2019/5/23 追記
GA しました!!
General Availability: Time zone choice for Azure SQL Database Managed Instance
Managed Instance (MI) の今後の機能改善として、タイムゾーンの設定変更がフィードバックとして挙がっていました。
本日、MI をデプロイしようとしたところ、MI の新規作成時にタイムゾーンを追加することができるインタフェースが追加されていました。
デフォルトは UTC となっているのですが、日本時間 (Tokyo Standard Time) も選択ができるようになっています。
設定もきちんと反映されており、日本時間としてタイムゾーンを指定した環境では次の画像のように GETDATE() の実行結果が日本時間となっています。
この設定は SQL Server エージェントのジョブのスケジュールにも効いており、タイムゾーンを日本時間にすることで、スケジュールの時間の認識も日本時間となっていました。
投稿を書いている時点では、MI のドキュメントには反映されていないようなのですが、以前の投稿でも触れたように REST API のドキュメントについてはすでに反映が行われています。
インスタンスレベルの照合順序と同様にタイムゾーンについても作成時以外は指定ができないようです。
REST API を叩いて、照合順序とタイムゾーンを変更しようとしても次のエラーが発生し、変更することができませんでした。
(Create or Update の API を実行した場合に発生したエラーなのですが、Update で変更要求を出しても反応がありませんでした)
- The instance collation cannot be changed on Managed Instance.
- The timezone cannot be changed on Managed Instance.
照合順序とタイムゾーンの設定が可能になったことで、SQL Server のデータベースのリストアを実施することにより、従来までの SQL Server と同様の環境として、アプリケーションは接続文字列の変更のみで DB 以降が完了するというケースも増えるのではないでしょうか。
追記
公式のアナウンスがありました。
ドキュメントも公開されています。
ドキュメントに記載されていますが、デプロイ時にのみ指定することが可能であり、展開後の変更はできないようです。
The time zone of an existing managed instance cannot be changed.