SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for the ‘SQL Server’ tag

Build 2024 のタイミングで発表された SQL Database に関連するアップデート

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Build 2024 が開催されています。

キーノートについては次の情報から確認できます。

 

SQL Server についてはアップデートはなかったのですが、Azure SQL Database についてはアップデートがアナウンスされていますのでまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

5月 22nd, 2024 at 3:18 pm

Dev Container を使用して SqlPackage の実行環境を作成する

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SQL Server ベースの環境に対しての CI/CD で活用できるツールとして SqlPackage があります。

Visual Studio Code の Dev Container (開発コンテナー) 上に SqlPackage の実行環境を作成しようかなと思って試してみました。

SqlPackage に問題がある場合は DacFx のリポジトリ から Issue で報告ができます。

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Written by Masayuki.Ozawa

5月 20th, 2024 at 12:14 am

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SQL Server / SQL Database Update (2024/03/04~2024/05/12)

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前回の Update: SQL Server / SQL Database Update (2024/01~2024/03/03)

前回の投稿以降の Update をまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

5月 12th, 2024 at 8:05 pm

クエリストアのカスタムキャプチャの設定を行う場合の考慮点

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SQL Server 2019 以降のクエリストアでは、カスタムキャプチャの設定を行うことができるようになりました。これにより、クエリのキャプチャモードを「ALL」「AUTO」以外に「CUSTOM」で設定することができるようになります。

「CUSTOM」を使用した場合、キャプチャされるクエリの条件を従来より柔軟に設定することができます。

「CUSTOM」を設定した場合の設定観点について少しふれておきたいと思います。

クエリストアの活用については次のドキュメントが参考になります。

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Written by Masayuki.Ozawa

5月 4th, 2024 at 11:51 pm

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SSMS の接続情報を整理する

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SSMS は接続情報として入力した内容が保存されており、接続を行おうとした場合に再利用することができます。

image

自サーバー上の SQL Server にのみ接続をしているのであれば、この情報が増えるということはあまりないですが、クライアントからいくつかのサーバーに接続している場合にはこの情報が増えていき、今は接続が不要になったサーバーの情報も残った状態となっていることがあります。

接続の情報は SSMS の構成ファイルである 「UserSettings.xml」に記録が行われており、この XML から接続情報を削除することで、表示が行われなくなります。

ファイルは「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\SQL Server Management Studio」に SSMS のバージョンごと (18.0 / 19.0 / 20.0 等のディレクトリ) に保存されています。

不要となった情報は

  1. SSMS を起動していない状態にする
    • SSMS を起動していると、SSMS を閉じた場合に修正した情報が初期化されてしまう可能性があるため
  2. UserSettings.xml を直接編集し、不要となったサーバーの接続情報を削除

することでクリアすることができます。

XML の階層としては「SqlStudio > SSMS > ConnectionOptions > ServerTyes > Element」配下に保存されています。

image

UserSettings.xml は情報量が多い XML ですので、メモ帳で修正するよりは、Visual Studio Code で XML を編集して、不要となったサーバー情報の Element をブロック単位で削除したほうが効率が良いかと。

Written by Masayuki.Ozawa

5月 4th, 2024 at 11:36 am

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SQL Server のフィルター選択されたインデックスの利用について

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SQL Server では フィルター選択されたインデックス (フィルター化インデックス) というインデックスを作成することができます。

このインデックスはインデックスの作成を行う際に、以下のクエリのように、インデックス作成時に WHERE 句を指定することで、特定の範囲のデータのみが含まれたインデックスを作成することができます。

CREATE NONCLUSTERED INDEX [NCIX_accesslog2_01] ON [frontdoor].[accesslog2]
(
	[time] ASC
)
WHERE ([time]>='2020-01-01' AND [time]<'2021-01-01')

フィルター選択されたインデックスは、特定のデータ範囲のみがインデックスに含まれますので次のようなメリットがあります。

  • インデックスで使用されるストレージサイズの削減
  • フィルター外のデータを追加 / 変更する場合のインデックス更新コストの削減
  • 該当データ範囲で Index Scan が発生した場合の、Scan コストの削減

特定のデータ範囲の検索向けに作成するインデックスとして便利な機能となるのですが、作成したインデックスが使用されるかどうかについては考慮が必要な点がありますので、本投稿で触れておきたいと思います。

フィルター選択されたインデックスの詳細な情報については次のドキュメントが参考となります。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 25th, 2024 at 10:34 pm

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ストアドプロシージャのリコンパイルを同時実行性の低下を抑えて誘発させる

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ストアドプロシージャを明示的にリコンパイルさせる方法として ストアド プロシージャの再コンパイル に記載されている sp_recompile を使用するという方法があります。

ストアドプロシージャはコンパイル時に指定されたパラメーターによって実行プランが生成されるため、コンパイル時に指定されたパラメーターが大多数の実行に対してマイノリティな設定の場合、頻繁に実行するクエリに対しては効率の悪い実行プランが生成されることがあります。

このような場合は、ストアドプロシージャをリコンパイルさせることで新しい実行プランを生成することがあります。

このリコンパイルを同時実行性の低下をできるだけ抑えて実行するにはどのような方法が考えられるでしょうか。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 24th, 2024 at 10:53 pm

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SSMS のクエリ実行時に ARITHABORT を OFF にするだけではアプリケーションから実行しているクエリと同一にならなかった

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SSMS からクエリを実行した場合と、アプリケーションからクエリを実行した場合の違いとして、Qiita で書いた アプリから動かすと遅いが SSMS から動かすと速いのは ARITHABORT の違いという情報の動作を理解する というような動作があります。

SET オプションが異なっていると、異なる実行プランとしてキャッシュが行われるため、SSMS とアプリケーションで同一のオプションを使用するというのが記載した内容となります。

この投稿では、「SET ARITHABORT OFF」を SSMS から実行し、アプリケーションと同一の SET オプションの状態とすることで SSMS とアプリケーションで同一のプランキャッシュを使用していました。

クエリの多重実行と SSMS から実行したクエリで同一のプランキャッシュを使用したかったので「SQLQueryStress」と「SET ARITHABORT OFF に設定した SSMS」でクエリを実行したところ、同一のプランキャッシュが使用されないという事象が発生しました。

そこで、同一の SET オプション以外にどのような要因が同一のプランキャッシュが使用されないことにつながっているのかを確認してみました。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 24th, 2024 at 7:44 pm

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SQL Server のコンパイル時間とコンパイルの CPU 時間の関係について

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SQL Server ではコンパイル時間を確認する方法としては次のような方法があります。

これらの情報からクエリのコンパイルにかかった時間を確認することができるのですが、値を正しく把握しておかないとコンパイル時間についてミスリードをする可能性があります。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 23rd, 2024 at 9:34 pm

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SQL Server 2022 で SQL Server 構成マネージャーから別名を設定する方法

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SQL Server 2022 では、SQL Server Native Client (SNAC) が削除され、SQL Server のインストールを行っても SNAC が含まれなくなりました。

本ブログでも SQL Server 2022 以降で別名を設定する方法 で取り上げましたが SQL Server 2022 で別名を GUI で設定する場合には「cliconfg.exe」を使用する必要があります。

最近知ったのですが、推奨はされないと思いますが SQL Server 2022 でも従来の方法で別名を設定することはできるようです。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 15th, 2024 at 9:54 am