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SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Simple Monitor というツールを細々と作っています

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ちょっと、SQL Server や、SQL Database のリソース可視化を行いたかったので、Simple Monitor というツールを細々と作っています。

https://github.com/MasayukiOzawa/SQLServer-Util/tree/master/Simple%20Monitor

DMV の情報を使用することで、リソースの可視化を行うというアプローチをしているため、1433 等で、情報を取得したい SQL Server に接続が取れれば必要な情報が取れるかと。
オンプレミスの SQL Server であれば、拡張イベントから情報を取得することも可能ですが、SQL Database だと設定されていない可能性もあり、できるだけ共通のクエリを使いたかったため、DMV ベースで作成しています。
取得したデータは、SQLite や、Azure Table / Power BI のプッシュデータとして、格納してもいいかなと考えたのですが、取得時間は数時間程度を想定しているので、現状は CSV として情報を出力しています。
# SI 系の案件だと、このほうが取り回しやすいかもしれませんので。
スクリプト実行時に $isAzure を True にすると、SQL DB 向け、$isPDW を True にすると、SQL Data Warehouse 向けの情報を取得することが可能です。
取得した情報は、git 内に置いている Power BI Desktop の pbix で可視化することが可能です。
SQL Server / Database は共通の pbix / SQL DW に関しては専用の pbix を使用してください。
SQL Database に関しては、時間が UTC での取得となっていますので、時間については適宜読み替えてください。
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デフォルトでは「C:\Simple Monitor\Results」内のファイルを元にレポートを作りますが、パスを変更したい場合は Power BI のパラメーターの変更から変更することが可能です。
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SQL Server 向けの情報を可視化したい場合、DTU の情報が使えませんので、「クエリを編集」から「09 DTU 使用状況の取得」を右クリックして、「読み込みを有効にする」を無効にしてもらえれば、DTU の取り込みをスキップできます。
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SQL Server の可視化手法としては珍しくありませんが、SQL Database のリソース使用状況の可視化の手法としては面白いかなと思い作ってみたものではありますが、利用可能なシーンがありましたら使ってみていただければと。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 18th, 2017 at 9:39 am

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