Microsoft Fabric の Synapse Data Warehouse は、OneLake に対して T-SQL のエンドポイントを提供し、T-SQL による既存データの参照 (SELECT) だけでなく、テーブルの作成 (CREATE TABLE) / 更新系 (INSERT / DELETE / UPDATE) を可能とする機能となっています。
Synase Analytics の Dedicated SQL Pool と Serverless SQL Pool と近しい機能がいくつか実装されています。(Data Warehouse に対してエラーが発生した際に「Synapse SQL」というメッセージが返ってくることがあるため、Data Warehouse でも Synapse の Serverless SQL プールの分散クエリのアーキテクチャは採用されているかと思いますが)
大きな変更点として実データを格納するデータストアとして、SQL Server ベースのデータベースではなく、Delta Lake が採用されているという点があるのではないでしょうか。
厳密には SQL Server のクエリエンジンを使用するため SQL Server ベースのデータベース相当のものも一部存在しているとは思いますが。
Fabric の Data Warehouse の特性を把握するために、一読しておく必要があるドキュメントとしてはどのようなものがあるかをまとめておきたい思います。