウンロードできる以下のモジュールを使用します。
# 一般ダウンロードは 5/5 から可能になるようですね。

  • Windows Virtual PC Beta (x64) – (Arabic, Chinese-Simplified, Chinese-Traditional, English, French, German, Japanese, Korean, Spanish)
  • Windows XP Mode Beta (x64) – (Japanese)

# 私は 64 bit 版を使用していますが 32 bit 版もあります。
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# これらのモジュールは Windows 7 の中ではなく [アプリケーション] → [Windows Virtual PC] の中にあります。
?? image

[Windows XP Mode のインストール]

Windows XP Mode は Virtual PC 上で Windows XP SP3 を起動して使用するものですのでまずは Virtual PC をインストールします。
使用するのはダウンロードした [Windows Virtual PC Beta (x64)] になります。

  1. ダウンロードしたモジュールを実行します。
    image
  2. [はい] をクリックします。
    image
  3. [同意します] をクリックし、インストールを開始します。
    image image
  4. [今すぐ再起動] をクリックして再起動します。
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これでスタートメニューに [Virtual Windows XP] が追加されます。

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この状態では XP Mode で使用する Windows XP は導入されていませんので次は Windows XP のイメージをインストールします。

インストール前に [Virtual Windows XP] を実行すると以下のダイアログが表示されました。

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[ダウンロード] をクリックすると以下の URL が開きます。
Windows Virtual PC home page

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[Windows XP SP3のイメージのインストール]

5/5 になればイメージは一般公開されるようですがまだ公開されていないので TechNet / MSDN でダウンロードしたものを使用します。
使用するのは [Windows XP Mode Beta (x64)] でダウンロードしたモジュールです。

  1. ダウンロードしたモジュールを実行します。
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  2. [次へ] をクリックします。
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  3. [次へ] をクリックし、インストールします。
    image image
    インストール中に UAC が働くようです。
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  4. [完了] をクリックします。
    image?

これでイメージの展開が終了です。
インストール先に Windows XP の VHD が作成されています。

image?

[Virtual Windows XPを開始する] を有効にしていると自動的に [Virtual Windows XP のセットアップ] が起動します。
キャンセルした場合は、スタートメニューの [Virtual Windows XP] を実行するとセットアップが起動します。

[Virtual Windows XP のセットアップ]

続いて Virtual Windows XP のセットアップです。

  1. [ライセンス条項に同意する] を有効にして [次へ] をクリックします。
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  2. パスワードを入力して [次へ] をクリックします。
    # 設定した情報で Windows XP 上にユーザーが作成されるようですね。
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  3. Windows Update の設定をして [次へ] をクリックします。
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  4. 初回起動のセットアップが自動で実行されます。
    image?
    セットアップでは以下の処理が実行されているようです。
    1. Windows XP のセットアップ
    2. OS の起動
    3. 統合機能のインストール

セットアップが終了したら Windows XP が起動してきました。

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この状態でデフォルトでインストールされている [Windows カタログ] を実行したら以下のメッセージが。
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仮想マシンが起動している状態だと XP Mode のアプリケーションは実行できないようですね。
[仮想マシンを終了する] をクリックして [Windows カタログ] 起動してみました。

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タイトルバーが XP になっているので Virtual PC 上で起動しているようです。

[XP Mode で動作するアプリケーションの追加]

XP Mode で使用するアプリケーションは Virtual PC 上の Windows XP にインストールします。

今回は XP に Office 2007 をインストールしてみました。

image?

インストールすると Windows 7 の XP Mode のメニューに Office が追加されました。
Excel を起動してみるときちんと XP Mode 上で起動しました。
image image

Microsoft のダウンロードセンターからマニュアルがダウンロードできるようですね。
Windows Virtual PC Evaluation Guide

海外の動画を眺めていたところ起動したいアプリケーションを追加する場合は XP の以下のディレクトリにショートカットや EXE を
保存すればよいようです。
[C:Documents and SettingsAll Usersスタート メニュー]
# 私が見た動画では? [C:Documents and SettingsAll Usersスタート メニュープログラム] に保存していましたが
??? [スタートメニュー] でも大丈夫でした。

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スタート メニューに何か追加すると以下のレジストリに自動的に値が登録されているようですね。

HKLMSOFTEAREMicrosoftWindows NTCurrentVersionTerminal ServerTsAppAllowListApplications

?

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Windows 7 側では XP Mode で起動するアプリケーションのショートカットは以下のように設定されています。

%SystemRoot%system32rundll32.exe %SystemRoot%system32VMCPropertyHandler.dll,LaunchVMSal "Virtual Windows XP" "||8cedb748" "Windows カタログ"

[||] の後の値がレジストリのキーと対応しているようです。

ひとまずインストールと簡単に触ることができたので満足です♪

Written by Masayuki.Ozawa

5月 4th, 2009 at 9:46 am

Posted in Windows Client

ドメインの機能レベルを Windows Server 2008 に上げる際の覚え書き

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自宅の AD の機能レベルを Windows Server 2008 に変更しているのですがその際に調べたことのメモです。
# 最初から機能レベルを最新にすればよかったのですが。

[SYSVOL の複製を FRS から DFSR に変更]

ドメインの機能レベルを [Windows Server 2008] にすると SYSVOL の複製に DFSR を使用することが可能となります。
インストール時に機能レベルを [Windows Server 2009] に設定しておけば複製には DFSR が使用されますが
機能レベルを上げた場合には手動で設定する必要があります。

Microsoft の安納さんのブログに一連の手順が書かれておりとても参考になりました。

【Windows Server 2008】 Sysvol 複製を FRS から DFSR に移行するには Dfsrmig.exe コマンドを使用する
【Windows Server 2008】 dcpromo 時に ドメインモードを 2008 にすれば SYSVOL 複製は DFSR に自動設定される

作業としては

  1. [dfsrmig /SetGlobalState 0] で状態を移行
  2. [dfsmig /GetMigrateState] で状態移行が完了していることを確認
    # 数分時間がかかるので小出しに実行して移行完了するまで待ちます。
  3. [dfsrmig /SetGlobalState 1] で状態を移行
  4. [dfsmig /GetMigrateState] で状態移行が完了していることを確認
    # 数分時間がかかるので小出しに実行して移行完了するまで待ちます。
  5. [dfsrmig /SetGlobalState 2] で状態を移行
  6. [dfsmig /GetMigrateState] で状態移行が完了していることを確認
    # 数分時間がかかるので小出しに実行して移行完了するまで待ちます。
  7. [dfsrmig /SetGlobalState 3] で状態を移行
  8. [dfsmig /GetMigrateState] で状態移行が完了していることを確認
    # 数分時間がかかるので小出しに実行して移行完了するまで待ちます。

という順番で順次状態を移行しながら作業をしていくと完了しました。

機能レベルを上げて手動で DFSR を設定した場合は [SYSVOL] のディレクトリが [SYSVOL_DFSR] になります。
# インストール時に機能レベルを DFSR に設定した場合は [SYSVOL] になります。

他の情報も調べていたところ以下の記事がありました。

第1回 Active Directoryアップグレード方法論

今までは SYSVOL の複製に FRS を使用していたので [File Replication Service] が起動した状態のままになってしまうようですね。
ちょうど新規に検証用の AD を構築していたところなのでドメインの機能レベルを [Windows Server 2008] にして構築したところ
このサービスは [手動] 起動となっていました。

[インストール時に Windows Server 2008]

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[機能レベルを上げた場合]

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ひとまずこのサービスは手動に変更。

?

今回はドメインの機能レベルを上げただけなので問題はないのですが AD のアップグレード時によく話題になる設定のメモを
# レガシーな OS を使用しているときの SMB パケット署名のお話です。

Windows Server 2008 ベースのドメイン コントローラで既定のセキュリティ ポリシーを変更する
Active Directory ドメインを Windows Server 2008 AD DS ドメインにアップグレードする

少し古いですがこちらもメモ

Windows 2000 ドメイン コントローラを Windows Server 2003 にアップグレードする方法

Written by Masayuki.Ozawa

5月 4th, 2009 at 6:04 am

Posted in Active Directory

Windows Server 2008 SP2 へのアップグレード

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サーバーを何台か Windows Server 2008 SP2 にアップグレードしました。
複雑な手順はありませんが作業をまとめておきたいと思います。

  1. インストールモジュールを実行します。
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  2. [次へ] をクリックします。
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  3. [ライセンス条項に同意します] を有効にして [次へ] をクリックします。
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  4. [インストール] をクリックします。
    # [コンピュータを自動的んい再起動する] はデフォルトで有効になっています。
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  5. 後はインストールが完了するまで待てば終了です。
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アップグレード後のバージョン情報は以下の通りです。

image?

Windows Server 2008 R2 Beta → RC にアップグレードした時は SCVMM でホストを再登録していたのですが、
SP2 へのアップグレードでは再登録しなくても問題なく管理ができています。
SP2 インストール済みのゲスト OS の VHD も作らなくては。

Written by Masayuki.Ozawa

5月 4th, 2009 at 2:17 am

Posted in Windows Server