以前、Azure Stack HCI の評価期間の確認と Preview チャネルを使用している場合の評価期間終了後のコスト発生について という投稿を書きました。
Azure Stack HCI は 60 日間の評価期間ならびに、Preview チャネルを使用している場合は、Azure Stack HCI / Windows Server Subscription についてはコストが発生しません。
Preview チャネルの Azure Stack HCI に AKS をインストールして使用していたところ、「AKS on Azure Stack HCI Standard Fee/Core」というコストが発生していました。
SR で確認をしたところ、AKS on Azure Stack HCI については、Azure Stack HCI の無料評価とは切り離されているとのことで、Azure Stack HCI のコストが発生しない状態でも AKS on Azure Stack HCI については、使用状況によっては AKS ハイブリッドの課金としてコストが発生するのが想定される動作ということでした。
SR でいくつかの情報を教えていただくことができたので、情報をまとめておきたいと思います。
AKS on Azure Stack HCI のコストについて
ドキュメント
AKS on Azure Stack HCI のコストについては次のドキュメントから確認することができます。
無償評価期間について
AKS on Azure Stack HCI については、「サブスクリプションごとに 1 回限りの特典として 60 日間の評価期間」があり、この評価期間以降はコストが発生します。
重要
2023 年 6 月から、サブスクリプションごとに 1 回限りの特典として 60 日間の評価期間を固める改訂が行われ、その最後に vCPU あたりの従量課金制料金が適用されます。 この変更は、AKS ハイブリッドを再インストールするときに評価期間がリセットされなくなるという意味です。 この変更は、既存の価格ガイドラインとより適切に整合し、高品質のサービスの継続的な提供を保証するために行われています。
サブスクリプションごとに 1 回限りの特典となっているため、60 日間の評価期間が終了した後に AKS を再インストールしても無償評価期間はリセットされないのがポイントとなるようです。
(私は「サブスクリプションごと」の評価期間が終了したため、コストが発生しだしたようです)
「よくある質問」には次の記載もあるため、AKS on Azure Stack HCI のコストについてはベース OS の状態にかかわらず別途発生するということを意識する必要があるようです。
サブスクリプションには Azure Stack HCI が含まれていますか?
いいえ、これには Azure Stack HCI に対するライセンス権は含まれません。これは別途購入する必要があります。
評価期間終了後のコスト発生対象
評価期間中は「Standard Trial Fee/Core」となっているのですが、評価期間が終了すると「Standard Service Fee/Core」に切り替わります。
課金対象から除外されるものとしては次環境があります。
- AKS コントロールプレーン
- ワークロードクラスター コントロールプレーン
- ロードバランサーノード
- Arc 対応 AKS 管理クラスター
基本的な考え方としては、ワークロードクラスター内のノードの vCPU数に応じた、日単位の従量課金となるようです。
(Azure Stack HCI ホストでハイパースレッドが有効な場合は、認識された vCPU 数のコスト発生は 1/2 となり、物理コア数を意識したコストになっているように見えます)
AKS on Azure Stack HCI の無償評価期間はサブスクリプション毎に 1 回限りの特典として利用可能となっていますが、それ以降はコストが発生しますので、検証するときにはどれぐらいのコストが発生するのかは注意しておきたいですね。