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2020/11 の SQL Server / SQL Database 関連の更新情報

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2020/11 の SQL Server 関連の更新情報です。
PASS Summit 2020 がありましたが、Ignite で情報が発信されていましたので、PASS では大きめのアナウンスはなかったような気がします。

明日から Data Platform Summit 2020 がありますが、そちらでの情報も抑え気味かもしれませんね。

PASS Summit 2020 で発表のあった機能

PASS Summit 2020 では、新製品の新しいアナウンスはありませんでしたが、SQL Server / SQL Database について、実装が計画されている二つの機能についての発表がありました。

クエリストアヒント

プランの補正を行うことができる機能として、新しく「クエリストアヒント」という機能の追加が計画されているとのことです。

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この機能を使用することで、クエリストアの特定の query_id に対してヒントを設定することができるようになります。

現在のクエリストアでは、プランの強制を行うことで、実行計画の補正を行うことができますが、「クエリストア上に格納されていいる、いずれかの実行計画に強制する」というものとなりますので、プランの補正後に使用したい実行計画については、クエリストア上に格納されている必要があります。

実装が計画されているクエリストアヒントでは、補正をしたいクエリの、クエリストア上での ID が確認できれば、そのクエリ ID のクエリに対して、クエリヒント (ヒント句) を設定することができるようになります。

従来までも、特定のクエリに対してヒントを設定する方法としては、プランガイド がありましたが、クエリストアに蓄積されているデータを使用して、クエリヒントが設定できるようになると、クエリの制御をクエリストアで一元的に管理できるようになりますので、利便性が向上するのではないでしょうか。

 

SQL Ledger

Ledger は元帳 / 帳票 / 台帳というような意味となると思いますが、データベース内のデータについて、帳票の技術によるデータ整合性を保つ機能の追加が計画されてるとのことです。

SQL Server では様々な暗号化 / 監査の機能がありますが、これらの機能については、基本的に SQL Server のレイヤーを通して実行されています。

悪意のあるユーザーが SQL Server のレイヤーを通さず (DBCC WRITEPAGE のような SQL Server レイヤーを通さない直接のページ更新) にデータの変更を行った場合、想定しないデータを作り出すことができる可能性があります。

データ更新のトランザクション / ブロックと、現在のデータ内容が正しいかの整合性を確認することで、データの正確性が保たれているかを確認することができる機能が Ledger として今後追加されるようです。
(現在のデータの内容が、Ledger に記録されているトランザクションの台帳の内容と一致しているかの検知が行える形でしょうか)

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2020/11/4

Azure Backup?Soft delete for SQL Server and SAP HANA running in Azure VM

SQL Server on Azure VM と Azure VM で SAP HANA ワークロードを実行している 2 津のパターンに対して、Azure Backup の Soft Delete がサポートされるようになりました。

バックアップの Soft Delete により、バックアップを削除しても 14 日間のバックアップ保持が行われるため、悪意のある削除や操作ミスによる削除が行われても、一定の期間であれば、バックアップデータを復旧することができます。

 

2020/11/10

Announcing Azure Marketplace images for SQL Server Analysis Services 2019 virtual machines!

SQL Server Analysis Services Virtual Machine images now available

Azure Market Place に SSAS のみがインストール済みの仮想マシンのイメージが公開されました。

SQL Server の機能の中で、SSAS を使用したいという場合には、公開されているイメージで素早く展開ができるようになりました。

 

2020/11/11

SQL Server Reporting Services Virtual Machine images now available

SSAS だけでなく、SSRS インストール済みのイメージについても公開が行われました。

 

2020/11/11

New version of SSMS and ADS tools for serverless SQL pools in Azure Synapse Analytics

このリリースが行われるまでの、SSMS / Azure Data Studio (ADS) でも Synapse Analytics Workspace の Serverless SQL pool (サーバーレス SQL プール) に接続がすることはできていたのですが、オブジェクトエクスプローラーの一部が動作しないという問題があったようです。

Serverless SQL pool は TDS のインタフェースを持つ環境ですので、基本的に SQL Server への TDS によるデータアクセスがサポートされていれば、各種ツールから接続することは可能です。

しかし、GUI 系のツールで管理をしようとすると、単純に TDS でアクセスができればよいのではなく、各種設定の可視化 / 設定変更がありますので、その部分の対応ですね。

SSMS 18.7 以降 / ADS 1.24.0 以降では、オブジェクトエクスプローラーの情報表示が改善され、安定性が向上したようです。

これ以前のバージョンの SSMS / ADS でもクエリ実行については問題ないと思いますが、Serverless SQL pool に GUI の機能を効果的に活用しながら操作をしたい場合は、最新バージョンのツールを使用しましょう。

 

2020/11/19

Released: General Availability of Microsoft.Data.SqlClient 2.1

.NET から、SQL Server へのアクセスに使用できる最新のデータプロバイダーである、Microsoft.Data.SqlClient の最新バージョンである 2.1 が GA としてリリースされました。

暗号化 / 認証周りのサポートの強化が主な内容となるようですね。

 

2020/11/30

SQL Server Cumulative Updates (CU) through the end of calendar year 2020

2020 年の残りの期間について、SQL Server の CU (累積修正プログラム) の追加リリースはお休みのようです。

2020 年の最新の SQL Server のバージョンは、Latest updates for Microsoft SQL Server から確認できますが、次のようになるようですね。

  • SQL Server 2012 SP4
  • SQL Server 2014 SP3 CU4
  • SQL Server 2016 SP2 CU15
  • SQL Server 2017 CU22
  • SQL Server 2019 CU8

 

Synapse Analytics Workspace (Preview)

Twitter や、メールで知ったの情報となりますが、Synapse Analytics Workspase (Preview) 関連でも更新がいくつか出ています。

東日本のサポート

料金表からも、確認できますが、東日本がサポートされたようです。(めでたい)

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UTF-8 の照合順序の警告

2020/11/13 のブログで Always use UTF-8 collations to read UTF-8 text in serverless SQL pool が公開されていますが、Serverless SQL pool では、varchar の文字列を取り扱う際には、UTF-8 の照合順序を使用する必要があります。

メールでアナウンスが来ていますが、2020/11/26 から、varchar のデータ型にアクセスを行う際に、UTF-8 の照合順序が適用されていないような場合は、次の警告がメッセージとして出力されるようになりました。

Potential conversion error while reading VARCHAR column ‘C12’ from UTF8 encoded text. Change database collation to a UTF8 collation or specify explicit column schema in WITH clause and assign UTF8 collation to VARCHAR columns.

filepath 関数の動作の変更

こちらもメールでアナウンスが来ている 2020/11/26 からの動作変更です。

OPENROWSET の設定によって filepath 関数 が返すパスが絶対パスか相対パスかが変わってっくるようです。

  • When called without a parameter, it returns the full file path that the row originates from. When DATA_SOURCE is used in OPENROWSET, it returns path relative to DATA_SOURCE.

 

ドキュメントアップデート

全てを確認できているわけではないのですが、次のドキュメントは直近で更新が入っているようです。

ソース管理

暗号化

ワークスペースへの接続

Microsoft Learn

Synapse Analytics についてのラーニングパスが公開されています。

複数の Product に関連するコンテンツの重複排除などは行っていないので、コース数は正確ではないのですが、一部、ロケールが英語でないと検索にヒットしないコンテンツがありそうでしたので、Power BI でごにょごにょしたレポート を作成して確認しています。

Synapse Analytics Workspace

Synapse Analytics

Synapse Analytics の Dedicated SQL pool に関しては、以前から公開されている次の内容ですね。

Power BI

Synapse Analytics Workspace については、Power BI も含めることができますので、次のラーニングパスも確認しておくとデータ活用の幅が広がりそうですね。

Written by Masayuki.Ozawa

12月 1st, 2020 at 10:13 am

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