Public preview: Virtual machine serial console でアナウンスがありましたが、Azure VM のシリアルコンソール接続が Public Preview となりました。
ドキュメントについては Virtual machine serial console (preview) から確認できます。
シリアルコンソールは、ブート診断を有効にしておく必要がありますが、Linux / Windows の両 OS で使用することができます。
Windows の場合、シリアルコンソール接続をすると、Emergency Management Services (EMC) の、Special Administrative Console (SAC) で操作をすることになります。
EMC / SAC については、次のドキュメントで確認することができます。
Windows の場合、最初の接続については、SAC のチャネルに接続され、次のような画面が開きます。
「help」で、SAC で実行可能なコマンドを確認することができます。
次の画像は、Windows Server 2016 に接続した際の情報となります。
使用できるコマンドについては、Special Administration Console (SAC) and SAC commands に記載されていますね。
SAC コマンドでは、各種情報の取得や、システムの再起動等を実施することができるようになっています。
ここからコマンドプロンプトについても利用することができるようになっており、
- SAC で「cmd」を実行し、コマンドプロンプト チャネルを作成する
- 「esc」->「tab」の順番で、キーを入力して、チャネルの選択画面を表示し、コマンドプロンプト チャネルが表示されていることを確認
- 何かキーを押し、ログイン情報の入力画面に遷移し、OS にログインするための情報を指定
- 正しい、資格情報を入力することで、コマンドプロンプトを使用することができるため、操作を実施する。
という流れになるかと。
作成されているチャネルについては「ch」で確認することができ、「ch ??」でチャネルの操作コマンドのヘルプを表示することができます。
Windows Server 2016 の VM で試したところ、起動したコマンドプロンプトから PowerShell を実行することもできましたので、様々な操作が実施できそうですね。