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Windows Server 2008 R2 Beta ライブマイグレーション設定手順 その 2

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<Windows Server 2008 R2 Beta ライブマイグレーション設定手順 その 1

ライブマイグレーションの設定からです。

  1. Cluster Shared Volumes (CSV) の有効化
    1. [Failover Cluster Manager] を開きます。
    2. [Enable Shared Volumes] をクリックします。
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    3. [I accept these terms and restrictions] を選択し [OK] をクリックします。
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  2. CSV にディスクを追加
    1. [Cluster Shared Volumes] を選択し [Add storage] をクリックします。
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    2. ディスクを選択し [OK] をクリックします。
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    3. CSV にディスクが追加されます。
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  • 仮想サーバーの作成
    1. [Hyper-V マネージャ] を起動します。
      ?image
    2. [仮想ネットワーク マネージャ] をクリックします。
      ?image
    3. ネットワークの種類を選択し [追加] をクリックします。
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    4. ネットワークを設定し [OK] をクリックします。
      Hyper-V 2.0 になり [Allow management operating system to share this network adapter] の設定が追加されています。
      このオプションを選択するとその仮想ネットワークを管理用として設定することができるようになります。
      管理用のネットワークとして設定するとそのネットワークにホスト OS で IP アドレスを割り当てることができます。
      オプションを選択していない場合はゲスト OS でのみ使用できるネットワークになります。
      ?image
    5. [はい] をクリックします。
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    6. [新規] → [仮想マシン] をクリックします。
      ?image
    7. [次へ] をクリックします。
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    8. 仮想マシンの名前と場所を選択し [次へ] をクリックします。
      場所には CSV で設定したディスクを選択します。
      CSV で設定したディスクは [C:ClusterStorageVolumex] にマウントされています。
      ?image
    9. メモリの値を設定し [次へ] をクリックします。
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    10. ネットワークを選択し [次へ] をクリックします。
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    11. 仮想ハードディスクを設定し [次へ] をクリックします。
      今回は事前に準備しておいた Windows Server 2003 R2 のハードディスクを選択しています。
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    12. [完了] をクリックします。
      この後クラスタリソースとして仮想マシンを設定するので [作成後に仮想マシンを起動する] ははずしておきます。
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    1. クラスタリソースの作成
      1. [Failover Cluster Manager] を開きます。
      2. [サービスとアプリケーション] → [サービスまたはアプリケーションの構成] をクリックしますimage
      3. [次へ] をクリックします。
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      4. [仮想マシン] を選択し [次へ] をクリックします。
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      5. 先ほど作成したゲスト OS を選択し [次へ] をクリックします。
        image?
      6. [次へ] をクリックしクラスタリソースとして仮想マシンを作成します。
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      7. [完了] をクリックします。
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      8. [Virtual Machine] としてゲスト OS が追加されています。
        停止状態でクラスタリソースを作成したので [Start] でゲスト OS を開始します。
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      1. ライブマイグレーションのテスト
        1. ゲスト OS にリモートデスクトップと PING を実行した状態にします。
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        2. [Live migrate this virtual machine] → [Live migrate to node xxxxx] をクリックし、
          ライブマイグレーションを実行します。
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        3. ライブマイグレーションの実行直後と完了直前に 1 回ずつ PING がロストしましたが、
          リモートデスクトップの接続も切れず (再接続にもならず) サービスは稼働し続けています。
          image?
          1. クイックマイグレーション (Quick Migration) のためにサーバーを保存した場合は以下の画像のように
            PING がロストし、リモートデスクトップも応答がなくなります。
            ライブマイグレーションを実施した場合は接続が継続していますので設定はこれでよいと思います。
            image

            ただし、ライブマイグレーションを実行すると仮想サーバーの所有者は待機系のノードに移動するのですが
            CSV の所有者は移動しないようです。
            CSV のボリュームは両ノードからアクセスできるようですので問題はなさそうですがちょっと気になりますね。

            Written by Masayuki.Ozawa

            1月 13th, 2009 at 3:56 pm

            Posted in Windows Server

            Windows Server 2008 R2 Beta ライブマイグレーション設定手順 その 1

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            ライブマイグレーション (Live Migration) の設定手順をまとめてみました。
            以下の内容が設定されている状態からの手順です。

            [設定済み]

            • 両ノードがドメインに参加済み
            • クラスタ操作用のドメインユーザーが両ノードの [Administrators] グループに設定済み
            • iSCSI Target に iSCSI イニシエータで接続済み

            検証には 3 台の物理サーバーを使用しています。
            ?図面1

            まずはライブマイグレーションの事前準備です。

            1. Hyper-V の役割を追加
              1. サーバーマネージャを起動し、[役割の追加] をクリックします。
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              2. [次へ] をクリックします。
                image
              3. [Hyper-V] を選択し、[次へ] をクリックします。
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              4. [次へ] をクリックします。
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              5. 仮想ネットワークで使用する NIC を選択し、[次へ] をクリックします。
                今回はあとで仮想ネットワークを設定するので何も選択していません。
                image
              6. [インストール] をクリックしてインストールを開始します。
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              7. [閉じる] をクリックしてサーバーを再起動します。
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                image?
              8. 両ノードで [役割の追加] を行います。
          2. フェールオーバークラスタの機能を追加
            1. サーバーマネージャを起動し、[機能の追加] をクリックします。
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            2. [フェールオーバー クラスタリング] を選択し、[次へ] をクリックします。
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            3. [インストール] をクリックしてインストールを開始します。
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              image
            4. [閉じる] をクリックします。
              image?
            5. 両ノードで [機能の追加] を行います。
            1. WSFC の設定
              1. クラスタ操作用のドメインユーザーでログインします。
              2. [管理ツール] から [Failover Cluster Manager] をクリックします。 
                ?image
              3. [クラスターの作成] をクリックします。
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              4. [次へ] をクリックします。
                image
              5. クラスタに参加させるノードを追加し、[次へ] をクリックします。
                ?image
              6. [はい] を選択し、[次へ] をクリックします。
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              7. [次へ] をクリックします。
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              8. [すべてのテストを実行する] を選択し、[次へ] をクリックします。
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              9. [次へ] をクリックします。
                ?image
              10. 検証を実行します。
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              11. [完了] をクリックします。
                ?image
              12. [クラスター名] / [ネットワーク] を設定し、[次へ] をクリックします。
                ?image
              13. [次へ] をクリックしクラスターの構築を実行します。
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              14. [完了] をクリックします。
                image?
              15. WSFC の設定が完了します。
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                1. 以上で、ライブマイグレーション設定の事前準備が完了です。
                  [その2] でライブマイグレーションの設定を記載します。

                  >Windows Server 2008 R2 Beta ライブマイグレーション設定手順 その 2

                  Written by Masayuki.Ozawa

                  1月 13th, 2009 at 2:35 pm

                  Posted in Windows Server