SQL Server ではクエリのリコンパイルが発生する条件としては次のようなものがあります。
パラメータースニッフィング等で、実行プランが大多数のクエリで効率が悪くなってしまった場合の補正として、「統計情報を更新」することでリコンパイルを誘発させることがあるのではないでしょうか。
実稼働環境であれば、統計情報の更新を行うことでリコンパイルを誘発させるということを実施するのは、それほど難しくない気がしますが、負荷がかかっていない検証環境のようなものを使用して、検証を実施しようとすると、統計情報を更新してもリコンパイルが発生しないとう状態になることがあります。
これについては、2018 年の段階で Does Updating Statistics Cause a Recompile if No Data Has Changed? で解説が行われていますが、投稿を書いている時点の最新のバージョンである、SQL Server 2019 CU15 でも同様な状態になるのかと思って確認していた際の内容を遺しておきたいと思います。