AlwaysOn Availability Groups / Failover Clustering はクラスター環境 (WSFC) が必須となります。
# WSFC の環境を構築するためには AD も必須となります。
AlwaysOn Availability Groups はローカルのディスク上に作成したデータベース、AlwaysOn Failover Clustering は SMB のサポートにより共有フォルダにデータベースを配置できるようになります。
どちらの構成もクラスター環境を共有ディスクを使用しないで構築することが可能となっています。
共有ディスクを使用しないで、クラスターを構築した場合、クラスター クォーラムの構成は [ノードマジョリティ] となります。
この構成だとクラスターを構成する一台で障害が発生すると Availability Groups で可用性を持たせているデータベース / Failover Clustering で可用性を持たせているインスタンスが停止してしまいます。
今回の投稿ではこの設定についてまとめてみたいと思います。
クラスターの概要に関しては以下の技術文章がわかり易いと思います。
Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタリングの概要