検証用の Windows Server 2012 R2 に対して最初から Windows Update で最新化をしようとすると適用できない更新プログラムがあり、最新化を行うことができませんでした。
サイズが大きい更新プログラムや適用順序を考量する必要がある更新プログラムについては、手動適用を行い、残りは Windows Update で適用することで最新化を行うことができましたので、情報を残しておこうかと
更新プログラムを手動適用
以下の順番で更新プログラムを手動適用した後に Windows Update を実行することで最後まで更新プログラムを適用することができました。
- Windows Server 2012 R2 用更新プログラム (KB3021910)
- KB3000850 を適用する際に必要となる更新プログラム
- Windows Server 2012 R2 用更新プログラム (KB3000850)
- 2023-09×64 ベース システム用 Windows Server 2012 R2 サービス スタック更新プログラム (KB5030329)
- KB5031419 を適用する際に必要となる更新プログラム
- 2023-10 x64 ベース システム用 Windows Server 2012 R2 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5031419)
- ESU 対象外の環境で適用可能な最新のセキュリティ更新プログラム
- 2023-09 Windows Server 2012 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB5029915)
- 今回必要となる環境では .NET 3.5 が必要だったためセキュリティ更新プログラムを適用
- Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 x64 ベース システム用 Microsoft .NET Framework 4.5.1 および 4.5.2 のセキュリティ更新プログラム (KB3074228)
- Windows Server 2012 R2 用 Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3185319)
- Microsoft .NET Framework 3.5 用セキュリティ更新プログラム、Windows 8.1 for x64-based Systems および Windows Server 2012 R2 for x64-based Systems 向け (KB2966826)
- 手動で適用する必要はないと思いますがファイルサイズが大きめであり検証で何回も導入するのが手間だったため、手動適用
- Windows Server 2012 R2 x64 用 Microsoft .NET Framework 4.8 (KB4486105)
- Windows Server 2012 R2 Update (KB2919355)
- 複数の更新プログラムで構成されていますが、KB2934018 のみ適用が必要
今回の検証では、.NET Framework 3.5 が必要だったため、3.5 用の更新プログラムも含めていますので環境依存するものはいくつかあるかと思いますが、私の環境ではこの手順で手動適用をした後に Windows Update を実行したところ最後まで更新プログラムを適用することができました。