Azure の Data Migration Service (DMS) では、オンライン データ マイグレーションが実行できるようになり、投稿を書いている時点では、SQL Server から SQL Database への移行と、MySQL から Azure Database for MySQL への移行に対応しています。
- DMS を使用して SQL Server を Azure SQL Database にオンラインで移行する
- DMS を使用して MySQL をオンラインの Azure Database for MySQL に移行する
SQL Server のデータ移行については、「主キーが設定されていないテーブルを CDC (変更データキャプチャ) で移行することができる」という特徴があるのですが、この機能を利用する際の動作について、注意点がありますのでまとめておきたいと思います。
この内容については、SR で確認をしたのですが、DMS の内部的な動作の制限のようで、現状記載がされている箇所がないので、ドキュメントへの反映を検討してくださるとのことでした。
注意点の内容ですが「主キーが設定されていないテーブルを移行する際に、初期データの移行と増分データの移行のタイミングによっては、データが重複されてしまう」という動作についてです。
初期のデータ移行をオフラインで実行できる / 初期同期が高速に行えるデータ量, 処理性能であればたぶん発生しないですが、大量のデータの初期同期や、SQL Database の性能の設定によっては発生する確率は高いかと。
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