SQL Server 2019 CTP 2.5 と SSMS 18.0 が公開されました。
SSMS 18.0 は今回のタイミングで GA となり、正式版です。
Build 2019 で新しい CTP 出るのかなと思っていたのですが、4 月内に新しい Preview 出てきましたね。
Build では新しい発表あるのでしょうか??
公式のアナウンスとしては以下になります。
- SQL Server 2019 community technology preview 2.5 is now available
- SQL Server Management Studio (SSMS) 18.0 released for general availability
SQL Server 2019 CTP 2.5
ドキュメントはこちら。
- What’s new in SQL Server 2019 preview
- SQL Server 2019 preview release notes
- Release notes for big data clusters on SQL Server
Big Data Cluster についてはデプロイのスクリプトが一新されており、今までのデプロイから大きく変更されています。
投稿を書いている時点では、デプロイに使用する mssqlctl がうまく動かないかもしれません…。
Big Data Cluster は EAP に申し込むことで、Docker のリポジトリにアクセスするための情報を送ってもらうことができ、その情報を環境変数に設定してデプロイを行うのですが「DOCKER_PASSWORD」のチェックが実際に送付されたパスワードとマッチしていないようで、次のエラーが発生するかと。
root : Password validation failed for ‘DOCKER_PASSWORD’
2019-04-25 00:47:11.0083 UTC | ERROR | Password validation failed for ‘DOCKER_PASSWORD’
「/usr/local/lib/python3.5/dist-packages/mssqlctl/cli/commands/cluster/password.py」のパスワードチェックが実際のパスワードとマッチしていないことが原因ですので、とりあえず「sys.exit(1)」をコメント化すると動くかと。
Pod の名称等々が今までから一新されていますのでまた覚えなおしです…。
新機能としては、次のようなものが大きめかと。
- Big Data Cluster の HDFS 階層化が S3 に対応
- MSSQL Spark Connector の提供
- SQL Server on Linux が PolyBase をサポート
- Install PolyBase on Linux
- non-Hadoop connectors. なので、HDFS / BLOB Storage 非対応なのでしょうかね。
- Configure PolyBase to access external data in SQL Server によると、現状 ODBC データソースは Windows のみになっていました。
- ML サービスの Java サポートが、SDK を利用するような形で刷新
SQL Server Management Studio 18.0
新機能のドキュメントはこちら。
ファイルサイズが減っていたり様々な追加が行われているのですが、今回の 18.0 で注目しておいた方が良いのは次の情報かと。
今回のタイミングから、一部のツールが SSMS と同時にインストールされなくなっています。
また、T-SQL のデバッグ機能と、データベースダイアグラムについては、18.0 から廃止されています。
T-SQL のデバッグについては、SQL Server Data Tools や Visual Studio を使う必要があるかと。